そば 但馬

1999/08/20 床瀬そば(神鍋高原裏)
1999/08/20 平家そば(香住町)
1999/08/20 高中そば(養父町)

1999/08/20 床瀬そば(神鍋高原裏)

 ここはたどり着くまでは一苦労。日高の町中からアップ神鍋スキー場を目指し、神鍋高原の歓迎のゲートをくぐり、スキー場の駐車場を横目に見ながらさらに山道を上る。峠を越えて、今度は急な下り。最初に見える部落が床瀬。で、神鍋から来たら左手に見えるのが「床瀬そば」。昔の百姓家そのままに、低い引き戸をくぐって店の中へ。
 出石蕎麦は信州蕎麦の影響を受けてるけど、ここのは但馬の田舎蕎麦。手打ち蕎麦が竹の器に乗って出てくる。コシがあるし香りもあるし甘みもあるし、うまうま。そばがきもうまい。「松葉」とかアマゴとかのついたコースもうまい。でもおれはここの蕎麦が好きなもんで、大盛り蕎麦をおかわりしてしまう。
 おれは蕎麦好きであって、蕎麦屋好きやないから、店の雰囲気にはあんまり興味あれへん。そやけど、香住町の一番山奥の部落で、昔の百姓家をそのまま店舗にしたような店で、谷川のせせらぎを聞きながら蕎麦を食ったら、血液が綺麗になっていく気ぃする。
 ここは元々、過疎対策で地元の人が始めた蕎麦屋やけど、大成功してる。ここの成功のおかげで、床瀬の部落の中には他にも蕎麦屋ができてきてる。
 出石みたいに観光バスが止まる場所やないのに、ここの蕎麦を食うためだけに大阪や京都からやってくる人が多い。日曜日はいっつもめちゃめちゃ込んでる。予約しといた方がええ。ただ、予約したからゆっても、時間通りには席は空いてくれへんし、それに文句ゆう人は行かんでええ。空きっ腹を抱えながら気長に待ちましょう。
評価:☆☆☆☆☆
場所:本文をご覧下さい。また、道路沿いに看板があります。住所は兵庫県香住町ですので、104で電話番号を聞いて下さい。なお、店は夕方でしまいです。
出典:「ワンダフル但馬・丹波・丹後」(神戸新聞総合出版センター)

1999/08/20 平家そば(香住町)

平家の落人伝説のある部落にある蕎麦屋。ここも、落人伝説があるだけあって、たいへんな場所にある。間違っても、冬場にノーマルタイヤでドライブがてらに、なんてことはせんように。
 で、蕎麦やけど、まじめに作ってます。都会やったら名店間違いなし。
評価:☆☆☆☆☆
場所:104で、香住町の「平家の里」「平家そば」を調べて教えてもらってください。
出典::「ワンダフル但馬・丹波・丹後」(神戸新聞総合出版センター)

1999/08/20 高中そば(養父町)

 「こうなか」と読む。養父町の山奥の高中部落にある蕎麦屋。円山川右岸道路を走っていると、「高中そば」の看板が出てるから、それを目印に山側に入っていく。道はどんどん細くなっていく。幅の広い外車やと無理な道。お店も、とても店とは思えん、納屋かいな、ちゅうような店(失礼!)
 で、地元のおばちゃんらが蕎麦を打ってくれます。洗練はされてへんけど、まじめな蕎麦。但馬の百姓が昔から自分とこで打って食ってた蕎麦ちゃうかな。
評価:☆☆☆☆
場所:養父町高中
出典::「ワンダフル但馬・丹波・丹後」(神戸新聞総合出版センター)


関西グルメガイド