シンガポールのローカルフード

今、シンガポール在住なもんで、帰国するまであと半年くらいはこのページが中心になります。いろいろ考えたあげく、このコーナーに限っては、店の紹介やなしに、シンガポールの料理紹介っていうスタイルにします。写真付きです。

中華系 (40) マレー系 (17) インド系 (8) タイ系(5) その他(9)


このページについて
 食べた店は、特に書いてない限り、地元民向けのフードコートの中の店です。シンガポールの各国料理レストラン紹介をしている本やホームページはいろいろありますが、フードコートで食べられるローカルフードをたくさん紹介しているものはあまりないので、このページが興味のある人の役に立てれば、と思います。


「シンガポール料理」ってあるの?
シンガポールは元々マレーシアの一部だったミニ国家です。また、中国系の人が多く、中華料理も多いです。マレーシア自体、中国系住民が1/3くらいいるし。歴史的・地理的に言って、シンガポールオリジナル料理、ていうもんはないんちゃうかなぁ。シンガポールの名物料理の「フィッシュヘッドカレー」もマレーシアと共通の料理だし。



フードコートとは?
 シンガポールにはフードコートとかコピティアムとかホッカーズと呼ばれる屋台村が至るところにあります。屋台村と言っても日本でかつて流行した屋台村とは違い、朝からやっている庶民の食堂です。非常に安いので、シンガポール人も家族でフードコートで食事をすることが多いです。
 中華系・マレー系・インド系の色々な料理の専門店が並び、テーブル・椅子はフードコート全体で共有です。関西人やと、阪神百貨店の地下食堂街(イカ焼きのあるとこらへん)をイメージして貰うと、ぴったりです。
 ほとんどが専門店で、一軒一軒のメニューは少ないことが多いです。店先に写真があってそれを見て注文できる店が多いので、言葉が通じなくてもあまり問題はないです。
 ただし、フードコートには鶏が丸のまま吊してあったり、鶏の爪の料理の写真があったりするので、お上品な人は見るだけで後込みしてます。でも、日本人ならうまそう、とさえ思う魚の頭も、白人からすればものすごくグロテスクに見えてるらしいです。日本人は海産物にかけては世界一の悪食民族やから、お上品ぶらんと、悪食民族の誇りにかけて、どんどん何でも食ったらええねん、て思てるんはぼくだけ?

フードコートの料理
 味は、日本人の感覚からすると激辛の料理が多い。もちろん、唐辛子は控えてほしい、ていうこともできるし、唐辛子は使わん料理もある。
 観光客の多いところやビジネス街のフードコートは手早く作れる料理とか、作り置きのもんを出す料理が多い。団地の中にある地元民向けのフードコートやと、ちょっと時間をかけて作る料理が増えてくる。海鮮料理も地元民向けの店やと、ガイドブックに載ってる店より格安で食べれる。

フードコートってどこにあるの?
 ショッピングセンターの案内板を見て、「○○food court」というのを探すといいです。どこにでもあります。「ホーカーズセンター」と紹介しているガイドブックもありますが、案内板には「food court」「kopitiam」と表示されていることが多いです。
 オーチャードロードの高島屋(ニーアンシティ)地下にもありますが、週末は激烈に込んでいるので座れません。向かいのラッキープラザ地下のフードコートは比較的空いています。
 おすすめは団地や住宅地の中の地元住民向けフードコートですが、観光でシンガポールに来た人なら、観光客慣れした繁華街のショッピングセンターにあるフードコートの方が無難だと思います。そもそも、地元住民向けのフードコートは観光客には見つけにくいし、英語が通じないおっさん・おばはんが店やってるとこもあって、観光客にはちょっと手強いかも。

行ってはいけないフードコート
 ニュートンサーカスていうフードコートには行ったらあかんでぇ。オーチャードロードに近いし、海鮮料理で有名(らしい)。ガイドブックにも載ってるもんで日本人観光客がよぉ行くとこ(らしい)。んで、日本語が通じる(らしい)。
 そやけど日本人観光客がぼられるんで有名。


関西グルメガイド