椰子の実(coconut)

 フードコートの果物屋さんに行くと、でかい椰子の実がそのまま、デン!と置いてあって、地元の人は注文してるけど、どないして食べるんか分からへんし、と思い悩みつつ、誘惑には勝てずにシンガポールに着いてすぐに椰子の実丸ごとにチャレンジ。
 フードコートでは椰子の実の頭を鉈でガンガン切り砕いて出してくる店が多いです。レストランでは左の写真みたいに綺麗に丸く切って出してくれる(かも)。
 椰子の実を割ると、中にたっぷりジュースが入っていて、まずそれをストローで飲みます。そしてスプーンでまわりの白い果肉を削ぎ取って食べます。
 ただ、フードコートでの椰子の実は正直言って、失敗続き。ココナツミルクのイメージがあるから甘いかと思ってたら、塩味。
 次によく行くようになったフードコートのよく行くようになった果物屋さんで、
 「まえ食べた椰子の実はちょっと塩気がしたんやけど」
て言ってみたら、
 「それはだめになったやつだ。うちのは大丈夫。」
て言うから頼んでみた。確かに塩辛いことはなかったけど、甘くもない。
 それ以来、椰子の実はしばらく敬遠しとった。
 で、インドネシアレストランに行ったとき、デザートに「young coconut」があったもんで、注文してみた。
 写真のは、椰子の実の皮を剥いてあって冷蔵庫で冷やしやすいようになってる。(フードコートのは、椰子の実そのまんまが多い。)
 ストローで、中の天然ジュー スを吸ってみたら、ほのかに甘い。これが本来の椰子の実ジュースの味なんやな。
 ジュースを飲んだ後、内部の果肉をスプーンでこそげて食べるんやけど、く にゅくにゅした食感で、これまたほのかに甘い。
 Young Coconutていうのがポイントなんやろか。フードコートでも、なるべく青いやつを売ってるとこを選んでみよかな。 
関西グルメガイド