フラワーデザインを..というかたに


このところ、「これからフラワーデザインの勉強をしたいのですが..」、「お花の仕事に就きたいと思っているのですが、どういった勉強をしていけばいいのでしょうか?」、「ブライダルや、ディスプレイの仕事をしたいのですが、資格は必要なんでしょうか?」といった質問を受けることが多いので、そのことに関して、ちょっと私の意見を....と。
あくまでも、私個人の意見ですし、個人的に質問してくださった方には、別にメールなのでお返事はさせていただきますが、とりあえず、思っていることを、書かせていただきます。


私は、フラワーデザインの勉強を始めようと思い立ったとき、とりあえず資格をとろう!と考えました。あまり深く考えたわけではないのですが、やっぱり、資格はないよりあったほうがいいだろうというくらいの気持ちで。フラワーデザインので最も一般的な資格はNFD(フラワーデザイナー協会)の認定資格。そのほかにも、国家検定や、個人的なスクールでの資格、オランダのダッチ.デプロマの資格などもありますが..。NFDは日本で一番古いフラワーデザイナーの団体です。以前は、NFDの資格を持っている人だけが、『フラワーデザイナー』ち名乗ることができました。(今はそんなことはありませんが)
フローリストになりたいわけではなく、単に、フラワーデザインの仕事がしたかったので、とりあえず資格を..ということだったのです。それのは、NFDの資格がいいだろうと。
幸いにして、3級、2級、1級と一度の試験でどれもパスすることができ、今年の8月には講師の資格もいただくことができました。その講師の講習会でいわれたこと。「皆さんは、この講習会を受講したことで、はじめて、フラワーデザイナーとしての1歩を踏み出す、これから、フラワーデザイナーとしてとして、やっていくんだ!という意思表示をしたことになります」と...。
3級の試験に合格すれば、一応「フラワーデザイナー」としての資格はいただけます。でも、「私は3級の資格をもっています!」といっても、世間(フラワーデザインの世界)では、たいした意味をなさないのです。実際問題、1級、講師の資格を持っていても、それを仕事にできている人は、半分もいないのではないかと。そのなかで「教える」という仕事をしていらっしゃる方が、一番多いでしょう。ですから、「ブライダルの仕事」「いけ込みなどのディスプレー」するということは、結構大変なことです。ブライダルの会場ディスプレーや、ブーケの制作などは、殆ど、ホテルのお花やさんがやっていますし、いけ込みはお花やさんと契約していることが多いです。ですから、そういった仕事をしたいのなら、資格をとることより、そういう仕事をしているホテルのお花やさんなどに就職することが、一番の近道なんじゃないかと。ただ、そういうお店には、たぶん、沢山の人が「就職したい!」と思っているハズ。お店側もビジネスですから、まったくの素人よりは、即戦力になる人のほうに働いてもらいたいでしょう。そういうときには、資格をもっている、お花やさんでの実務経験がある、というのは、有利にはなるでしょう。

いま、かなりのひとがお花の仕事をしたい!と考えているでしょう。フラワービジネスもどんどんいろいろな機会に恵まれて、活躍の場は広がっています。でも、やっぱり、需要と供給の関係で、働く場所より、働きたいという人のほうが多いと。その傾向は、ますます強くなっていくとおもわれます。NFDにしても、今は会員4万ぐらい。(もっとかも..)年間、5000〜1万人ぐらいのペースで増えていくんじゃないかと...。現に今年講師になった人だけで、1200人(講師総数5700人)もいるのですから...。
仮にこれから、NFDの資格を取ろうとすると、1級取得まで最低で3年。その間に必要なお金だって、かなりの額です。お花の勉強をするということは、他のお稽古とは違って、レッスン代のほかに、「花材費」というものがかかります。こと、試験のためのレッスンとなると、毎回、花材費だけで、4000〜5000円かかります。それを、何十回と繰り返すのですから。
そこまでして、資格を取って、それに見合うだけの仕事につけるか....。
それは、人それぞれの判断ですから、こちらではなんともいえません。

私の場合は、1級や講師の資格は、単なる「ハク」だと思っています。
こうして、目にみえない方から、ご注文をいただく仕事なので、やはり、オーダーする方もなにか、よりどころになるものがないと、不安でしょうから。ですから、一応資格があるということで、安心していただけるかなと。

私自身、こうして、ささやかながら、ブライダルやフラワーギフトなどの仕事をさせていただいていますが、とても、胸をはって「お花の仕事!」と言い切れるほどの収入はありません。これから、ちょっとづつ、道を広げていけてら..と、手探りの状態です。でも、それでも、すきなお花の仕事ができて、オーダーしてくださったかたに喜んでいただくことが嬉しいですし、励みにもなっています。

今回、これを書いたのは、今勉強中、また、こらから、フラワーデザインの勉強をして、お花の仕事がしたい!という方に「やめたほうがいいよ!」というつもりはないのです。だた、「ちょっと奇麗そうな仕事だから」とか、「ちょっと面白そうだから..」といった程度の気持ちで始めると、続かないかもしれませんよということは言いたいです。なんの仕事でも、それは同じでしょうが。
メールなどで質問をいただいて、そのお返事に「これはちょっとキツイな〜〜」と自分でも思うようなことをお返事してしまうことも。「こいつ、なんだ!」と気を悪くされたかしら..と送信したあと心配したこともありましたが、「正直な意見が聞けてよかったです」というようなお返事をいただいて、やりはじめてみて、「こんなはずじゃなかった」と思うよりはよかったかなと思うことも...。
だからといって、NFDをはじめとするの資格をとるな!といっている訳では全くありません。私は資格を持っていて、よかったと思っていますから。ただ、人それぞれ、「こういう仕事をしたい!」というのに違いがあるでしょうから、自分のやりたいことに「資格」が果たして、必要なものなのだろうか?というのをじっくり検討していただきたいと。
ちょっと偉そうなことを書いてしまいましたが、すこしでも、参考にしていただければ...と思います。 これに関する意見、ご質問、なんでも結構です、お気軽にメールいただけたらと思います。

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