革命のエチュード

MIDIは作品イメージです。私の演奏ではありません。私の演奏はこちら

ショパンの「革命のエチュード」を弾きたくて、ずっと前からやりたかったピアノをやっと始めたかなえさん。

  それまでは自称ギタリストだったのだが....(笑) 98年1月から秘かに特訓!?は始まったのである。
ショパンの「革命のエチュード」

ショパン[ポーランド]〜1810年ワルシャワに生まれたショパンは純粋な独創家で「ピアノ詩人」と

言われる程すぐれたピアノ曲を残した。「エチュード」は練習曲の意で彼はピアノのための練習曲を

27曲残した。これは彼自身のピアノの真の精神と美しさを十分に表現した、ピアノの表現力のための

試験曲ともみられる。作品10-12は、最後のエチュードで「革命」と呼ばれる。1831年ロシア軍が

ポーランドのワルシャワを占領した時の彼の憤激を力強い旋律で表現した傑作で、とくに左手の速い

走句と右手の熱血的な旋律の対照は実に燦然たる効果を持っている。             
GO HOME        伝言板
(99.03.14)いよいよ当日...                               

   

会場となった「さんぶの森 文化ホール」と「スタンウェイ社製フルコンサートグランドピアノ」

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案の定、凄いことになってしまった..(^ ^;  環境が変わるとああなってしまうのか、って感じ。   

たった独りでステージに立つと、なんとも言い表せない圧迫感やら緊迫感が、ずっしりとのしかかる。  

もう緊張というレベルを超えていた...頭の中が真っ白になってた。    ちょっとつまづく程度だろう...

なぁんて思ってたけど、覚悟を決めて弾き始めたら...あれっ?...「指を動かしてる」という感覚がまったく

無い!! そしてなにより、自分で弾いてる音が全然聴こえなかった... 集中力もなくて、一刻も早く逃げ

出したいくらい余裕なかった。 ステージで自分が何をやったかさえ覚えて無いくらい... ぐちゃぐちゃに

崩れて何箇所か弾き直したのをかすかに覚えてる.....(^ ^;    世界一と言われるスタンウェイ社製の

フルコンサートグランドピアノを、もうちょっと楽しみたかったけどそんな余裕はもちろん無かった(笑)

去年オープンしたホールで建物が新しいこともあって、このピアノはピカピカのほとんど新品だった。 

かすかな記憶では鍵盤はつや消しで、黒鍵はローズウッドのような木目だったと思う...タッチがとても心地

よかった....気がする。 やはり、リハーサル無しって言うのもキツかった...ちびっこみんなうまいし(笑)

しかしまぁいい経験ができたと思う。こんな非日常的なことは滅多に体験できないし、こんなに自分を追い

込んだのも初めて。  自己満足と自己陶酔の趣味で始めたけど今回の発表会で、ちょっとだけ自分の中で

世界観が変わったと言うか考え方が変わった。いつでもどこでも思い通りに弾けるようになりたいって思う

ようになってしまった(全然懲りてない...)今までの自分の人生のわずか30分の1(29歳から1年間)

の特訓でここまでやってこれたのが不思議なくらい。もちろんたった独りでステージに立つなんて初めて。

この曲「革命のエチュード」は、何が難しいのかと言うと、超絶技巧と呼ばれる速弾きテクニックと表現力

などのありとあらゆるテクニックが必要な練習曲なので、ある程度ピアノを弾ける人がさらなるテクニック

の向上を求めて挑戦する曲らしい。特にこの曲は左手が終始16分のアルペジオ、最大で約3オクターブを

往復する。 自分のひじから先の筋肉の形が確実に変わった。...で、私がいかに無謀な挑戦をしていたかを

御理解いただきたい(笑) 絶対にどこかで「革命」はきちんと弾いてけじめをつけてやるぅ〜っ!!  

  これからもまだまだ「無謀なチャレンジ」は続くだろう...

さぁて...うまく録音できたテープをダビングしてバラまかなきゃ(笑)
(99.03.07)あと1週間...                                

練習の方はここ2週間「革命」だけに集中してる。

少しずつ精神的に余裕を取り戻してきた気がするが、ピアノは1台1台タッチや音色や響きが違うので、初めて

さわるピアノっていうのもちょっとつらいなぁ...それに対応する前に演奏が終わってしまいそう(笑)    

筋肉疲労はやや回復。少しでも痛くなったら弾かないようにしている。やっぱりオクターブで動く速いフレーズ

が一番難しいなぁ...だって右手と左手って指の向きが逆(?)になってるから指使いが違ってくるんだもの(笑)

この1週間は「ゆっくり正確に」練習して頭の中を整理しようと思ってる。                


(99.03.03)もうあと2週間ない...(^ ^;                           

なかなか思うようにはいかないなぁ...日常生活まで緊張ぎみな毎日。そんな中やっとまともにレコーディング

できた。思い通りに弾けた訳ではないけど、今もっている技術では限界かもしれないものが録音できた。  

少しだけ気分的に余裕が出来たように感じるが、なんだか毎日が苦しい...自分の趣味に凄く追い詰められてる

完璧な仕上がりなら自信を持って望むんだけど、筋肉疲労も限界に近いし...うぅ〜っ。          


(99.02.20)ん〜あと1ヶ月をきってしまって、いよいよ焦り始めてる(笑)             

随分と弾けるようになったんだけど、どうしても途切れてしまう...  弾けなくて当たり前の曲なんだけど、

ここまで弾けるとなんとか完璧に仕上げたいなぁ...左腕いたし...(苦笑)                
(99.02.05)こう毎日寒いとちょっとつらい。手がかじかんでしまって指を動かす感覚がちょっと変。  

ハノンがそろそろコードアルペジオ(音階)に入る。スケールを身体で覚えられるからちょっと嬉しい。  

「革命」、いかにして右手の硬さをを無くすか(脱力のフォルテ)を中心に練習中。しかし練習時間がなかなか

とれず、イメージトレーニングに頼ることの方が多い。やっぱり夜中はヘッドフォンしてても思いっきり弾く

のはちょっと問題ありなので「こそっと」練習してる。 それにしてもこの1ヶ月で、随分つっかえる箇所が

減ったなぁと自分でも驚いてる。(先生の方が驚いてる) 毎日少しでもピアノに触れるようになったことで

こんなにも違うとは本当に驚き。                                  
(99.01.13)久々に誉められる? 今までは、「できないところは上手くごまかせ」と、教わってきた。 

なのに、「そこまで弾けるとごまかしたところが目立ち過ぎるからごまかさない」と言われた。ん〜とっても

難しいアドバイスだ。左手のテクニックが右手を追い越してしまったのも、つまづきの1つだなぁ。    

それにしても同じピアノなのに人によって出る音が違うのは不思議だ。自分でも始めた頃と比べて随分きれいな

音が出せるようになったと感じる時がある。ピアノって超アナログな楽器かもしれない。         
(99.01.03)年賀状がぽつぽつと届く。その中に先生からの年賀状があった....今明かされる衝撃的な事実

今年の発表会は、かなえさんの「革命」がメインになりそうですので頑張っておけいこしましょう!!

....!?....おおーっなんてこった!!こんな私に何ができると....先生そりゃいかんでしょ....

ん〜自分の解釈で表現したいことを100とすると、現在の「革命」の完成度は、70ってとこかな。たしか

今年の発表会は3月だったような気がする。果たしてあと3ヶ月で完成するのだろうか?華麗なるデビューは

実現するのかっ!危うし!!かなえさん!!!(笑)                         
(98.12.30)搬入完了!?

狭い部屋をいまだかつてない大掃除のあげく、やっとのおもいでスペース確保。え?何を搬入したのかって?

電子ピアノです。練習用に欲しかったんだけど、なかなか手が出せなくて...そしたら信じられない条件で購入

することができたんだ。ほんと、先生ありがとって感じ。 これで練習時間が自由になった。今までは、実家

までお出かけして、誰もいない時に(小さい家の居間に置いてあったため)練習するしかなかったんだけど、

これからはある程度遅い時間でも練習できる。ただし、木造のアパートなので激しいのは無理かなぁアパート

揺れるし。(笑) 夜中に、鍵盤を叩くポコポコポコポコ無気味な音をたてているのは私です。(爆)   

機種は、YAMAHA DUP-1Bで、本物と区別できないくらい凄くいいです。               
(98.12.27)この「革命のエチュード」を弾きたくてピアノピースを買ってきて驚いた難易度「F」。

最高ランクだったから...こりゃ2〜3年かかりそうだって思った。ん〜我ながら実に無謀な計画...こういった

力強い曲はピアノ曲の中でも「体育会系」なんだって。今まで使ったことの無い筋肉を鍛えなければ、左手の

速いフレーズは弾けないらしい.. .特訓を始めてからほぼ1年が過ぎて、曲は覚えたんだけど、ちょっと練習

できないといっきに左手がおとろえて動かない、とても痛む...  まさに「体育会系」な曲だと、身を持って

感じている今日この頃なのである。                                


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