1998年9月(東北地方めぐり)

 

 忘れもしない1998年9月の中旬、 せっかくの4連休の前半2日は「英文献の要約レポート」の作成に費やされてしまったのです。
これからの物語は、4連休の後半2日をウップン晴らしに東北地方をドライブする一人の男性の ありようです。(笑)

 

◆出発<1日目>

 神奈川県秦野市を午前12時ころ出発。ちょうど4連休のまんまんなかだね。

 どこまで行くかは決めていなかったけれど、とりあえず「喜多方ラーメン」を食べて、 「蔵王の御釜(マール)」を見物しよう、と心の中に押さえておいたのです。

 都内を迂回しようとR16を通るけど、ちょっと失敗。真夜中でも交通量が多いし、 そのうえ埼玉県の大宮市付近では道を間違えてしまうハプニング。
途中、茨城県の道の駅「さかい」で休憩。その後は「みちのく路」R4を北上。

 

◆道の駅「喜多の郷」と喜多方ラーメン

 せひ〜ろ号は午前9時半頃、福島県喜多方市に到着。まずラーメン屋の情報収集のため、 郊外にある道の駅「喜多の郷」へ。
この道の駅の施設に温泉がありますが特に入らずじまいでした。

 「喜多の郷」では 「老麺会まっぷ」なる地図をGET! ふむふむ、喜多方ラーメンの組合みたいな感じの集まりみたい。
マップに書いているお店の紹介はどれも当り障りにないもの。 間違っても「ここが一押し!」ってな文言はありませんでした。

 でもそこはかっきいの頭のいい所で(笑)、「スープがなくなると閉店」と書いてあった 「上海」という店に行くことにしました。「スープがなくなるほど繁盛するに違いない」と 思ったわけです。
「上海」は喜多方の街中、裏路地にある小さな店。・・・ちょっとだけ不安になりました・・・。

 「上海」では「チャーシュー麺」をいただきました。今日初めての食事だから朝食だ。(笑) 見かけは古風、スープの味はあっさりしていて、何だか“懐かしの味”という感じでした。
最初は不安でしたが、何の何の、この店を選んで良かったです。

追記:この「上海」、GW中に再度行ったところ、店の前の狭い路地に長い行列ができていました。
結局この店に行くことは断念。うーむ、残念だったぁ・・・。

 

◆蔵王「御釜」へ

 喜多方市からR121を北上するルートはわりと新しい道、全長4km近くある 大峠トンネルなどを通過します。

 山形県上山市からエコーラインへ。上りのワインディングが続く道でした。
宮城県との境近くでハイラインへ。こちらは有料で¥520、地図で見るとほんの ちょっぴりの長さの道なのに、「高い!」(苦笑)

 「御釜」へはハイラインの終点にある駐車場から、 刈田岳の方に少しばかり歩きました。
ほどなく、丸くぽっかりと「御釜」の湖水が顔を のぞかせていたのです。
蔵王山には雲がかかり、御釜の背後にも雲がかかっていましたが、ちょうど御釜から手前で 雲が切れていて、何だか不思議な風景でした。

 また高山植物も咲いていました。 大きな画像写真で楽しんでもらいましょう!
#重くしてしまったかも・・・。

 

 この日は結局「鳴子峡温泉」まで行き、そこで宿泊したのです。

 

◆鳴子峡にて<2日目>

 鳴子峡での朝はちょっと肌寒かった。

 私はせひ〜ろ号を鳴子峡近くの駐車場に止め、鳴子峡の遊歩道を散策しました。 澄みわたる空、きれいな渓流の水、ほんのわずか秋の色がついた樹木。 鳴子峡の自然の造形の一つ一つが、朝の光を浴びて輝いているように感じられました。
また白い鉄橋のある造形の景色もよかったのです。

 「何だか今の自分みたいだ・・・。」わずかに秋色に染まり、ちょっとずつ木の葉が 舞い散る樹木を見て、自分の人生の今と重ね合わせたりしていました。

 鳴子峡の散歩は、の見えるところでひき返しました。 何て名前の滝だったかな?

 

◆鵜の岬へ

 車はふもとに下り、宮城県岩沼町から「陸前浜街道」R6へ。ここから延々と南下しました。 福島県内、ことにいわき市内の長いこと長いこと・・・。

 茨城県十王町で「鵜の岬」へ進みます。この海岸は 断崖絶壁が素晴らしく、上から絶壁を眺めたり、付近の海を眺望しに何度かやってきました。
でも国民宿舎の新築に伴って、この海岸もずいぶんと手が加えられました。崖の上には柵が 設けられたりして、絶壁を上から眺めたい人にはちょっと残念ですね・・・。

 

 鵜の岬のあとは、またR6をひた走行。夕方になってさすがに一般道も飽きてきたので、 千代田石岡ICから常磐道へ。その後は首都高速などを経由して神奈川県秦野市まで帰還しました。

 


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