1998年7月(中国・四国めぐり)

 

 これは1998年7月に、 友人1名と2泊3日で中国・四国地方をドライブした記録です。

 

◆出発<1日目>

 神奈川県秦野市を午前7時ころ出発。すぐさま東名高速に乗りました。

 名神高速の大津SAで休憩兼昼食。このSAは昼間は下り線側が混むのですが、 上り線側は空いています。私たちはバス乗車用の連絡橋をつたって下り線から上り線に移動し、 そこで昼食をとりました。
上り線側は下り線側よりも琵琶湖に近く、 ながめもそれなりによかったのです。

 これって、旅先のお役立ち情報かも。(笑)

 

◆姫路城へ

 せひ〜ろ号は吹田JCTから中国道を経由し、山陽道へ進みます。このあたりはまだ新しい ルートなので、カーナビに道路は載っておらず、カーナビの現在位置を示すカーソルは道なき荒野を 駆け抜けます。(笑)

 そうして姫路市内へ。姫路市は思っていたよりも工業都市って感じで、イメージに描いていた 観光都市とは違っていました。

 姫路城へ降り立った頃は青空の下、太陽がさんさんと 照りつけていました。国宝の天守閣は白い壁がキレイなお城の構えだったなあ〜。

 実はこの日はとても暑く、友人も私も暑さは苦手でした。それでも城内を見学していたときは建物の 風通しがよかったせいか、あまり暑さを感じずにすみました。暑さから身を守る建物の作りは、古人の知恵 というものでしょうか。

 

◆岡山市内へ

  そうして岡山市内へたどり着いた頃はもう夕刻。1日目で見たものは、琵琶湖と 姫路城だけ・・・。
お宿を探し街へ繰り出して、夕食をとる2人。「なんか俺たち、どこか間違えてない?」
晩酌のビールを酌み交わしながら、反省する2人組みでした。

 

◆岡山城と後楽園<2日目>

 2日目の最初は岡山市内を散策。岡山城って、 黒っぽい色の壁塗りなんですね。ちょっと渋い感じです。

 後楽園は有名な日本3庭園のひとつ。ここへ来るのは2度目のだけど、友人は初めて。 広い庭園にたくさんの植樹。池にはびっしりとハスの葉。なんかこう「風流で優雅な気分」に 2人は浸っていたようです。(笑)

 

◆瀬戸大橋へ

 せひ〜ろ号は児島から瀬戸大橋へ渡ります。 瀬戸内海を渡る時、車窓から見える島々が海の上を「ポカーン」という感じで薄もやの中を 浮いて見えるのが、結構いい感じでした。

 与島PAで休憩、PA内の展望台で瀬戸大橋に向って パチリと一枚。

 そういえば瀬戸大橋は開通してからちょうど10年に なるんですね。開通した年に電車で通った時は、鉄橋とかの支柱の一本一本がやけに太く感じ られました。そのときは「えれー大層なものができたなぁ」と感心していましたが、今から考えると ひと昔前のお話しなんだなあ、と考えていました。

 

◆金毘羅山へ

 車は香川県琴平町へ。ここにはかの金毘羅山があります。

 ここの階段を登ろうとする2人組。とりあえず階段700段余りの 「本社(ほんやしろ)」まで。ここまでのぼりつめて、 「結構良い汗かいたなあ〜」と思っていると、友人は「まだいけるよ!(笑)」という さらなる誘い。

 というわけで、2人はついに1300段余りかかって一番奥手の 「奥社」まで行ってしまいました。
そこには小さなほこらがありました。また天狗と河童の石彫りもありました。 ここの守り神なのかな?

 こうして1300段余りの階段を往復した2人は汗ダラダラ状態。 一昨年(1997年)、安土城の天主までのぼりつめて、やはり汗ダラになったことの 再現となりました。(苦笑)

 

◆松山市内、道後温泉へ

 一行は松山道を経由して、愛媛県は松山市内へ。

夏目漱石の小説「坊ちゃん」で有名な道後温泉へ。温泉の中はスゴイ人出で、 あまりありがたみが感じられませんでしたけどね・・・。

そのあと夕食。居酒屋のような料理店のような店で食べていました。そこでは「えびしんじょ」 という揚げ物が美味しかった。
1ヶ¥500もするのに、一人で3ヶも食べてしまいました。ちょっと食べ過ぎたかな?(笑)

 

◆大歩危・小歩危、剣山へ<3日目>

 最終日の3日目。せひ〜ろ号は愛媛道を反転して徳島県内へ。

 一行はR32のルート沿線にある奇勝「大歩危・小歩危(おおぼけ・こぼけ)」を見て回りました。 この区間はドライバーは道の脇の下に広がる渓谷を見ることができなくて、ちょっと損なんですよ。 この大歩危・小歩危の区間は絶対同乗者であるべきなのでした。(笑)

 そしてお次は「かずら橋」。このかずら橋は 人道橋として、西祖谷山村(にししややまむら)のものがわりかし有名です。
実はさらに奥の東祖谷山村(ひがしいややまむら)にも、2つ並んだかずら橋が かかっている場所があるのです。ちょっとした穴場というわけ。
こちらのかずら橋で橋を渡りながら写真撮影をしようとしましたが、 思っていた以上に怖くて結局断念しました。(怖)

 かずら橋はその昔、平家の落ち武者が追っ手に追われた時、この橋をちょん切って 逃げるための知恵の橋だとか。できることなら、両方渡っておきたいものですね。

 その後は徳島市内へ向けてしばらく剣山の山中をドライブしていました。
そう・・・しばらくの間です。

 

◆明石大橋のたもとまで

 せひ〜ろ号はふもとまで下りて、徳島道の美馬ICから再び高速道路へ。 確かこのあたりだったか・・・、腹具合がおかしくなったのは・・・。 昨日たくさん食べた「えびしんじょ」が当ったのかな?(汗)

 徳島市内へたどり着いたのは午後5時頃。「今日中に秦野に帰るはずなのに、 まだ四国にいるね」
車内で冗談ともつかない会話が交わされていました。

 そうして淡路島に渡り、明石大橋近くのHWO(ハイウエィ・オアシス)に たどり着いたのは午後6時少し前。かっきいはこのあたりで腹痛と山道ドライブの 疲れでグロッキー状態・・・。

 それでも明石大橋の写真を撮りつづけた 自分をちょっとだけほめたい気分です。(笑)
でも友人には散々心配をかけてしまったね。

 

◆やっと帰着<4日目>(苦笑)

 うわさにも聞いていましたが、明石大橋を車で渡ってもあまり面白くないですね。 どちらかといえば、遠くから眺めるほうが良いみたいです。

 対岸の明石JCTは大渋滞。ちょうど「海の日」連休の真っ最中だったからね。 帰りは阪神高速を使おうと思っていたけどこの時点で断念。行きと同じ山陽道を利用して 帰ってきました。

 そうして秦野に着いたのは午前2時過ぎ。最終日はハチャメチャなドライブと なってしまいました。

 


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