1999年12月(愛知県「道の駅めぐり」)

 

 

 1999年最後の道の駅めぐりとして、12月上旬に愛知県を中心にドライブしました。今回の走行距離は、それほどでもなかったのですが、運の強さにも助けられて、なかなか面白いドライブとなりました。

 

◆出発

 出発は夜中の12時頃。当初の計画では、ひと眠り後で出発しようと思っていたのですが、なかなか寝付けず、ついに不眠のままの見切り出発になりました。道中眠くなったら仮眠しようと思い、タオルケットも用意しました。
 道中は浜名湖の手前まで国道1号線の一般道を使いました。途中の有料バイパスが夜間無料になったのが、とても嬉しいですね。

 愛知県の道の駅「鳳来三河三石」で一休み。とても寒かったけど、何とか眠気を取り去ることができました。

 

茶臼山での日の出

  道の駅の開店までにはまだ時間があったので、付近をドライブすることにしました。有料道路は、夜明け前なら通行料を取らないだろうと思い茶臼山有料道路へ入りこみます。
 山頂まで行ってみたところ、そこはスキー場になっていました。そこでは降雪機が大きな音をたてて稼動して、人工雪を降らせていました。ちょっと外を出てみたところ、モーレツに寒かった。それもそのはず、気温を表示する電光掲示板は、何と−6℃を指していたのです。

  少し山を下って中腹の駐車場へ。日の出の少し前ということで、日の出を拝もうとするクルマ数台、それに三脚のついたカメラが据えられていました。私もその中に加わって、日の出を待つことにしました。
 あたりの景色は少しずつ明るくなっていき、その様はとてもキレイでした。しかし外気はとても冷たく、私は外に据えたカメラの前と、クルマの中を往復して、何とかしのいでいました。

 そして日の出。太陽が強い光を放ちながら、少しずつゆっくりと昇る様がとても力強く感じられました。考えてみれば、こうして日の出をずっと待っていたことって、今まであんまりなかったですね。

 その後朝食をとるために、岐阜県の恵那市までひと走り。そしてマクドナルドを見つけて朝食。ここで再び眠くなってしまったので、駐車場でまた一眠りしてしまいました。

 

◆道の駅「上矢作ラ・フォーレ福寿の里」

 今回は愛知県の道の駅めぐりでしたが、ここだけは岐阜県の道の駅。山間の国道257号の途上にこの道の駅はあります。
 とんがり屋根の建物は童話を連想させるような作りですが、児童向けの施設はこれといってないようです。

 この道の駅では、ジェラード・アイスをいただきました。この時は12月だったので、アイスを食べるには季節はずれだったかもしれませんが。
 私はお店の人に少しイタズラっぽく「どれが美味しいですか?」と訊ねると、「どれも美味しいです」とのお返事。私は適当に注文して、2色のジェラード・アイスをいただきました。お味のほうは、まあまあだったかな?

 

◆道の駅「つぐ高原グリーンパーク」

 古めかしいロッジ風の建物。自然を活かしたアウトドアライフを楽しめる場所、それがこの道の駅の特徴です。

 建物に入って特産品を眺めていたところ、レジのおじさんがに声をかけてくれました。「豚汁がタダだから食べて行かないか!?」何というラッキーでしょうか。でもタダより高いものはない、と思ったので¥250のごへいモチを買い求めて、豚汁と一緒に食べることにしました。
 隣のテーブルでは、老夫婦が豚汁を食べながら次のドライブの計画を相談していました。茶臼山の話題をしていたので「私も朝方、行って来ましたよ」と割りこむと、老夫婦は私の話に興味を持ったようで、時ならぬドライブ談義に花を咲かせました。

 そういうわけで、この道の駅で思わぬところでくつろいでしまったのです。ごへいモチに豚汁は美味しかったこともあり、私はすっかりゴキゲンの面持ちで道の駅を後にしました。

 

◆道の駅「どんぐりの里いなぶ」

 この道の駅を後半に回る計画を立てたのは、それなりの深謀遠慮がありました。ここでの名物は「どんぐりの湯」という温泉です。道の駅をひと通り巡ったあとで、この道の駅で温泉に浸かってくつろごう、というのがねらいでした。深慮遠謀というのは、ちょっと大げさでしたか。(笑)

 まずは道の駅の施設をひとめぐり。敷地内には怪しげなモニュメントの数々。どんぐり人形の行先案内石版の地図石造りの木立などが、道の駅のあちこちに点在していました。
 また特産物を売るお土産屋さんも充実していて、帰りがけに飲食物などを買い漁ってしまいました。

 さて、お目当ては「どんぐりの湯」です。入場料は¥600。関東の温泉に比べると随分割安感がありました。内部は内湯3に露天1。露天は建物の一角の屋根が高くなって空が見えるつくりになっており、正直言って「これが露天風呂?」と少しばかり首をひねってしまうつくりでした。しかし全体的に広々としてよくまとまっており、入場料以上に楽しめたなあ、と肯定的に評価できると思います。
 また別の一角には、ぷーろのような温泉プールもあり、別料金で楽しめるようです。

 ところでこの道の駅の名前「どんぐりの里」は、どういった謂れなのでしょう?聞く所では、ここの地から発掘された遺跡から、古代人がどんぐりを貯蔵していた形跡があったことから「どんぐりの里」と名付けたそうです。

 

道の駅「アグリステーションなぐら」

 帰りがけ国道257号を南下していると、この道の駅が目に止まりました。今日の計画では回る計画は無く、また最新の道路時刻表にも掲載されていない道の駅でした。どうやら最近開業したそうで、愛知県では6番目に開業した道の駅ということでした。思わぬところで新しい道の駅を発見できて、とてもラッキーでした。

 建物の中では農作物などの特産品が、たくさん売られていました。道の駅の名前「アグリステーション=agriculturual station(農業の駅)」というわけですね、なるほど納得。
 とはいえ、特産品以外に施設など、特徴がある道の駅というわけではなかったようです。ここで缶ジュースを1本買い求めて、しばしくつろいだ後、この道の駅を後にしました。

 


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