1998年5月(北海道「道の駅めぐり」3)

 

 北海道での2泊3日の道の駅めぐりもいよいよ最終日になりました。

昨日投宿した釧路の地って、とても寒い場所でした。前日から体調が思わしくなかった こともあり、この日は完全に風邪をひいてしまいました。
何よりのどが痛く、全身にだるさを感じる症状ですっかり参ってしまいました。それでもドライブは続行したのです。

 

◆道の駅「阿寒丹頂の里」(R240:阿寒郡阿寒町)

 煉瓦造りらしい平べったい建物。中はいかにも北海道らしい木彫りの熊などの民芸品が ずらり。この付近は丹頂鶴と温泉が売り物らしいです。でも丹頂鶴は冬の鳥なんですよね。
当然の事ながら丹頂鶴は見られずじまい。

 前日訪れた「オホーツク紋別」といい、冬にリターンマッチをしたい場所がまた一つ 増えたなあ〜、という思いがよぎりました。

 

◆道の駅「しらぬか恋問」(R38:白糠郡白糠町)

 「恋問」って、何だかロマンチックなネーミングだと思いませんか!?無粋なかっきいには 無縁な場所かも・・・。道の駅はプレハブのような簡単なつくりの建物です。

 この地は太平洋の荒波に面していて「恋問海岸」と書かれた木の幹の前で、荒れる海岸を バックに写真撮影をする観光客が多かったのでした。
私も人が途切れたところでパチリと一枚。なかなか絵になるのですよ、これが。(笑)

 

◆道の駅「忠類」(R236:広尾郡忠類村)

 何だかワニかトカゲでも出てきそうな地名ですが・・・。

この道の駅は近所にある「ナウマン象記念館」や「アルコ236」なる温泉がウリのようでした。 私は先を急いでいたので、そのどちらも行かなかったんですけどね。

それでも(たぶん)熱帯地方の動物であるゾウさんが、かつてこの北海道の地に生息していた ことを知り、いたく感動したのでした。

 

◆道の駅「なかさつない」(R236:河西郡中札内村)

このあたりは十勝平野の広大な平原の中を突き進んできたわけです。その広い土地を活かし た農業の振興を目的とする道の駅が、ここ「なかさつない」でありました。

内部はご多分に漏れず、地元農業の特産物や、農業に関する展示がされていました。ただ私 の感性が風邪のために鈍ってきたせいか、「これはっ!」というモノは取り立てて見つかりませ んでした。
長旅の疲れで、だんだん惰性になってきているのかな?(苦笑)

 

◆道の駅「おとふけ」(R241:河東郡音更町)

 帯広市内から少し北のはずれ、ちょっとベッドタウンのような場所に、この道の駅はありました。

建物の入り口には踏切の警報機のついた標識。北海道の道の駅には、こうした鉄道関係の オブジェを飾っている場所が多いのが特徴的に思えました。
やっぱりJRの廃止線を多く出した土地柄と関係があるかもしれませんね。

 道の駅の建物は、とんがり屋根がガラス張りで、ビニルハウスみたい。地元の特産品が、 お土産として数多く売られていました。

 

◆道の駅「ピア21しほろ」(R241:河東郡士幌町)

 建物は子供の国のお城をかたどったようなユニークなつくりでした。でも、内部はお土産屋に レストランとあって、全体的に手狭で平凡な印象。
何かこう、雄大な北海道を連想させるようなものが欲しいなあ・・・、と思ったのでした。

 

◆道の駅「足寄湖」(R241:足寄郡足寄町)

 道東の足寄町は北海道全ての市町村の中で一番面積が広く、1408.32km2という面積は 香川県の4分の3に相当するそうな。

 私が行った道の駅は、そのほんの入り口で、足寄湖という人造湖でした。
現地は道の駅と隣接して、別のレストランがあり、私は間違えてレストランの駐車場に止めてしまいました。

 建物の内部は、特産品が並べられていましたが、何と言ったらよいか、他の道の駅には ない魅力的な品物が並んでいるように思えました。
そういうわけで私もつられて買い物をしました。チーズブッセを半ダース。 ん?以前どっかで同じものを買わなかったっけ?

 

◆然別湖へ・・・子ぎつねを発見!

 足寄湖からR241をリターン。R273を経由して道道726号へ。この道は結構な山道であり ました。この付近はGW真っ最中にもかかわらず、通る車もまばらだったのです。

 途中で対向車が止まって、中から写真撮影しているのを見て「おやっ!?」
何と小ぎつねが、道をふさいでいたのです・・・。

 私も同じようにカメラを持って車外へ。その子ぎつねは、人を恐れる風でなく愛嬌たっぷりに 私の方に歩み寄ってきました。
でも私がカメラを向けると、とたんに背を向けてしまいました。照れ屋の小ぎつねだったかなぁ?

というわけで、小ぎつねはカメラに背を向けてしまい、あまりよいショットは取れずじまい。
ちょっと残念・・・。

 

 そうして然別(しかりべつ)湖畔にたどりつきました。この日はとても暖かい日でしたが、この付近だけは ちょっとひんやりとしていました。ここも北海道の大自然が残された良い場所だなあと、いたく 感心したのです。
また然別湖畔にはホテルや土産物屋などがあり、ちょっとした賑わいを見せ ていたのでした。

 

◆道の駅「南ふらの」(R38:空知郡南富良野町)

R38に戻り狩勝峠を越えて、ようやく到着。すでに午後4時くらいになっていたかな?

 この道の駅はメインの「物産センター」という大きな建物の他に、露店などがいくつかありました。

この道の駅は大賑わいで、スタンプラリー用のスタンプ台も、順番待ちで暫く待たされるハメ になりました。

 メインの建物は1Fが特産品の店、2Fが資料展示コーナーでした。何やら木工品の展示が 多かったのです。ちょっとお土産にするには、かさばるものが多かったですね〜。

 

◆道の駅「スタープラザ芦別」(R38:芦別市)

R38を走っていると、遠くにそびえ立つ観音像に「おおっ!」と声をあげてしまいました。
実は道の駅から川をはさんだ向かい側にある「北の京(きたのみやこ)芦別」の建造物だった のです。

 この町は「星のふる里」というコピーで観光に力を入れている町で、道の駅もその観光案内 所という位置づけのようです。
お土産屋もあって、それなりに良かったのですが、結局何も買いませんでした・・・。

 

 というわけで「スタープラザ芦別」を最後に2日前の出発地に到着。2泊3日で1600km余の ドライブとなりました。というわけで、無事20ヶ所の道の駅を回ることができました。

 他日、もう一つの道の駅に行きました。これも合わせて紹介しましょう!

 

◆道の駅「サンフラワー北竜」(R275:雨竜郡北竜町)

 N○Kの朝ドラ「ひまわり」のオープニング画面(地平線まで一面ひまわりの絵)で一躍有名 となった場所です。

 駐車場の門構えでは、2頭の龍がゴアイサツ。
駐車場は広く、付近の庭は噴水などがある庭園。そして建物も立派なもので、内部は温泉に 宿泊施設があります。

 内部には、くだんの「ひまわり」のロケ地としての紹介もありました。その中には地平線まで ひまわりの絵は、画像を合成したものだ、などという種明かしが紹介されていたのです。

 


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