2000年8月(北海道「ドライブラリー」)

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 2000年8月は例年通り、北海道にPDQM(PD Quizzy Map)のコースが設定されました(*)。今回は実家を起点としてのPDQM参加となりました。これで3年連続での北海道コースでのPDQM参加です。
 函館〜森120km「港街・函館から目指す駒ヶ岳の絶景ロード」と名付けられた今回のドライブラリーコースは、前半は函館の街中コース、後半は北海道らしいスカッとした道を楽しめるものでした。

(*):PD誌’00年9月号(芸文社刊)PDQMの記事に依ります。

 

◆スタート地点まで

 今回は北海道在住の兄貴の車を借りての出場。関東からは遠い北海道でも、やはり持つべきは頼れる身内。おかげで今回もPDQMに出場できました。
 とはいえ、道央地方から函館まではそれなりに距離がある上に高速道路が未開通で、結構な所要時間をかけた夜通しのドライブの末、函館には朝がた到着しました。

 途中、仮眠でもしようとゴール地点となる道の駅「You・遊・もり」に立ち寄ると、すでに車中泊している先客が多数。夜中なのに身の置き場もないほど駐車場が混雑していました。ツーリングで北海道に来ている人が大多数だったようです。私は仕方なく、隣町の砂原町の道の駅で仮眠を取りました。
 朝起きて、ふとあたりを眺めると、朝日が昇る方角に駒ヶ岳がキレイに顔を覗かせていました。今日はきっと良い天気になる!そんな予感がしました。

 朝6時頃函館市内中心部に到着。まずは函館朝市で腹ごしらえ。
 早朝から活気あふれる市場の中をウロチョロしていたところ、店先のおばちゃんから「朝ごはん食べて行かない!?」と声をかけられました。
 私はおばちゃんの迫力に圧倒されて、結局そのお店で朝ごはんを食べました。ごはんのおかずは新鮮なイカの刺身。とれたてのイカのシャキシャキッとした新鮮な歯ごたえが印象的。このお店に入って良かったです。

 

◆スタート地点『志苔館』より

 腹ごしらえも済んで、いよいよQMの開始。スタートの函館空港から丘の上の志苔館へ。遠巻きに見える函館山の景色が良い所でした。
 QAの場所を探して、駐車場の周囲をずいぶんと歩きまわりました。結局クイズの解答を見つけたのは、スタート前のコースから脇道に入っていった場所。
 スタート前のコース途中だから「戦いはスタートの前から始まっている」といったところでしょうか。いやはや一本取られました。

 今回のコース前半は「函館市街ぐるぐる巡り」とタイトルをつけたくなるようなコース内容。函館の市街地めぐりは交通量がそれなりにあって、北海道の雄大な一本道のコースを期待していた私には、ガマンのドライブが続く場面でした。
 そんなガマンの末たどり着いた、立待岬や函館山にあるCPで、キレイな海岸や市街地の風景とめぐり合える感動は格別でした。「ガマンのご褒美にはキレイな風景」という今回のコース組み立ては、唸らせるものがありました。

 

◆3CP『四稜郭』より

 3CPの四稜郭のあたりではダートに遭遇。自分の車を大切に乗る兄貴のために、車を傷つけまいとの配慮から、ここはゆっくりと走ります。
 四稜郭という場所は一見何もない場所のようですが、決してそうではなく、当時と同じような形で土塀が残されていました。幕末の兵達が戦った拠点として当時の面影が色濃く残されていて、まさに隠れた名所だと思いました。
 この後は北海道らしいゆったりとしたコースが続きました。「いよいよお待ちかね」といったところです。でもスピードはちゃんとセーブして走っていましたよ。

 

◆4CP『城岱牧場』よりゴール『道の駅「You・遊・もり」』

 4CPの城岱牧場からは函館山がキレイに見えました!多少かすみがかかっていましたが、PD取材班がお目にかかれなかったという景色にありつくことができました。

 その後も駒ヶ岳などの雄大な景色を眺めながら、5CPの大沼公園などのコースを経由。そしてゴールの道の駅You・遊・もりに到着。この道の駅に隣接した公園はずいぶん広く、最終のクイズを探しつつ、ゆったりと景色を眺めながら散歩していました。

 こうして無事ゴールできましたが、これを読んでいる皆さんにお願い。
 実は大沼公園から先のダートは少し荒っぽく走ってしまいました。車を大切に扱っている兄貴にはとてもそんなことは言えません。どうか皆さんと私だけの秘密にしておいてください。最後はちょっとだけハメを外してしまった、そんな今回のPDQMでした。

 

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