ひとりごと(2002年8月分)

#1 ETCはどれだけ使えるか?

 

◆ETCはどれだけ使えるか?

 この夏、愛車のパワーアップを狙って車載ETCを取り付けた。ETCはElectronic Toll Collection Systemの略。高速道路の出入り口でゲートがバッと開いて、停車することなくそのまま通行できるシロモノ。
 当局はETCと書いて「イーテック」と読ませようとしているが、果たしてこの呼び方は定着するだろうか?

 ETCを利用するには車載のETC装置と、クレジットカード会社等が発行するETCカードの2つが必要。

 ETC装置は近所の△UTOB△CSで取り付けてもらった。カードリーダとアンテナが一つの箱になった一体型が割と安く、本体が24k¥程度で買えた。その他取り付け費用3k¥、セットアップ費用5k¥程度かかった。

 一方のETCカードは申し込みから1ヶ月ばかり待たされた。車載装置の方は思っていたより簡単に取り付けられたので、カードが届くまでの間は少々高めのアクセサリーが車のダッシュボードに乗っているだけの日々が長く感じられた。

 さて待ちに待った、ETCカード到着。早速、愛車の車載装置に差し込んでみたが、反応がない???
 しばらくは故障を疑っていたが、ふと思い立ちカードをもう少し押し込んでみると、オッ、車載装置が反応しはじめた。

 その週末、初めてのETC体験。この日は年に1度のPDccQRの開催日。朝早くからのドライブにも関わらず、最寄のIC入口で4台の車が私の前にいた。
 他の車が一般入口から入るのを尻目に、こちらはETCゲートのレーンに乗る。そして目の前で入口ゲートがバッと開いた瞬間、思わず「ETCを買って良かった!」と思った。
 私の前を走っていた4台の車を全て抜き去ったのは言うまでもない。

 その時のドライブでは最寄の出口はETC対応ICではなかったが、集合時間までにまだ間があったので、ETCゲートがある別のICから出ることにした。
 そして入口と同様、ETCゲートへ。出口ではゲートがバッと開くと共に、電光掲示で通行料が表示された。
 出口付近では、ETCゲートを通りかかった私の車をみて、驚いている人がいた。何とも誇らしげな愉快な気分だった。

 何とも気持ちの良いETCだったが、先日の北海道ドライブではそれほど威力を発揮できなかった。ETCに対応したICがまだ少ないためだ。
 通行量が多いはずの札幌ICでも「ETC/一般」の兼用ゲートがあるのみだった。ETCゲートのこれからの充実を望みたいもの。

 また旅行帰りの八戸ICでは、ETCゲートが開かないアクシデント。ETCゲートのバーが愛車に当たってしまった。進入速度が速すぎたのかも?
 おかげでその先の宮城県泉バリヤで足止めを喰ってしまった。今までのETC通過で得た時間を全て吐き出したような気分だった。

 念のため販売店に行って、車載ETCの点検をしてもらったが異常なし。販売店の話では、ICゲートのセンサのばらつきがあるそうで、通過可能な実性能はいいとこ50km/h程度らしい。案外と性能が出ないようで少しばかりガックリきた。

 また車載装置のなかには不具合を出して、交換対応している機種もあるそうだ。ETCは実験段階で、改善の余地がまだまだありそうな気がした。

 とはいえ、ETCは渋滞したIC等でも減速せずに通過できるので、そんなICを数多く通過するような人にはオススメしたい。
 何より、車載装置が少ない今のうちほど、いい目を見られるシステムだと思うのです。

[2002.8.18 by かっきい]


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#1 ETCはどれだけ使えるか?