ひとりごと(2001年7月分)

#1 デジカメ

 

◆デジカメ

 長らく金欠状態が続いていた私だったが、先日賞与が入り、少しながらも金銭に余裕が出てきたので、思い切ってデジカメを買うことにした。

 デジカメは今までSONY製のMAVICAを愛用してきた。市販FDが使える利便性や長時間使えるバッテリー、10倍ズームを初めとする多機能性が良かった。だがいかんせん4年も使っていると、どうしても製品の欠点が見えてくるようになる。
 なかでも画素数の少なさは困り物で、34万画素では近頃のカラープリンタで出力しても、そのキメの粗さはどうにも隠しようがなかった。
 また無限遠方向の構図がピンボケになるのも不満だった。ここは明るいレンズで絞りを利かせられるようなカメラじゃないとダメだな、と考えるようになった。

 そこであれこれ検討した結果、オリンパス製のCAMEDIAを買うことにした。 多機能なSONY製のCyber−shotも有力候補だったが、最後はレンズの明るさが決定要因となった。
 また今まで使っていたMAVICAもそうだったが多機能=使いやすい、とは必ずしも言えない。むしろ多機能ゆえに基本的な機能の使い勝手がイマイチ、ということままあることがわかってきた。

 買いたい商品が決まったので、早速近所の販売店を探してみた。3店舗ほどあたってみたがどこも品切れ。あれれっ、思っていたよりも人気商品なんだね。
 そこであくる日に新宿まで出かけることにした。3店舗ほどあたった所、今度はどこも在庫があった。しかしみな同じ価格設定。ウーム・・・。
 どの店で買おうかと思いつつ、しかし深くは考えず最初に入ったお店に戻りました。
 デジカメの商品陳列は大抵、店内の目立つ場所に置いてありますが、最初に入った店だけは店の奥まった場所に置いてあった。これなら店員と話しもしやすかろう。

 早速店員を一人捕まえて値切り交渉。「もしもし、この商品ですけど、どのお店も同じ値段なんですよね・・・」などと切り出します。
 そうして、あれこれと話していくうちに、ようやく表示価格から5%引くことに成功。遠い昔に大阪の日本橋でパソコン製品を値切って買っていた経験が役立ちました。

 さて帰ってから早速使ってみました。まずは部屋の中の手頃なオブジェとして、あるDRで貰った養老の小ひょうたんを撮影。

 小さいながらもずっしりと重みを感じる本体は、手ブレを起こすことが少なく、安心してシャッターを切ることができた。
 以前使っていたMAVICAは本体重量がある割りにはシャッターを押しにくく、よく手ブレを起こしていた。そのため大事な写真は何枚も同じ構図で撮っていたものだ。
 手に持った感じがしっくりとくるあたりは、さすが光学カメラ系のメーカーだなあ、と感心した。

 何枚か撮影した後、スマートメディアからパソコンにデータを落としてみた。私のパソコンはUSB端子のような気の利いたものは付いていないので、FDアダプターを利用している。

 初めて撮った写真を見た時、画面一杯に鮮明な画像が広がったときは、本当に感動ものだった。
 ひょうたんの表面がツルリとしているのが、感覚的にダイレクトに伝わってくる。やっぱり334万画素はダテじゃないと感心して魅入っていた。
 これなら今まで以上にいろいろな用途に使えそうだ、そう確信した。

 事実、ドライブラリーでよくある看板問題では大変重宝なことが分かった。高さが背丈ほどもある大きな観光案内図などは、以前なら9分割くらいで全ての画像を収めていた。
 それが一回の撮影で、大きな案内図の全てを画像を鮮明に記録できるようになった。これは大きな武器になると強く確信した。

 ただし貧弱なCPUを搭載した私のパソコンでは持て余すくらいの画像情報量は、しばしば画面を凍り付かせ、私を困らせているのもまた事実なのです。

[2001.07.06 by かっきい]


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#1 デジカメ