◆航空機+レンタカー
今年のゴールデン・ウィークは3泊4日で、北海道の道の駅めぐりをした。今回交通手段として用いたのは、航空機+レンタカー。羽田から航空機で千歳に向い、そこからレンタカーの足で道内各地を回った。
この航空機+レンタカーというプランは、頭文字Jさん(DR界の有名人です)から教わったもの。
最新のPD誌にも彼自身、同様の方法で九州まで行って来たことが掲載されていた。
千歳で借りたレンタカーはヴィッツだった。予約時はCDカーステ付き、とのことだったので、自前のCDをたくさん持参して行った。
そして実際にこれから乗るクルマを見てちょっとビックリ。それはカーナビ付きで、4WD車だったから。
カーナビや4WDといったオプション装備は、予約時に指定しなければ付かないものだと思っていたからだ。
「カーナビ付き車は+1000円」という広告があるくらいで、頼みもしないのにこうしたオプション装備が追加料金ナシで付いて、ちょっとラッキーな気分。
各地を走って一つ驚いた事があった。それは全道各地をヴィッツが走っていて、それがほとんどレンタカーだったこと。レンタカーはナンバーに「わ」の文字が入っているからすぐにわかる。
ヴィッツのレンタカーとは一日平均10台くらいとすれ違った。道内の観光シーズンは以前から、こんなにたくさんのレンタカーが走っていただろうか?
ヴィッツの数が多かったのは、客がリッターカーを指定して車種をお任せにしたときは、レンタカー屋各社がヴィッツを選ぶようにしているからなのかもしれない。
4WDのヴィッツは4日間、本当に良く走ってくれた。所詮リッターカーと思い、正直言って走りは多くを期待していなかった。
ところがこのヴィッツは想像以上にすごかった。4WDだからワインディングでもふらつかなかったし、登り坂も楽に踏破することができた。
R230の中山峠へ向う登り坂では、アコードワゴンと肩を並べて走ってくれた。
また市街地の道や、狭い駐車スペースでは、小さな車体や良く切れるハンドルでかなり助かった。
間違って狭い道に入り込んでも、信じられないほどのハンドルの切れで、素早くUターンしてくれた。また慣れない車両感覚で、狭いスペースに駐車する場面が多かったが、難無くスペースに入れることができた。
カーナビはどこへ行っても重宝で、どこへ行っても道を間違えることがほとんど無かった。
北海道は幹線道路を外れた行先案内の看板が少ないので、地方道を使い幹線道路間をショートカットして移動距離を短くする芸当が難しい。こんなときにもカーナビがあるのは大変ありがたい。
GPSのみ自律航法なしのタイプで、トンネルに入るとカーソルが止まってしまうのだが、それでも不便に感じる事はなかった。
CD付きカーステは、イクリプス製のDSPが付いたタイプ。そこそこイイ音がスピーカーから流れていたので、ドライブ中はいつもゴキゲンでいられた。
4WD、カーナビ、DSP付きカーステ。ヴィッツを自家用車として買ったオーナーは多いと思うが、これだけの装備をつける人はあまりいないのではないだろうか?
今回とても楽しく北海道各地を走れたのは、このレンタカーによるところが大きいと思う。レンタカーの車の質感などにほとんど期待していなかった分、うれしい誤算といったところだろう。
[2001.05.04 by かっきい]