◆積雪
21世紀最初の話題は「積雪」。今シーズンは豪雪の年になるとの予想。言わずもがな、すでに全国各地で集中的な積雪の被害が伝えられている。
私の実家がある町に住む友人などは、除雪してもあとから際限なく積もり続けるほどの今年の積雪量のすごさに、すっかりうんざりしている様子だった。
雪上のドライブは一部愛好家がいるようだけれども、私はどちらかといえば避けて通りたい派。
都市部では少々の積雪でも、もたつく運転をする車が出始めるので、必然的に表通りの大渋滞は避けられなくなるからだ。やはり都市部の積雪はイヤなもの。
もう2週間前だったが、東京小平の地にも一晩で5cmばかり降り積もった。その雪は未だに解けずに残っている。こんなに残雪が長い間残っているのはちょっと意外!?
ちょうど積雪の頃、神奈川県を往復する用事があったので、仕方なく新雪の雪の上をドライブした。
神奈川県での用事も済んで小平に帰る途上、幹線道路が混み合っていたので抜け道を通行したが、これが大誤算。そのルートには急な上り坂があり、その場所に差し掛かったとき、何と対向車が路面いっぱいに横向きに滑り降りてきて、私のクルマの前に迫ってきた。
「これは危ない!」そう思い、また別のルートを選んだ。しかし今度の道は樹木の枝が雪の重みで垂れ下がって片車線を塞いでいた。これも危ない・・・。
結局どのルートを選んでもノロノロ運転を余儀なくされた。普通ならどんなに渋滞していても片道2時間で行けるルートを3時間ほどかかり、ようやくたどり着くことが出来た。
私は比較的、雪上のドライブは慣れた方だと思っているが、それでも失敗がないわけではない。
あれは3年前だったか。3月下旬頃、とある県にあるR158松ノ木峠の上り坂に差し掛かった時のこと。(何県かはクイズです、調べてみてください)
その時はノーマルタイヤだったが、新雪にタイヤを取られて立ち往生してしまった。3月下旬に通行に支障があるくらい積雪があるのは北海道、東北地方くらいだと思い込んでいたのがそもそもの誤りだった。
結局JAFを呼んでタイヤチェーンをつけてもらい、どうにが脱出することができた。それ以来冬場の遠出はチェーン携行を欠かさないようにしたのは言うまでもない。
いくら雪上のドライブに慣れていても、ノーマルタイヤではその走破能力には限界があって無謀な行為。そんな当たり前のことを教えてくれた事件だった。
身をもってそれを知るため、JAFに支払った授業料は決して安くはなかったんだけれども。(苦笑)
[2001.01.19 by かっきい]