ひとりごと(2000年10月分)

#2 中央自動車道

#1 PDccクイジーラリーに初参加

 

◆中央自動車道

 高速道路シリーズの第4弾は中央自動車道(以下中央道)。
 最近、関西方面からの帰路に国立府中ICまで利用する機会がありました。日曜日の夜だったため、笹子トンネルから先、見事に渋滞にハマってしまいました。今回はそんな中央道を徹底解剖します。

 中央道は東京・高井戸IC〜河口湖ICの93.3km、および大月JCT〜小牧JCTの273.1kmの2つの区間で構成されています。
 しかし中央道といえば、河口湖区間を忘れてしまい、高井戸IC〜小牧JCTの区間のみだと思う人が多そうですね。

 高速道路標高の最高地点がここ中央道にあることからもわかる通り(小淵沢IC〜南諏訪IC間、標高何mだったか・・・?)、山岳地帯をくぐり抜けるようなルートが多数。そのためか曲線を多用したコースとなっています。

 この曲線を多用したコースには逸話があります。中央道に先んじて作られた東名高速は直線を多用したコース。おかげでスピード超過が原因の交通事故が多発しました。
 そこで中央道は曲線を多用して、あまりスピードを出せないようなコースレイアウトにしたということです。
 しかし実際に出来てみると、なるほどスピード超過の事故は減ったものの、代わりにコーナーを曲がりきれずに発生する事故が増えたそうな。世の中うまくいかないものです。

 中央道の曲線を多用したレイアウトは、実は失敗じゃないかと私は思います。それは以下の2点が根拠。
(1)スピードをあまり出せるコース構造ではない。(ほとんどの区間が80km/h制限)
(2)曲線が多いと車線拡張などの時に、建設費や用地取得費がかさむ。

 (2)の車線拡張は実際に困難なようです。首都圏に出入りする道路公団管理の高速道路は、東側の東関東道から西側の東名高速まで6本ありますが、都内付近の整備区間で片側3車線以上になっていないのはわずかに中央道のみ。
 平成12年度中に渋滞の多い上野原IC〜談合坂SAの区間を上下6車線化する事業が進行中ですが、他の高速道路と車線拡張の実績を比較してみると、目を覆うばかりの遅れぶりです。
 もちろん山岳地帯を抜ける特殊事情を考慮する必要はあるんですけどね。

 話しは変わって中央道沿線の特色や特産品の話しなど。談合坂SAへ立ち寄った際は、必ずと言っていいほど「ふかひれマン」や「あさりマン」といった高級食材(?)を用いた、かわりだね饅頭を食べています。値段は¥300と饅頭にしてはちょっと高めですがオススメ。
 諏訪湖SAの名物は温泉です。特に上り線の方は諏訪湖の眺望が利くため、割りと人気があるようです。でも温泉スペースが狭いのが難点。道路公団さん、温泉スペースをもっと拡張してくれませんか?
 駒が岳SAの名物はソースカツ丼。一昔前にとある知人が「美味しくない」と言っていましたが、最近はめっぽう味の評判が良くなったようです。これもSA・PAを経営する会社を2分割した効果の現れでしょうか?

 最後に中央道を題材にした歌の話。有名なのはユーミンの「中央フリーウェイ」でしょう。この曲はユーミンが結婚前、松任谷正隆氏にドライブに連れて行ってもらったときの様子をモチーフにしたそうな。
 「中央フリーウェイ」の詩の中では、中央道沿線から見える車窓の光景が移り行くさまが分かります。ざっと紹介すると・・・
「調布基地を追い越し」・・・調布飛行場の事と思われます。
「右に見える競馬場、左はビール工場」・・・府中競馬場とサントリー武蔵野ブルワリー。
・・・・・
「愛してるって言っても聞こえない 風が強くて」・・・武蔵野台地は割と風が強いのですが、相当なスピードで走っていると思われます・・・。(^^;

[参考文献:道路時刻表2000〜2001]

[2000.10.22 by かっきい]


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#2 中央自動車道

#1 PDccクイジーラリーに初参加

 

◆PDccクイジーラリーに初参加

PDccQRのスタート

 10月8日、PDccクイジーラリー(以下PDccQR)に初めて参加しました。
 PDccQRは四輪自動車のラリー形式のドライブゲーム。ドライブラリーと良く似た部分がありますが、違う部分も多々あります。それは後述。
 今回は「武州山里100km」コースで埼玉県の山道めぐりです。

 集合場所は埼玉県児玉町の文化会館・セルディ。私は愛知県在住のベテランY氏夫婦に助っ人として参加しました。実はY氏とは、この日初めてお会いしたのです。
 Y氏夫婦は前回が初参加。距離計算に手こずって前回の成績は振るわなかったようです。
 私が今回、Y氏夫婦にどれだけ貢献できますでしょうか。

 午前7時過ぎ、オフィシャルより競技説明。競技は大きくクイズ1〜3を解いて、解答用紙に記入していく形式。クイズ1はコース区間の距離計測、クイズ2はコースのどこかにある対象物を探してクイズを解く形式。ここまではドライブラリーとほぼ同じです。

 そしてクイズ3こそが、PDccQR最大の特徴。コース中に突然現れるCP(チェックポイント)にオフィシャルの方が待ち構え、まずはビンゴゲーム。そして時間制限にその場で答えるクイズ。さらに次のCPまでに解答するクイズを渡されます。

 今回よりCPが出現してからの停車・減速は厳禁、というルールが加わりました。次のCPが現れるその前に、渡されたクイズを解き終えていなければならないのです。

 スタート前に全員で写真撮影。参加競技車12台が並ぶ様は壮観ですが、これでも往時に比べると参加者はずいぶん少なくなったそうです。

 午前8時過ぎ、スタートで競技開始。2分おきに競技車がスタートします。Y氏の競技車パジェロ号は5番手スタート。
 スタートに立った時、次のCPまでに解くクイズを渡されます。それは人体図と動脈の名称を答えるものでした。「これが自動車競技とどういう関係があるの?」

 競技はODを越え、クイズ2の最初となるクイズQAへ。QAは神社にかかる橋の踏み板を数えるもの。ところがその神社はいっこうに現れません。
 焦りの色が濃くなったところで、最初のCPとなる1CPが出現。三角クジを引いて、書いてある歌をその場で歌うクイズ。歌う歌は「汽車」。私は困り果てましたが、Y氏が見事に歌ってくれてクリア。ちなみにQAの神社はその後で現れ、無事解答できました。

 次のCPまでに答えるクイズはミラー数かぞえ&教養問題。教養問題は大きく2択となっており、特定区間の左右のミラーの数を比較して多い方を選択してクイズに答えます。
 ミラーを数えるのはY氏の奥さんの担当になりました。クイズを解くために、チーム参加者はなるべく多い方が有利なようです。

 ミラーを数える特定区間を終え、コマ図通り曲がった所で、突如としてCPが出現!「ヤバイぞ!まだクイズの答えを書いていない」。
 幸いにも先を行く競技車がCPで停止していたので、その間にクイズを解くことができ、最悪の白紙解答は免れました。競技車の中には突然のCP出現に停車もままならず(CP前の停車は減点)、泣く泣く白紙解答を提出したチームもあったようです。

 次のCPまでに解くクイズは、化粧品の名称とメーカー名を当てるもの。ここはY氏の奥さんの独断場。男性しかいないチームはきっと困り果てた事でしょう。

 こうして難問・奇問・珍問に悩まされながらも午前の部を終了し、合角(かっかく)ダムで昼食。でもその前にクイズ。長々と続く階段の上にある展望台のイスの数を数えます。
 展望台からのダム湖の眺めは素晴らしいものでしたが、道中の階段は長く、ふもとに着いた頃には足が笑っていました。また、昼食前のいい運動になりました・・・。

 昼食を終えて午後の部。午後のスタート4CP出口で、今日5回目のビンゴ。9マスのうちタテ・ヨコ・ナナメを揃える、お馴染みのビンゴゲームです。
 くじ引きは私の担当でしたが、結局最後までビンゴを完成させる事はできませんでした。私はビンゴ運が弱いのです・・・。

 帰りルートの吉田町では、年に一回の龍勢(りゅうせい)の真っ最中でした。龍勢とは手製の大型ロケット花火を打ち上げる大会で、競技コースは遠巻きにその会場を通るルートだったのです。
 龍勢は15分に一本打ち上げていましたが、運良く2本も打ち上げられた龍勢を見ることができました。空高く300〜400mほど真っ直ぐ飛び上がり、ゆっくりと弧を描いて落下する龍勢は、見ていてとても気持ち良いものでした。

 コースは山道、ダートの悪路へ。そこへまたしてもCPが出現。サッカーボールを差し出され「五角形の数を10秒で数えよ」。私は困惑しつつも「12個」と答え無事クリア。

 そして最後のCP間クイズとなる"おさらい問題"。今日通ったコース道中にあった情景に関するクイズ。
 例えば「コマ図5〜6に転がっていた大石の値段はトンあたりいくら?」という具合。確かに石は転がっていたけれど、値段までは憶えていない・・・。そんな具合のクイズの数々で、結果はもちろん散々。
 でもこのおさらい問題。出題傾向が以前と変わったようで、常連の方達もあまり良い成績ではなかったようです。

 そして感動のゴール。最後のその場で答える問題は、ニラのような細長い葉を差し出され「この葉の植物の種類は?」。これはY氏夫婦が見事答えてくれました。これも自動車競技とは関係ないですよね・・・。
 全コース通してみると、このPDccQRは自動車競技というより、オリエンテーリング的な要素が強いものだったんですね。

 最後に大広間に全員が集まり、一円玉積み上げレース。衆目の中、一分間にどれだけ一円玉を積み上げれられるかを競うもの。
 私も参加しましたが、最後の10秒で手が震えて、あと一回積み上げるのを断念。一円玉積み上げの結果はトホホの最下位でした・・・。

 いよいよ総合発表です。難問クイズを答えたチームに贈る特別賞のあと、順位発表。その結果は・・・?
 な、何と優勝してしまったのです!!!過去上位入賞したチームが、優勝候補の下馬評に上がっていましたが、その方達を振りきっての勝利。全く信じられない結末に、その場に居合わせた人達は、皆々驚ききっていました。

 優勝トロフィーはY氏が持ちかえりましたが、副賞の自転者は私が貰いました。Y氏の太っ腹ぶりには感謝。この自転者でこれからM7サイクリングラリーにでも出かけようかな?ともかくY氏の助っ人としての役割を見事、果すことができたのです。

 こうして最初で最後の参加になったPDccQR(実はCPでオフィシャルが待ち構える形式のクイズラリーは今回が最後だそうです)は、私にとっては最良の一日として幕を閉じました。

[2000.10.09 by かっきい]


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#2 中央自動車道

#1 PDccクイジーラリーに初参加