◆PDccクイジーラリーに初参加
10月8日、PDccクイジーラリー(以下PDccQR)に初めて参加しました。
PDccQRは四輪自動車のラリー形式のドライブゲーム。ドライブラリーと良く似た部分がありますが、違う部分も多々あります。それは後述。
今回は「武州山里100km」コースで埼玉県の山道めぐりです。
集合場所は埼玉県児玉町の文化会館・セルディ。私は愛知県在住のベテランY氏夫婦に助っ人として参加しました。実はY氏とは、この日初めてお会いしたのです。
Y氏夫婦は前回が初参加。距離計算に手こずって前回の成績は振るわなかったようです。
私が今回、Y氏夫婦にどれだけ貢献できますでしょうか。
午前7時過ぎ、オフィシャルより競技説明。競技は大きくクイズ1〜3を解いて、解答用紙に記入していく形式。クイズ1はコース区間の距離計測、クイズ2はコースのどこかにある対象物を探してクイズを解く形式。ここまではドライブラリーとほぼ同じです。
そしてクイズ3こそが、PDccQR最大の特徴。コース中に突然現れるCP(チェックポイント)にオフィシャルの方が待ち構え、まずはビンゴゲーム。そして時間制限にその場で答えるクイズ。さらに次のCPまでに解答するクイズを渡されます。
今回よりCPが出現してからの停車・減速は厳禁、というルールが加わりました。次のCPが現れるその前に、渡されたクイズを解き終えていなければならないのです。
スタート前に全員で写真撮影。参加競技車12台が並ぶ様は壮観ですが、これでも往時に比べると参加者はずいぶん少なくなったそうです。
午前8時過ぎ、スタートで競技開始。2分おきに競技車がスタートします。Y氏の競技車パジェロ号は5番手スタート。
スタートに立った時、次のCPまでに解くクイズを渡されます。それは人体図と動脈の名称を答えるものでした。「これが自動車競技とどういう関係があるの?」
競技はODを越え、クイズ2の最初となるクイズQAへ。QAは神社にかかる橋の踏み板を数えるもの。ところがその神社はいっこうに現れません。
焦りの色が濃くなったところで、最初のCPとなる1CPが出現。三角クジを引いて、書いてある歌をその場で歌うクイズ。歌う歌は「汽車」。私は困り果てましたが、Y氏が見事に歌ってくれてクリア。ちなみにQAの神社はその後で現れ、無事解答できました。
次のCPまでに答えるクイズはミラー数かぞえ&教養問題。教養問題は大きく2択となっており、特定区間の左右のミラーの数を比較して多い方を選択してクイズに答えます。
ミラーを数えるのはY氏の奥さんの担当になりました。クイズを解くために、チーム参加者はなるべく多い方が有利なようです。
ミラーを数える特定区間を終え、コマ図通り曲がった所で、突如としてCPが出現!「ヤバイぞ!まだクイズの答えを書いていない」。
幸いにも先を行く競技車がCPで停止していたので、その間にクイズを解くことができ、最悪の白紙解答は免れました。競技車の中には突然のCP出現に停車もままならず(CP前の停車は減点)、泣く泣く白紙解答を提出したチームもあったようです。
次のCPまでに解くクイズは、化粧品の名称とメーカー名を当てるもの。ここはY氏の奥さんの独断場。男性しかいないチームはきっと困り果てた事でしょう。
こうして難問・奇問・珍問に悩まされながらも午前の部を終了し、合角(かっかく)ダムで昼食。でもその前にクイズ。長々と続く階段の上にある展望台のイスの数を数えます。
展望台からのダム湖の眺めは素晴らしいものでしたが、道中の階段は長く、ふもとに着いた頃には足が笑っていました。また、昼食前のいい運動になりました・・・。
昼食を終えて午後の部。午後のスタート4CP出口で、今日5回目のビンゴ。9マスのうちタテ・ヨコ・ナナメを揃える、お馴染みのビンゴゲームです。
くじ引きは私の担当でしたが、結局最後までビンゴを完成させる事はできませんでした。私はビンゴ運が弱いのです・・・。
帰りルートの吉田町では、年に一回の龍勢(りゅうせい)の真っ最中でした。龍勢とは手製の大型ロケット花火を打ち上げる大会で、競技コースは遠巻きにその会場を通るルートだったのです。
龍勢は15分に一本打ち上げていましたが、運良く2本も打ち上げられた龍勢を見ることができました。空高く300〜400mほど真っ直ぐ飛び上がり、ゆっくりと弧を描いて落下する龍勢は、見ていてとても気持ち良いものでした。
コースは山道、ダートの悪路へ。そこへまたしてもCPが出現。サッカーボールを差し出され「五角形の数を10秒で数えよ」。私は困惑しつつも「12個」と答え無事クリア。
そして最後のCP間クイズとなる"おさらい問題"。今日通ったコース道中にあった情景に関するクイズ。
例えば「コマ図5〜6に転がっていた大石の値段はトンあたりいくら?」という具合。確かに石は転がっていたけれど、値段までは憶えていない・・・。そんな具合のクイズの数々で、結果はもちろん散々。
でもこのおさらい問題。出題傾向が以前と変わったようで、常連の方達もあまり良い成績ではなかったようです。
そして感動のゴール。最後のその場で答える問題は、ニラのような細長い葉を差し出され「この葉の植物の種類は?」。これはY氏夫婦が見事答えてくれました。これも自動車競技とは関係ないですよね・・・。
全コース通してみると、このPDccQRは自動車競技というより、オリエンテーリング的な要素が強いものだったんですね。
最後に大広間に全員が集まり、一円玉積み上げレース。衆目の中、一分間にどれだけ一円玉を積み上げれられるかを競うもの。
私も参加しましたが、最後の10秒で手が震えて、あと一回積み上げるのを断念。一円玉積み上げの結果はトホホの最下位でした・・・。
いよいよ総合発表です。難問クイズを答えたチームに贈る特別賞のあと、順位発表。その結果は・・・?
な、何と優勝してしまったのです!!!過去上位入賞したチームが、優勝候補の下馬評に上がっていましたが、その方達を振りきっての勝利。全く信じられない結末に、その場に居合わせた人達は、皆々驚ききっていました。
優勝トロフィーはY氏が持ちかえりましたが、副賞の自転者は私が貰いました。Y氏の太っ腹ぶりには感謝。この自転者でこれからM7サイクリングラリーにでも出かけようかな?ともかくY氏の助っ人としての役割を見事、果すことができたのです。
こうして最初で最後の参加になったPDccQR(実はCPでオフィシャルが待ち構える形式のクイズラリーは今回が最後だそうです)は、私にとっては最良の一日として幕を閉じました。
[2000.10.09 by かっきい]