ひとりごと(2000年8月分)

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◆湘南ナンバーにまつわる真実

 最近、千葉方面にドライブしたときの出来事。ある道の駅に駐車した後、そこから出ようとしたとき、私のクルマをじっと見つめている二十歳前後の若者がいることに気がついた。

 「さては私のクルマが気になっているんだな」と最初は思ったが、私のクルマはただのオジサン向けセダン。二十歳の若者がカッコイイと思うようなクルマではない。
 やがてその若者の視線が、私のクルマのナンバーに注がれていることに気がついた。私のクルマは(おそらく)若者の羨望の的である湘南ナンバーだった、というわけ。
 今回はそんな「湘南ナンバー」にまつわる真実を解き明かしていきたい。

 "湘南"という地名は、その名の由来がお里の知れない、謎の地名である。一説には、中国(中華人民共和国)の、風光明媚な名所に"湘南"という地名があったとか。しかもそこは海だけではなく、山の景色もまた素晴らしい山海の名勝らしい。

 それが事実なら、"湘南=海"という構図はにわかに怪しくなり、"湘南=山と海"ということになってしまう。確かに私の住む秦野市には海などなく、あるのは登山で有名な丹沢山塊だけなのだが。

 湘南ナンバーは1994年の制定。対象エリアは「湘南ナンバーを誘致する決議案」を採択する市もあるほど、政治的にスッタモンダしていた。さらに「地元を湘南ナンバーエリアにする」を公約に掲げる地方議会議員さんもいたそうな。

 結局は茅ヶ崎・平塚・小田原・秦野・南足柄の各市と近隣の町村に落ちつきました。ここで注目したいのは、映画「稲村ジェーン」のロケ地・鎌倉市や、ヨットハーバーで有名な藤沢・逗子・三浦の各市が含まれていないということ。

 サザンオールスターズが歌う歌は、湘南地方をよく題材にしているが、湘南ナンバーのエリアで実際に歌にしてるのは茅ヶ崎市ぐらいなものだろう。
 湘南ナンバーのエリアは、一般に湘南地方と呼ばれる地域から、大きく西側にシフトしている。
【湘南ナンバーの真実・その1】

 さて神奈川県は人口800万人を擁し首都圏の一部とされるのだが、人口の多くは横浜・川崎・相模原といった大都市を中心として、東京により近い神奈川県東部に集中している。
 対極的に神奈川県西部は、大都市と呼べそうな都市も見当たらず、人口密度も東部に比べて明らかに低い。

 湘南ナンバーのエリアは、そんな神奈川県西部のほとんどをカバーしている。湘南ナンバーのエリアは、神奈川県の人口密度が低い部分なのだ。換言すると、神奈川県の田舎エリアということができる。
【湘南ナンバーの真実・その2】

 ここまでくると「湘南ナンバーのイメージ」という金メッキもはがれてくるのではなかろうか?
 ただし、ここで書いてきたことは、単にイメージを崩すのが目的ではなく、真実を知ってもらいたいのが目的だ。くれぐれも誤解なきようお願いしたい。

 もちろん、その手の話しは他のナンバーにも存在する。
 例えば都内で一番イメージが良いとされる「品川ナンバー」のエリアには、伊豆七島を始めとした、東京都に属する島嶼(とうしょ)を含んでいる。
 最近、火山活動が活発になった三宅島などが品川ナンバーのエリア、と聞いて驚く人も多いだろう。
 ブランドイメージは、そういったたぐいの話しが多いのもまた真実だ。

 ところでなぜ今ごろ、湘南ナンバーの話しを?と疑問に思う人もいるでしょう。理由はちゃんとあるのです・・・。

[2000.08.29 by かっきい]


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◆北海道の道路事情

羊蹄山(蝦夷富士)

 夏休みは北海道に帰省していました。同じ所にじっとしていられない性分のため、帰省中は常日頃と同様、あちこちを駆けずり回っていたのです。

 そうしたなかで今回得られた、北海道の道路事情について紹介していきます。

 まずは全国区の話題となった有珠山噴火の影響から。有珠山の噴火は沈静化の傾向にありますが、有珠山周辺の道路は一部、交通規制の個所がありました。
 高速道路の道央自動車道は何とか全面復旧にこぎつけましたが、札幌市と虻田町を結ぶR230の一部が今も交通規制になっていました。

 PDQMに参加するため函館まで往復しましたが、その時にR230を利用しました。行きは何事もなかったのですが、帰りに札幌方面に向かう途中、反対車線の虻田町方面がが、10数キロに渡り延々と長い車列をつくって渋滞していました。おそらく交通規制で車の流れが悪くなったのに加え、帰省ラッシュが重なってしまったからでしょう。

 ちょうど中山峠付近で天気がよくなり、羊蹄山(蝦夷富士)が奇麗なコニーデ(成層火山)の姿を見せていました。【写真】
 わずか30kmほど先で噴火した、有珠山とは対照的な美しい姿に、何か皮肉めいたものを感じずにいられませんでした。

 道路建設で目立った所といえば旭川市周辺。R12の旭川新道が完成して旭川市街を迂回するルートが完成、道北と道央を結ぶ高速道や幹線国道との連絡がスムーズになりました。
 さらに道央自動車道は北の終点だった旭川鷹栖ICから、さらに北に伸張の予定で、和寒町まで伸びるのももうすぐ。途中「ピップエレキバン」で有名になった比布町も経由しています。
(話題が古いですね)

 これで道北の稚内方面のアクセスが便利になることでしょう。今年のPDQMは函館でしたが、来年は道北地方にコース設定がされるのではないでしょうか。(大胆予言)

 そういえば2年前にできた、室蘭市内にある白鳥大橋を今年も見そびれてしまいました。室蘭港にかかる、白くて大きな吊り橋は、とても優美な姿だと聞きます。
 来年こそは白鳥大橋を渡り、この「ひとりごと」のページに写真を掲載したいと思います。乞うご期待。

[2000.08.22 by かっきい]


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◆一人ドライブラリーのコツ

 ドライブラリーは通常、ドライバーとナビゲータ、2人以上で行うもの。でも最近のかっきいは、1人でドライブラリーに参加することが多くなっています。

 今回の文章は、「一人ドライブラリーのコツは?」という**氏からの問いかけに対する、回答の形式をとっています。
 元々この文章は、ある場所に掲載しようとして作成しましたが結局ボツ。それを引っ張り出して、今回「ひとりごと」に掲載しました。

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 **さん、初めまして。(質問の内容に対して)上級者の方々はそれぞれきっと秘伝のコツがあり、門外不出でなかなか教えてくれないものと思います。

 一人DR歴4ヶ月の私が、初心者としてミスコースしないように心掛けていることを書きます。心掛けていてもミスコースは・・・していますが。(苦笑)

1.各CPにて行うこと
(1)次のCPまでのコマ図の数、形状などをざっと把握。
(2)次のCPの駐車場等への入り方のコマ図を見る。
 さらに写真で停止位置を確認。
(3)コース途中にあるクイズの有無を確認。

2.走行中に行うこと
(1)コマ図・CP写真・クイズの設問などは車内の手の届く範囲に置く。
(2)走行中でもコマ図を見られるように、通常よりも速度を落として走行。

3.もしもミスコースしたら
(1)まず平常心を保つ。(ナビがいないと案外難しい)
 慌てたり、焦ったりしない。
(2)コース走行時と変わらぬペースで、コースに復帰する。

 ざっと以上です。特別なことは何も書いていないつもりです。とにかく場数を踏めば、超ハイスピード走行(!)も可能になると思います。

[2000.08.06 by かっきい]


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