◆10万キロ走行
10万キロとはひとくちにどんな距離か。地球を周回すると2周半、月まで行こうとすると1/3弱。長い日本列島でも、13往復することができる。そんな距離だ。
そんな距離をわが愛車のせひ〜ろ号が走破した。これまで大したトラブルもなくここまでやってきた。自動車技術の進歩による耐久性の向上には素晴らしい、と言えるんじゃないか。
一方10万キロ走行は、喜ばしくない一面もある。日産の保証書によると、特別部品の保証期間は10万キロまで。特別部品とはエンジンや足回り、その他自動車の根幹に関わる部分を指す。これらの部品は通常5年保証だが、それを1年8ヶ月早く保証期間を終えたことになる。
また中古車市場での評価も、10万キロ走行は原則ゼロ査定。プレミアが付けば別だが、さもないと無価値な車という扱いになる。もっとも当分、今の車を売り払うつもりはないのだけれど。現在の車は購入してから40ヶ月間。月平均2500kmを走った計算。その間の遠出ドライブは北海道1回、四国2回など。さらに去年東北スタンプラリーのため、3ヶ月間で6回東北地方を回ったことで、その間ずいぶんと走行距離が伸びた。
他方、まだ行っていない地方は九州・沖縄の各県。それに島根・山口の両県。これらの県はいずれ機会をみて走破したい。
以前インターネットニュースの記事で、25万キロ以上走行している車を所有している人の話題があった。そんな車の使い方に何となく憧れていた。
今と同じペースで車を乗りつづけるとあと60ヶ月、ちょうど5年後に25万キロ走行できる。でもそれまで車が元気でいてくれるか?車に飽きがこないものか?・・・不安を数え上げるとキリがないので、ここいらで止めておく。当分は今の愛車をこよなく愛しつつ乗りつづけていきたい、そういう思いを新たにした今回の10万キロ走行でした。
[2000.07.31 by かっきい]
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◆女性ドライバー
いまさらながら・・・という感がなくもないけれども。
クルマで街乗りしていると、女性ドライバーの運転するクルマの多いことに気付く。一人で買い物に出かけている風の女性ドライバーやら、数人でワイワイと楽しげなクルマ。それにカップルが乗り合わせたクルマでも女性ドライバーの場合も多い。
統計をとったわけではないけれど、街乗りしているクルマの半数は、女性が運転しているのではないかと思わせる。昨年東北地方をドライブしていた時のこと。私は県道をドライブしていたのだが、そこへ大型ダンプカーがやってきた。すれちがいざま運転手を見ると、小柄で若い女性が運転していた。
少しビックリいるところへまた大型ダンプカーがやってきた。こちらもすれちがいざま運転手を見ると、先ほどと同じような背格好の女性が運転していた。
立て続けのできことだったので、今度は多いに驚かされてしまった。上の例はめったにないにしても、従来は男性の仕事であると思っていた、大型ダンプカーや大型貨物車の運転手にも、女性の進出が目覚しい。考えてみれば、大型車の運転手が男性だけのものと考えることが間違いだったのだと悟った。
近頃は大型車もパワーステアリングが一般的、という技術的なことも要因の一つだろう。一方、ドライブを趣味とする女性は、まだ少ないように思う。
女性が開設した個人ホームページの趣味の記事などを拝見しても、ドライブを趣味にして、関連する記事にページを割いている女性は少ないようだ。
ましてや、私のように道の駅やドライブラリーを主題にしている女性のホームページなど皆無のように思える。そういうわけで、女性の方々には生活や仕事のドライブだけではなく、趣味としてのドライブの世界へ積極的に進出してもらいたい、そう思うのでした。
最近は長文が多かったのですが、今回は短めにまとめました。
[2000.07.24 by かっきい]
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◆東名高速
近頃はお金の節約のため、一般道を使って遠出する機会が多いのですが、ごく最近、東名高速を利用する機会が何度かありました。今回は東名高速について思う所をお話しましょう。
東名高速は東京〜小牧間の346.7km、32年前の1968年に営業を開始しています。東海道の動脈としてそれなりの歴史がある高速道路といえるでしょう。
下り線の足柄SAの一角には東名高速の歴史をつづったスペースがあるのですが、そこを訪れると道路やIC、SA・PAの増設や拡充は常に行われ、進化しつづけていることがわかります。例えば今年になってから、富士川SAは上下線集約型から、分離型に移行。新しくオープンした上り線側のSAの一角には、一般道からもアクセス可能な道の駅「富士川楽座」がオープンしました。
道路の拡張もまた目覚しいものがあります。かつて渋滞が頻繁に起こった都夫良野トンネル付近(大井松田IC〜御殿場IC間)は9年前に上下7車線に移行。同じく日本坂トンネル(静岡IC〜焼津IC間)も2年前に上下7車線に移行しました。
私が神奈川県に住み始めた頃は、秦野中井IC付近も渋滞の名所でした。その当時は東京IC〜厚木ICまでが上下6車線で、その先の秦野中井ICまでは4車線しかなかったのです。それが4年ほど前、その先の大井松田ICまで上下6車線が完成し、それによって秦野中井IC付近の渋滞も解消されました。
かつての渋滞の名所と呼ばれた場所は、もはや過去のお話しになっていくのです。高速道路の楽しみの一つに、各所に設けられたSA・PAを休憩がてら立ち寄ることが挙げられます。東名高速には上下線合わせて11ヶ所のSA、30ヶ所のPAがあり、それぞれが工夫をこらしてユニークな施設になっています。
SA・PAの中で一番好きな場所は浜名湖SAです。浜名湖の景色が良いのでつい立ち寄ってみたくなり、名物のウナ重を食べてくことが多いのです。
ただこのSAは混雑していることが多いのが難点。理由はもちろん、私と同じく観光気分で立ち寄るドライバーが多いのが原因でしょう。それだけでなく上下線集約型だと施設を上下線双方の人達が共用することになり、どうしても混雑してしまうようです。その次に好きなのは富士川SA。上り線側は新しい道の駅の施設がよい。施設が古くなった下り線も、冬の間だけ限定の富士市の夜景を楽しめるスポットがあります。どんな夜景が見られるかは冬の間に立ち寄ってみると良いでしょう。
そのほか足柄SAや、海老名SAもそれなりに良い所、楽しいスポットがあります。またPAでは中井PAで食べられるラーメンが美味しい。「SA・PAの食事はまずい」というのは定説のようですが、なかには立ち寄って食べてみる価値のある場所もあるのです。
さて東名高速の夜は怖く、特に平坦な直線区間が多い静岡県内が特に怖い。それは大型トラックのマナー違反な走り方で、我がもの顔に走りまわる様に、思わず顔をしかめたくなります。
車間の幅寄せや、怒りに任せたパッシングなどは当たり前。私が目撃したもので一番ひどかったのは、片側2車線道路で左側を走る車をさらに左側からの追い越し、つまり路肩から追い越すトラックがいたことでした。調子に乗って他車に迷惑をかけているうちはまだ良いけれど、事故を起こしてしまうと交通量の多い東名高速だけに、その際の損害は計り知れない。
それにしても大型トラックでも特にマナーが悪いのは、名の知れた大手運送会社ではなく、名も知れぬ運送会社に多いのは気のせいでしょうか。ともあれ、沿線に住んでるため利用する機会が多い東名高速。この道を走るたびに新しいものを発見するよう心掛け、楽しみながらのドライブをしていこうと思うのでした。
[2000.07.17 by かっきい]
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◆カレスト座間とマルチモードメーター
先日、昨年12月にできたという国内最大級の新車&中古車&カー用品の店、 「カレスト座間」に行ってきました。
URL:http://www.carest.co.jp/index.html実際に店に行ってみて規模の大きさを実感する・・・という話題作りが目的。また実際に買いたいものがあって、秦野から30km離れた座間市までわざわざ行ったのです。
その品物は、秦野市内の店を何軒かあたってみても、見つからずじまいだったのです。私が買いたいもの・・・、それは「距離を厳密に計測するメーター」でした。こう書けばもうおわかりの人もいると思いますが、ドライブラリーを行う時に、より精密に距離計測を行うため、距離を測るメーターを買いたいと思いました。
そう思った契機の一つは、4月に三重県で行われたPDQMでした。あとで採点した時、距離計測で減点11になっていたのです。距離計測を比較的まじめにやっている私にとって、大きな減点はとてもショックだったのです。さて、カレスト座間にはお昼頃到着。実際に行ってみると、だだっ広い駐車場のような場所に、整然と展示車がたくさん並べられており、その光景はまさに壮観でした。
カー用品コーナーは敷地内の建物の一角にありました。実際に中に入ってみると、カー用品のスペースはそれなりに広い。地元秦野のカー用品店の2倍ほどの売り場面積がありました。売り場を一通り眺めた後、目的の品物の所在が良くわからなかったので、近くの店員に尋ねることにしました。
「すみません。距離を測るメーターはどこにありますか?」
「はあっ!?」
たいていの店の店員は、私の問いに怪訝そうな顔をつくります。それはこの店でも同じでした。それでもその後「ちょっと待ってください」と言って商品を調べてくれました。
そこで見つけた商品は「ウルトラのマルチモードメーター」という代物。元々はゼロヨン計測やコース走行用の多機能メーターなのですが、その機能の一つとして距離計測モードがあるとのことです。
早速、値段と取り付け費用を見積もってもらいました。見積もりの結果、定価から¥5000程度引いてくれることになったのです。私はすぐにでも買う気になっていました。ところがこの時、思いがけないことを店員が言い出しました。
「車種の適合がわからない。週明けにメーカーに問い合わせるからそれまで待ってくれ」と言い出したのです。
「はて?車速パルス拾う機能に何の適合がいるの?」と内心思いながらも、すぐにメーターを取り付けてくれないことに気が付き、ガッカリしながらカレスト座間を後にしました。どうしても距離測定メーター取り付けをあきらめきれない私は、帰りがけオートバックス座間店に立ち寄りました。
そこで先刻のメーターの現品があることを確認。店員にメーターを取り付けられるかどうかを問い合わせてみると、ちゃんとメーカーに問い合わせてくれて、取り付けに問題ないことが判りました。
「あれっ?さっきのカレスト座間での対応は何だったの?」いざ買う段で定価で売ろうとしていることが分り、私は値引き交渉を挑みました。「カレストさんでは¥5000近く引いてくれましたよ」などと近所の店を引き合いに出し、結局¥5000以上の値引きに成功。やったね!
その場でウルトラのマルチモードメーターを取り付けてもらったのは、言うまでもありません。このマルチモードメーターは、使ってみるとなかなか面白い。お目当ての距離計測は1m単位で計測可能。その後に参加したドライブラリーで早速使い、ちょっぴり楽しみが増えた気分。
その他ゼロヨンでの秒速や、平均車速などを瞬時に表示する機能など。エンジンパワーのない私のクルマには、ゼロヨンの秒速計測は不要。だけど平均車速の機能は、長距離ドライブの時などに目的地の到着時刻を予想でき、案外重宝することがわかった。結局カレスト座間の方は店員の商品知識不足から、客を一人失ってしまったのです。でもこの一件で店員の商品知識が不足している、と決めつけるのは早計かもしれません。それほど需要がないであろうマルチモードメーターの、さらにマイナーな使い方をしようとしていたのですから。
とりあえずカー用品を選ぶのに多くの選択肢から選びたい、という方にはこのカレスト座間がうってつけの店でしょう、とフォローしておきます。[2000.07.14 by かっきい]
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◆カラープリンター
先日カラープリンターを購入しました。過去「ひとりごと」コーナーで何度か「新しいカラープリンターが欲しい」と書いてきただけに、やっと念願叶ったり、というところです。
品物は先ごろ秦野市内にオープンしたヤマダ電器にて購入。この店に初めて入ったとき、同じく市内にあって以前から利用していたL@○×よりも品揃えが良く、値付けも安いと思い、以後ここで買い物しようと思うようになりました。
購入したプリンターはちょっと迷った末、EPSONのPM-800Cにしました。印刷したときの細やかさの尺度である解像度は1440×720dpi、専用紙を使えば銀塩写真に迫る印刷を楽しめる・・・というレベル。
お店で印刷したサンプルをいくつか見せてもらったのですが、確かに素晴らしい仕上がり。境界面を凝視すると、さすがにドットが見えるのですが、写真を普通に眺める見方をすれば全く問題ないレベル。また印刷で問題になりやすい赤色の発色も、かなり良く出ているなと感心しました。
昔のカラープリンタと比べて、一足飛びのこの進歩ぶりには、ただ驚嘆するばかり。メーカーをEPSONに決めたのは、それなりに訳がありました。実は日経エレクトロニクス(日経BP社刊)で連載している「開発物語」で、EPSONのプリンタ開発の話しが掲載されていたのがきっかけ。
そのお話しで印象的だったのは、写真なみの印刷を可能にするため、いくつものカベがあったということ。
なかでも印刷にどうしても必須な、面倒な微細加工が必要になる部品を調達するため、開発者自らがサンプルの印刷画像を片手に、部品メーカーに出向いて歩き回った、という泥臭い話しが、一番頭に残りました。
また開発者達の目標が数値的なスペックではなく、「写真に迫る印刷を」というユーザー本位の発想だったことも好感を持ちました。さてプリンタを持ち帰って、早速使ってみることにしました。
まずはパソコン本体にドライバーソフトをインストール。インストールするソフトの出来が良いようで、簡単にドライバーをインストールできました。
このドライバーはプリンタに内蔵しているインク量のモニターも兼ねていて、インクの減り方が一目で判るところが親切です。まずは普通紙で印刷。最初、プリンタ本体にインクを装着したときに時間がかかりましたが、そのあとはいろんな画像ファイルを短時間で印刷してくれました。
ヘッダが軽い音を立ててスイスイと左右に動くさまが、何だか気持ちが良い。こうして最初に印刷しようと用意していた、いくつかのファイルの印刷が完了。A4サイズ紙1枚あたり、20秒くらいで出力していました。さらに専用紙を使った、写真なみの印刷にも挑戦。A4サイズくらいのJPEGファイルを用いて印刷。
専用紙を使っての高精度での印刷は少々重く、一枚10分くらいかかりましたが、それでも印刷されたものは、お店で見たサンプルそのまんま、銀塩写真に迫る精細さとキレイな発色を示していました。
ただ喜ばしいことばかりでなく、ちょっと気になった点もありました。それはカラーの印刷インクの減りが早いことです。
この日一日で、普通紙20枚、専用紙2枚ほどカラー印刷しましたが、それでカラーインクが半分ほどに減ってしまいました。
EPSONの名誉ためちょっとだけ弁明すると、最初のセッティングでプリンタ内にインクを巡らすために大量にインクを使うとのこと。確かにその後のインクの減り方は、まあまあのレベルになったようです。というわけで、以前使っていた貰いもののHP社のプリンタはお蔵入り。これからこの新しいプリンタを使って、いままで出来なかった新しい使い方を、日々考えめぐらすのが楽しみなこの頃でした。
[2000.07.04 by かっきい]
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