ひとりごと(2000年5月分)

 

◆間違いだらけのクルマ選び(00年下期)

 このたび徳大寺有恒著「間違いだらけのクルマ選び(00年下期)」が発売されました。昨年までは毎年一度だけ、12月に発売されていたのですが、自動車業界のテンポの早さに対応するために、今年から6月と12月、年2回の発刊にしたそうです。

 例によって今回も一気に読んでしまいました。どうやら私はこの手の著作物が大好きらしい・・・。
 そのなかで気になった点をいくつか挙げてみましょう。

 まずは自動車メーカー間の合従連衡のお話。メーカーが合併するのは、資本提携によって死にかけた会社を救済することの他、新技術の研究開発のための費用を捻出する意味もあるそうです。確かに昨今の環境問題の対策は、どのメーカーをとっても頭の痛いところです。
 その中にあってトヨタが他の会社と提携するつもりがあまりないとのこと。もっとも徳大寺さんによれば、トヨタは今後の新製品開発に死角ナシということですが、一方では「徳大寺さん、あんまりトヨタばかりを誉めすぎるな」という声も聞こえてきそうです。

 次に日産自動車のお話。昨年は巨額な赤字を計上し、経営の透明感をアピールして、株主の安心感を誘ったのは、さすがはゴーンさんの手腕と言ったところでしょうか。
 2000年のうちは、ルノー経営者の見立てによる画期的な新製品はまだ期待できず、そういう意味では2001年からのニューカーが期待できそうだということです。
 昨年12月の「間違いだらけのクルマ選び」では、2リッタークラスの「セフィーロ」か「スカイライン」のいずれかが車種統合されて名前が消える運命にあると書かれていました。今回、徳大寺さんによると生き残るのは、大方の予想に反して(?)セフィーロの方で、誉れあるスカイラインの方が消えてしまうらしい。これホント???
 もしそれが現実のものになるとすれば、セフィーロを今後も所有していきたい私などは、ホッとひと安心といったところです。

 その他、軽自動車が高速道路で100km/hで走ることの影響とか、新車のミニヴァンの批評などに誌面を費やしていました。
 軽自動車とミニヴァン、いずれも徳大寺さんが以前からその存在価値にケチをつけてきただけに「ちょっと心変わりしたのかな?」と思いました。

 今回は前回と比べて、未来志向の自動車技術論が少なく感じられたのが気になりました。それは裏を返せば、各自動車メーカーの目指す方向が、だんだんクリアになってきたから、と言えるのかもしれませんが。

 各車種の批評で気になったのが、ホンダ車の採点が辛いことです。ホンダの開発方針が気に入らないのかな?
 まあ、自動車評論家の方にも嗜好があるので、ホンダ車フリークの方には、この本を読んでもあまり気にしないほうが良いかもしれません!?

[2000.05.30 by かっきい]

 

 

◆ガソリン価格(2)

 昨年11月のこのコーナーで、ガソリン価格が上昇している理由についてお知らせしました。最近になってまた一段とガソリン価格が上がったようです。私の住む秦野市周辺では、昨年の11月頃にハイオクが¥104/Lという看板を上げていたところが、最近は¥108/L程度になっていました。
 今の季節はドライブすることがとても気持ちよいけれど、ガソリン価格が高くては、出かける気持ちが萎えてくるというもの。そこで今回はガソリンを安く入れるコツを提案していきます。

 私が知るところのガソリンを安く入れるコツは、次の3つに分類されます。
(1)ガソリンが安くなる場所を知る。
(2)人件費がかからない所で入れる。
(3)ガソリンじゃないものを入れる!?

(1)ガソリンが安くなる場所を知る。
 ガソリン価格はたとえ同じスタンドの会社でも、地域が違えばその地域の価格帯に合わせてくるものです(例外.高速道路のSAのスタンド)。そのため地域によって価格帯が決まり、個々の地域によって高い地域と安い地域に分化していきます。

 そこで次に知りたくなるのは、安い地域とはどんなところかということ。それは一口に言えばスタンドが多い場所です。
 昨今のガソリンスタンドは、サービスの差別化という点での競争が難しくなり、勢い価格競争で客寄せするのが常套手段になっているようです。そのためスタンドが多い地域はそれだけ価格競争が激しくなります。

 具体的な場所としては、主要都市に出入りする大きな国道沿い、高速道路のIC沿いにガソリンスタンドが集中している傾向が強いようです。例外として東京23区付近は、周辺地域よりガソリン価格が高いようです。東京付近は価格カルテルでも存在するのか!?

(2)人件費がかからない所で入れる
 これは旅行先でガソリンを入れるときには、あまり参考にならないかもしれません。
 最近は「ノーサービス」と言って、窓拭きなどを行わない代わりに、ガソリン価格を安くしている場所が多くなっています。

 さらに「セルフ給油」と言って、自動販売機のようにお金を入れて、自分で給油するというシステムも出まわっています。
 このセルフ給油は、危険なガソリンを自分で扱うがために、ちょっと抵抗がありました。しかし先日、厚木市内にあるセルフ給油を初めて試してみたところ、案外と簡単にできて何だか嬉しかった。お値段も¥103/Lと安めに入れられました。やはり何事も経験ですね。
 ただしこのセルフ給油は、一回で60リットルまでしか入れられないなど、まだ不便な点があるのが気になるところ。

(3)ガソリンじゃないものを入れる!?
 これはずばり「GAIAX(ガイアックス)」というものを指しています。GAIAXは天然ガスから抽出される燃料で、ハイオクタン車でもOKという代物。原料が原油でないことから、税制上ガソリン税の範疇外ということで、ずいぶん格安の燃料になっています。
 ただしガソリン元売り業界を中心に、GAIAXにもガソリン税並課税にすべきだという動きもあり、目を離せません。個人的にはこのGAIAXlこそが、ガソリン価格に風穴を空ける存在と期待しています。

 実は先日、R4の栃木県西那須野町でGAIAXを入れてくれる給油所を発見。¥89/Lという値段を掲げて「ずいぶん安いなぁ」という印象を持ちました。その時通りすぎたのが夜中の出来事で、そのスタンドが閉まっていたのがちょっと惜しかったですね。

 ただしこのGAIAXは、ホントに車に入れても大丈夫なの!?という気持が正直なところ。どなたか実際に入れてみた方はいませんか?実際に入れてみてどうだったか、ご一報をお待ちしています。

[2000.05.29 by かっきい]

 

 

◆ドライブラリー(1)

 今年前半の私はドライブラリーへ積極的に参加しています。2月の千葉県に始まり、4月の三重県、5月の宮城県。いずれもPDQM(Play Drive Quizzy Map;PD誌(芸文社刊)主催のドライブラリー)へのon timeな参加。昨年の後半が休止状態だったことを考えると、元気な自分が復活しつつあると感じています。

 最近の特徴は一人参加が多いこと。2月の千葉は3人での参加だったけれども、それ以外は一人の参加でした。6月には富山県でQMがあって、その時はまた一人参加になりそうです。
 もともとドライブラリーというものは、2人以上で競技を行うものですが、慣れてくると1人で2人役をこなすことも(私の場合はまだまだですが)可能です。
 遠征してドライブラリーをする場合などは、同行者を見つけるのにひと苦労。だからこれまでの遠征の気ままな一人参加は、ある意味で必然なのかもしれません。

 このように遠征までして参加するドライブラリーの魅力は、どこにあるのでしょうか。次の3つをドライブラリーの魅力としてあげておきます。

 一つはドライブラリーのコースをドライブする楽しみ。ドライブラリーで設定されているコースは、いろんな種類の道路を含んでいます。市街地の道、田舎道、山道、さらには林道。有料道路を含む場合もあります。そんな道を走る楽しみがドライブラリーの魅力のひとつです。

 2つ目はコースを走りきったときの達成感を味わうこと。断片的な地図であるコマ図と、実際のコースとなる道を、見比べながらドライブすることは、いつも緊張感が漂うものです。だれしもミスコースはしたくないし、正しいコースを走っていても「ホントに正しいコースを走っているの?」と不安にかられてしまいます。
 またコース途中に設定されているクイズは、時として大きな障害となります。先日参加した宮城県のコースでは、最初の設問の答えがわからず、1時間もスタート地点で足止めを食っている人がいました。クイズの答えが見つからない時は、じりじりとした焦りを感じてしまいます。
 それら競技中の障害はある種の苦痛ですが、それを乗り越えてゴールした時の喜び、達成感は、日常ではなかなか得がたい素晴らしいものです。

 3つめとしてコース設定された地方・地域の自然環境や特産物・文化などに触れ合えることを挙げましょう。これは私が道の駅めぐりをしていることと共通するのですが、それぞれの地方にはそこにしかない特徴というものが必ずあります。
 そういった特徴は、たぶん実際に行って見て、触れてみないとその素晴らしさを実感できないと思うのです。ドライブラリー前夜は、予習をしながらどんな新しい発見、出会いがあるかを楽しみにしています。

 今後もこのホームページで、ドライブラリーの楽しさ、素晴らしさを紹介していきたいと思います。

[2000.05.22 by かっきい]

 

 

◆祝・1周年

 この「かっきいのWEB page」は、今から1年前の1999年5月に開設してから、今年の5月で満1周年を迎えることになりました。

 このホームページを開設しようと思ったきっかけは、今から2年前のゴールデン・ウィーク(GW)中に、北海道を回った時にさかのぼります。2泊3日の日程でしたが、道中思わぬハプニングあり楽しい思い出ありと、盛り沢山のドライブの旅になりました。
 またその時、デジカメを携えてあちこちの風景を撮り回った結果、素晴らしい旅のアルバムができたと一人悦にひたっていたのです。
 でもそのアルバムを自分一人のものにするには少しもったいないと思い、1年後のGW、つまりちょうど1年前にホームページを開設し、その時のドライブの様子を紹介したのです。

 ちょうど1年前のGWは職場の上長から自宅待機を命ぜられ、出かけることができない連休中の毎日でした。そんなヒマを持て余した日々を過ごすのには、ちょうど良かったのかもしれません。

 このホームページというものは、いざつくって運営してみると思っていた以上にタイヘンなもの。これは実際に作ってみないと、なかなかわからないものでしょう。
 特に掲示板の書きこみでは苦労することになりました。読者から掲示板への書きこみはおおむね好意的なものでしたが、なかには勇み足で不特定多数の人が見るにふさわしくない悩ましい内容のものがありました。幸い書きこみをした本人が知人の一人で、メールで注意を促すと素直に納得してくれたので助かりました。

 またアクセスカウンタが思うように伸びないときも「ホームページの内容が悪いんじゃないか?」とずいぶん思い悩んだりもしました。その一方で「自分は自己満足でホームページを作っているんだ」と自己正当化してみたりもしました。
 それでも1年間で何とか1400カウントまで行きました。決して多くはないけれど、まあまあの数字ですよね!?(笑)

 ともかくこの「かっきいのWEB page」は、これからも精力的に進化させて行きますので、どうぞ応援のほどよろしくお願いします。

[2000.05.07 by かっきい]

 


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