星と甲羅とカブトムシ

〜「ばくれつカブトムシ」を奨励するページ〜

「ばくれつカブトムシ」とは?

かつて任天堂とスクウェアが夢の競演で開発した
スーパーファミコンRPGの最高傑作である(あくまでも自分で思ってるだけです)
「スーパーマリオRPG」に入っているミニゲームの一つ。
ピーチ姫を仲間にしたあとでキノコ城の宿屋に行き、中にいる少年から500コインで買える。
ちなみに、このゲームで持てるコインの上限は999。500というのが高そうに見える。
しかし、このおもしろさを考えると安すぎるぐらいだ
それに、ゲームが進んで来るに連れてお金は腐るほど手にはいる。
これは早いうちに買うに限る。
また、マリオRPGには数多くのミニゲームがあるが、このゲームのすごいところは、
入手すると「ゲーム」という項目がメニュー画面に加わるところだ。
つまり、「アイテム」や「ステータス」などと同じ扱いなのである
メニューが開けるところなら、たとえラスボスの目の前だろうと遊べるのがすごい。

 

ゲームの内容は?

非常にシンプルな物だ。自機であるカブトムシができるのは、左右への移動と攻撃だけ。
ゲームが始まると、甲羅が無数にふってくる。放物線を描いて落ちていく甲羅は、
地面につくと跳ねあがり、また落ちてくる。甲羅を撃てば1点が入る。
そして重要なのは、甲羅を壊したときに飛び散る星の破片だ。
この破片で甲羅を倒すと2点が手にはいる。更にその破片で倒せば4点、
その破片で倒せば8点…と、倍々にあがっていき、最終的には一つの甲羅から9999点が手にはいる。
甲羅や破片に自機がぶつかると、倒れてしまう。
最初に倒れたのなら5回ボタンを押せば復帰できるが、次に倒れたときは6回、その次は7回…と、
必要なボタン連打が増えてくる(時々ふってくるハートを取れば必要なボタン連打数が回復)。
3カウント内に復帰できなければ、カブトムシは爆死。いわゆるゲームオーバーだ。
しかしただでは終わらない。最期はこのカブトムシ自身が星のかけらとなり、
それで倒したら1点、その破片なら2点…と、またもや得点のチャンスがある。

 

カブトムシとの出会い

小学6年終わり頃、ポケモン赤・緑が発売されたばかりの頃の話だ。
そのころ、友達の間でマリオRPGが流行っていた。
ある友達の家へ遊びに行ったら、友達が何かのミニゲームをやっていた。
面白そうなのでやらせてもらったら、実際に面白い。
ちなみに初プレイ時の得点は20000ちょっとで、友達に「なかなかやるじゃん」とかいわれた。

そのうちにマリオRPGそのものが面白く感じ、
友達に借りて色々やりこんでみる。隠しアイテムを探したり、ミニゲームのハイスコアを求めたり…
しかしその中でもやはり、特に気に入ったのはやはり「ばくれつカブトムシ」だ(ちなみに2番目はワイン川下り)。
そのうちにこつをつかみ、時間さえあればどこまでも行けるのでは?と思いはじめた。
休日に暇な時間ができたのでどこまで稼げるか試してみる。
かなり順調にいったのだが、4千万点を超えたあたりでちょっとした気のゆるみから爆死。
その後しばらくはカブトムシとは無縁の日々が続く。

時は流れ2000年。ポケモン金銀が発売してから半年以上が過ぎたある日、弟がマリオRPGを借りてきた。
懐かしかったので、弟が新規にはじめたデータを進める。
そしてばくれつカブトムシが手にはいると、弟がハイスコアを取るとか言いだし、
協力することになった。やたらと時間はかかったが(途中で入浴や睡眠をとったほど)、
割とすんなり99999999点を取ることができた。もし9桁以上あったらどうしようかと思った。
その時の記念画像は写真館にあるとおり。

※この写真のスーファミにコントローラーがつないでないのは、
得点が99999999に達したときにスタートボタンでポーズをかけてあったので、
コントローラーを間違って踏んでボタンを押してしまったりしてポーズが解けるのを心配していたため。
決して連射コントローラーを隠したりするためではないことだけ付け加えておく。

 

カブトムシ必勝攻略法

このゲームの山場は100万点ぐらいまでだ。
このくらいまで稼げばふってくる甲羅の数が増えて連鎖のチャンスが増え、
得点が入りやすくなる(ハートがやたらと手に入る)。
つまりこのくらいまで行けば、気を抜かない限り、時間が許す限りどこまでも得点を稼ぐことができる。

しかしそこまで行くのが大変。得点を稼ぐ前に何度もダウンしてしまい、
途中で連打が追いつかなくなる。それを防ぐためにはあまり当たらないようにすればいいのだが、
得点のチャンスのために甲羅を溜めるとどうしても当たることが多くなってしまう。
ではどうするか。簡単なことだ。連打のスピードを上げればいい。
普通、連打といえば親指で一つのボタンを何度もたたくのが一般的。
爪でこするようにする人もいるが、ボタンがずれたりするし、何よりも指が痛くて集中できないので却下。
ではどうするか。実は、このゲームで使用する「攻撃、復帰ボタン」は一つではない。
Yボタン、Bボタン、Aボタンのうちのどれでも反応する。
ちょっと考えれば、そのボタンをすべて使うのが一番いいと思うだろう。
右手の人差し指でYボタン、中指でBボタン、薬指でAボタンをたたく。
この方法だと薬指にかかる負担が大きいので、人差し指のBと中指のAだけもいい。
とにかく自分にあった連打法を見つけるのが一番大事だ。
あとは暇な時間を見つけてひたすら打ちまくるのみ!99999999は目の前だ!
と、言いたいが、一つだけ注意がある。9千9百万のあたりから、ハートが全然出なくなる。
その前にハートを取っておけばさほど問題はないが、
しばらくハートを取ってない状態でこの得点域に突入すると危険だ。

ところで、キノピオ君も言うとおり、連射コントローラーなどは絶対に使ってはいけない。

 

カブトムシ道、一直線!!

さて、無事に99999999点を取った(と、いうことにしておこう)あなた。
これで終わりではない。いろいろな遊び方を探してみよう。

たとえば、5分なり10分なりの時間制限を設ける
時間さえあればどこまでもスコアを稼げるゲーム制を逆手に取る。
友達相手に燃えるかもしれない。

また、ハートをいっさい取らずにどこまでいけるか、というのも面白い。
この場合、どれくらいの時間持ちこたえるかを競っても、得点を何点稼げるかを競ってもいいだろう。

あるいはいっさいの甲羅を破壊しない(復帰時もボタン連打数を数え、弾を打たないようにする)のもいいだろう。
自分で壊した時点で失格、甲羅の自爆のみでどこまでいけるかを競う。

このように、自分なりにカブトムシ道を極めていきたい。

 

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