ポフィン大百科

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ポケットモンスター　ダイヤモンド・パール・プラチナ対応

近道：４人用オールマックス　３人用オールマックス　２人用　通信無し　計算機

外部リンク：イラスト付きブレンド表（ポロックな人さん）

1、概要

ポケモンのコンディションを高める「ポフィン」。GBA版における「ポロック」に相当します。
コンディションを高めることで、ポケモンコンテストの一次審査のスコアが高くなります。
戦闘などに関わる値ではありませんが、せっかくなら極限まで高めたい！
……これは、そんなあなたのためのコンテンツです。

ポフィンはヨスガシティにあるポフィンハウスで作ります。コンテスト会場とは別なので注意。
1人および、ワイヤレス通信を利用して4人まで一緒に作れます。
前作のように、コンピュータと一緒に作ることは出来なくなったことに気をつけてください。
詳細は次項で述べますが、1人で作るポフィンは非常に質の悪いものとなります。

ポケモンは原則としてポフィンを食べることでしかコンディションを高められません。
ポフィンを食べられる量には上限があるので、効果的に与える必要があります。

プラチナ版では通信ブレンドがWI-FIに対応するようになりましたが、その場合は3人が最大となります。
さらに、プラチナ版ではデパートでポフィンを直接購入できるようになりました。

ハートゴールド・ソウルシルバー版ではポフィンは作れず、コンテストもありません。
コンディションの確認も出来ませんが、内部パラメータとして記録されているので、
ダイヤ・パール・プラチナ版や各GBA版からポケモンを送り込んでも、コンテスト関係のデータが失われることはありません。
ただし、毛繕いイベントによって密かに毛づやが高まってしまうので要注意（後述）。

2、ブレンドの法則

基本的な部分は前作と同じです。ここでも軽く触れますが、
ルビー・サファイア・エメラルド版のポロック大百科も参考に。

木の実ごとに味や滑らかさのパラメータが設定されています。
味についてはタグで大まかなグラフが見られますが、曖昧なので注意。
ブレンドの際は、まず混ぜた木の実それぞれの味を合計します。
合計後、それぞれの味について「打ち消し計算」を行います。
これは基本的に前作のポロックと同じで、
酸味は苦味を、苦味は甘味を、甘味は渋味を、渋味は辛味を、そして辛味は酸味をうち消します。
この法則があるために、むやみに混ぜてもいいポフィンにはなりません。
（また、会場で最初にもらえる五味のまろやかポフィンも再現不可能）
あらかじめ打ち消しを計算したデータは木の実大図鑑DSに掲載していますので参考に。

混ぜた木の実の味を合計した後、マイナスになっている味の「種類」数だけ各味がマイナスされます。
例えば辛さと甘さの「２種類」がマイナスになっていれば、残っている全ての味が「-2」されます。
これが味の基本値です。ちなみにこの時点で0以下になっている味はポフィンには反映されません。
味にマイナスがあっても、できあがったポフィンにマイナスの味は残らないということです。
マイナスをなるべく同じ味にまとめるのが、無駄なく効率的なポフィンレシピということになります。

ここまではポロックと同じ。ここからは計算式が前作と変わっています。
メガニウムパークのケイジュさんの調査によると
「（味の基本値/経過秒数）*60-こぼした回数-こがした回数」になっている模様。端数四捨五入。
また、経過秒数の小数点以下は見た目は100分率ですが、
実際は1/30秒単位でカウントしたものを100分率に換算しています。
（よって、小数第二位は常に0、3、6のいずれかになる。えい＠Ｂさん調べ）
以上を踏まえた計算機はこちら。

計算後、こぼしたりこがしたりした回数だけ全ての味を-1した結果が、実際のポフィンの味です。
ただしそれぞれの味の強さは99が限界になっています。
この時、最も高い味の値のみが「レベル」として表示されます。

味が2種類以下なら、その味を示す名前（「からしぶポフィン」など）になり、
味が3種類だと「こってりポフィン」、4種類だと「くどいポフィン」になります。
ただしいずれも、レベルが50を越えると味に関係なく「まろやかポフィン」という名前になります。

例外処理として、同じ木の実が複数入ると、強制的に「まずいポフィン」になります。
また、こげやこぼしの影響で全ての味が1未満になった時も同様に「まずいポフィン」です。
いずれも前作の黒いポロック同様、元の味に関係なくランダムでLv2の味が3つずつ含まれています。

滑らかさについては、従来通りの「『木の実固有の滑らかさ』の平均-通信人数」です。
さらに通信時にプレイヤー全員の筆跡が一致すると、その時間に応じて滑らかさが下がりますが、
（未確認だが最大で10ポイント下がるという報告有り）狙うのは非常に難しいです。

多くの人数でブレンドすれば、必要な「味」は合計されるのに、不要な「滑らかさ」は平均されます。
さらに、同じポフィンが1人当たり、通信人数の数だけもらえます。
（例えば4人ブレンドなら、同じポフィンが1人4つずつ手に入る。
ひとことで言えば、通信人数が多い方が圧倒的に有利。これも前作と同じ。

通信ブレンドの際、前作では1回ごとに強制セーブが入りましたが、
今作では開始時以外に強制セーブは無くなっています。
作成後にリセットすれば、当然ポフィンは失われますが自分の手元に木の実が戻ってきます。
通信相手のポフィンは当然そのままなので、貴重な木の実を節約するのに使えるかも。

コンテスト会場で、Ｌｖ60でなめらかさ40、全ての味を含んだポフィンが手に入りますが、
上記の打ち消しの法則により、同じものをプレイヤーが作ることは不可能です。
ちなみにこのポフィン、辛さが60でそれ以外が30となっています。
3人以上の通信でポフィンが作れる環境にあるなら全く不要なので、誤用する前に捨ててしまいましょう。
逆に2人通信か1人プレイしか出来ないのであれば重要です。

3、ポフィンをポケモンに食べさせよう

ポフィンをポケモンに食べさせると、含まれている味に応じてコンディションが上昇します。
コンディションは「かっこよさ」「うつくしさ」「かわいさ」「かしこさ」「たくましさ」の5種類。
5種類あるポフィンの味は、それぞれのコンディションと対応しており、
基本的には食べた味と同じ量だけコンディションが上昇します。最大値は255です。
また、食べたポフィンの「なめさかさ」と同じ値だけ、ポケモンの「毛づや」が上昇します。
これが255に達するとそれ以上は食べられなくなるので、味が濃くてなめらかさが低いのが良いポフィンです。

ポケモンのコンディション・毛づやの初期値は0です。
例外的に、イベント交換のペラップ（ペッチャラ）は、毛づや0で全コンディションを10ずつ持っており、
GBA版のイベント交換系も毛づや10と多少のコンディションを持っています（→参照）。
（DS版のイベント交換系でコンディションが特殊なのはペッチャラのみのようです）
しかし少なくとも、野生で出現したりタマゴから孵ったばかりのポケモンは例外なく0です。

コンディションや毛づやはグラフなどで表示されますが、正確な値は確認できません。
必要があればプレイヤー自身がメモをしておくべきでしょう。

注意事項。ハートゴールド・ソウルシルバー版では、毛繕いイベント（美容師、ナナミ）によって、
既に毛づやが最大でない場合に限り、美しさと毛づやが上昇します（上昇量は未確認）。
将来的にポフィンでコンディションを高めることが前提なら確実に不利になります。
同バージョンではコンディションの確認が出来ないので気をつけてください。
ダイヤ・パール・プラチナ版の類似イベントは毛づややコンディションには影響しません。

コンディションの上昇量には性格による好き嫌いがあり、
好きな味は1.1倍、嫌いな味は0.9倍の補正がかかります。いずれも端数は切り捨て。
ポケモン自体のパラメータではなく上昇量にのみかかるので、嫌いな味でも上限の255まで上げられます。

以下は好き嫌い早見表。味の好みは性格による能力変化（カッコ内）と対応しています。

ここまではGBA版と同じですが、好き嫌いを同時に含むポフィンを食べさせたときの処理が異なります。
GBA版では高い方の味のみに補正がかかり、好き嫌いが等量の場合は相殺されましたが、
DS版では好きな味と嫌いな味にそれぞれ個別に補正がかかります。
例えば「おくびょう」（甘+、辛-）に辛と甘を10ずつ含むポフィンを与えると、かっこよさが11、かわいさが9上昇。

4、いいポフィンを作るには？戦略編

なんだかんだと言っても、一般プレイヤー視点での基本的なブレンド法則は前作とほぼ変わってません。
しかしチイラ以降の味が大幅に変わっています。レシピは流用できません。効率的なレシピの一例は以下。

注：
コンディションとなめらかさ（→毛づや）の最大値は255ですが、
このリストの合計値では255を超えた分もそのまま記載しています。
それだけ余裕があるという意味で読んでください。

レシピの性質上、全てのブレンドにおいて同条件なら同じレベルになります。
目的別に目標レベルを示しておいたので、この値を下回らないように頑張ってください。
もちろん、レベルが高い（時間が短い）に越したことはありません。
ただしノーミスが前提です。こぼしたりこがしたりすると目に見えない値が下がり、
目標レベルを達成していてもコンディションが上がりきらない場合があります。
（…とは言っても多少のミスは大丈夫。心配なら計算機で確認を）
表内のサンプルはノーミス45秒の時の値を記入しました。

４人通信対応

いずれも、1度のブレンドで4個ずつできるので2個ずつ食べさせます。
1セットで2体のポケモンのコンディションを最大にすることができます。

あらゆる木の実を使って最高のポフィンを作る！

「好き嫌い無し」専用→Lv68（56秒程度）以上を目指そう
全性格対応→Lv76（50秒程度）以上を目指そう

解説：
それぞれのポフィンを2個ずつ5種類与えるというレシピとしては最高。
目標スピードも遅めで、レシピも比較的覚えやすい（ザロク以外の下1桁が同じ）。
欠点は、材料を集めるのが多少面倒なこと位か。

シュカ〜はオッカ〜で代用しても良いけど、Lvが高い方が客受けがいいし、
なにより補正の効果がわかりやすくなって味の目安を立てやすくなる。
ただしカンスト分は無駄になるから、オッカ〜の方が良いという見方もある。

GBA版で手に入る木の実だけで作る！

「好き嫌い無し」専用→Lv66（53秒程度）以上を目指そう
全性格対応→Lv74（47秒程度）以上を目指そう

解説：
上には劣るが、それでもかなりの力を持ったポフィン達である。
DS版は始めたばかりの人でも割と安心？
そうでなくとも、ヨプ〜ウタンは生長が面倒なので役に立つことだろう。
メイン以外の味がすっきりしているので、目標値前後のポフィンが混在していても目安を付けやすい。

DS版で手に入る木の実だけで作る！

「好き嫌い無し」専用→それぞれ45.5秒程度を目指そう
　多少遅れても構わないが、辛さにだけは注意する

解説：
上のレシピとは対照的に、DS版の中だけで材料が揃うレシピ。
前作もバトルレボリューションも必要ない。通常のプレイで手に入る木の実のみを使う。
対応性格が厳しいが、チイラ以降が入手できなくてもMAXは不可能では無い。
1回のブレンドで4つずつ出来るが必要個数がバラバラ。投与ミスには要注意。
必要個数と同じ回数ずつブレンドすれば無駄が無くなる（計12回のブレンドでポケモン4体分）

３人通信対応

いずれも、1度のブレンドで3個ずつできるので2個ずつ食べさせます。
1セットで1体のポケモンに対応しますが、1個ずつ余ってしまいます。
2セット作れば3体のポケモンで使い切ることができます。

あらゆる木の実を使ってコンディション最大を目指す！

「好き嫌い無し」専用→Lv65（44秒程度）以上を目指そう
全性格対応→Lv74（39秒程度）以上を目指そう。かなり厳しい

解説：
なんと、３人通信でも少し頑張ればオールマックスが可能になってしまう。
目標スピードが厳しめなので、あらかじめ練習しておこう。
プラチナのWI-FIブレンドでは原則としてこれを狙いたいが、タイムラグなどの問題で難しい。

2人通信対応

基本性能で見れば3人以上でのブレンドと比べて圧倒的に不利。
しかし筆跡一致補正によって滑らかさを下げるチャンスがあるので、
うまくやれば4人通信の時と比べても遜色のないポフィンを作ることも理論上は可能。
さすがに-10を出すのは難しいが、補正を得ること自体は何度もあるはず。
滑らかさを数えて無駄が出ないように与えましょう。シミュレータが役に立つと思います。

以下では何通りかお勧めのブレンドパターンを示すので、
滑らかさの合計や木の実の懐事情に合わせて組み合わせましょう。
いずれも1度のブレンドで2個ずつ作れます。

プラチナ版ではポフィンを購入可能。
筆跡一致狙いや最後の一個でも無い限り2人通信よりも効率の良いポフィンです。
詳細は次項を参照下さい。

通信無しのポフィン

一人では良いポフィンは作れません。が、通信が出来ないのなら他に選択肢はありません。
通信ブレンドと比較すると高められるコンディションが非常に限られているので、
大事なポケモンに与えることは推奨しません（コンディションはやり直しがきかない）。
とりあえずコンテストで優勝したい、ヒンバスを進化させたい場合にご使用下さい。
いずれも、1度のブレンドにつきポフィンが1個ずつできます。指示に従って食べさせてください。

また、プラチナ版では効率の良いポフィンが購入可能のため、1人ブレンドはまず不要です。
ダイヤモンド・パールとは別の表にて、購入可能なポフィンの組み合わせをまとめました。

おすすめレシピ

DS版で手に入る木の実（プラチナ版で買えるポフィン）だけで、
できるかぎりコンディションを高める！

解説：

コンテストの1部門で評価に影響するコンディションは、メインの部分とその両隣。
ここではその3つのコンディションを出来る限り高める方法を紹介。

以下に示すレシピは、いずれも味を変えただけで本質的には同じもの。
スピードは45で計算したが、実際のところはいくら早くても早すぎることは無い。
最終的に、コンテストに対応したバンダナでコンディションを補うことを前提にしているので、
性格補正も合わせてなるべく無駄が出ない配分にした。

最後に与えるポフィンは、会場でもらえる「まろやかポフィンLv60」を使えるならそちらの方が良い。
（ダイヤモンド・パールの場合。プラチナでもバランス良く高めたいなら有用）

プラチナ版の場合、上げたいコンディションが下がる性格でも無い限り、余裕を持って最大まで上がる。
その余裕を使えば他のコンディションを伸ばすことができるし、性格によって下がった部分も補える。
プレイヤーのお好みに応じて調整を。

かっこよさコンテスト対応

ダイヤモンド・パール：対応性格「ゆうかん」「やんちゃ」

プラチナ：

うつくしさコンテスト対応

ダイヤモンド・パール：性格「うっかりや」「おっとり」

プラチナ：

かわいさコンテスト対応

ダイヤモンド・パール：性格「おくびょう」「せっかち」推奨

プラチナ：

かしこさコンテスト対応

ダイヤモンド・パール：性格「しんちょう」「おだやか」推奨

プラチナ：

たくましさコンテスト対応

ダイヤモンド・パール：性格「のんき」「わんぱく」推奨

プラチナ：

情報提供や間違いの指摘はいつでもお待ちしております。こちらからどうぞ。

スペシャルサンクス
プラチナ関連：LALUTさん、としさん、ポロックな人さん、金鶏さん、
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