1999年1月に発生した「ポケモン同人誌事件」を受けて、個人のファンサイトにおけるポケモンの使用を任天堂に尋ねたメールとその返答。
現在では完全に空文化しているが、当時はそれなりに影響力があった文章なので、資料性を鑑みて掲載。
なお、オリジナルのURLは http://www.teleway.ne.jp/~kouryou/guideline/index.html である。
「情報洋の忘れられし孤島」の管理人であるコサピさんがやりとりしたメールに基づく。
以下、伏字も含めて全て掲載されていた原文のままである。
---------------------------------------- コサピ→任天堂のメール(往信)… 任天堂様 初めまして。***(コサピの実名)ともうします。 いつも貴社のゲームを楽しませていただいております。 さて実は貴社の「ポケットモンスター」のキャラクターを 自分のホームページで(自作の小説やイラストで) 使わせていただきたいのです。 その可否をおうかがいしたくてメールをお送りしました。 もしよろしければどのような注意点があるのかを 教えていただけないでしょうか? また、「ポケットモンスター」に関する評論も自分のホームページに 載せたいのですが、よろしいでしょうか? お手数ですがどうか上の件についてお教えください。 よろしくお願いします。 ---------------------------------------- 任天堂→コサピのメール(返信)… お世話になります。任天堂 業務部 **(担当の方のお名前)と申します。 版権管理を担当しております。 この度はポケモンに関するお問い合わせをいただきましてありがとうございました。 弊社ではポケモンに限らずキャラクターの使用を以下の範囲で了承しております。 (1)営利目的でないこと (2)個人使用であること 今回お問い合わせいただきました3点については、具体的に次のように判断いたします。 自作の小説・・・個人使用ではあるものの、他の人も読まれる訳ですから、 1個人の考えたストーリーが他の人のポケモン世界観ま で変えてしまう可能性もあり、ご遠慮させていただきます。 イラスト・・・・独自で書き起こされたもので、アニメーションを行なわな い範囲なら構いませんが、それに他人への配布目的をもた せるものは禁じます。 (例えばプリントアウトすれば、ぬりえになっているとか) 評 論・・・・これに関しては各個人の自由ですので結構です。 弊社としましてはキャラクターの個人使用を積極的に認めている訳ではあり ませんので、上述の範囲にて楽しんでください。 今後ともよろしくお願い申し上げます。 ----------------------------------------