ポケモン生物論

昔の文章も多いですけど。

寄稿もお待ちしております。なるべく掲示板にお願いします。

卵システムに物申す!
ポケモンはどこから来るのか?
アーボ族について(寄稿)

 

ピカチュウを科学する かける 99/

アニメ、グッズなどで大人気のあの電気鼠。

しかし、その生態はあまり知られていないのではないか?
例えば、雷の石によって進化するが野生ではどうやって進化するのか?
ピカチュウのままでも繁殖は可能なのか?等。

ピカチュウの生息地は、トキワの森や無人発電所。
ライチュウの生息地は、無人発電所やハナダの洞窟である。

ここで注目したいのが無人発電所だ。
ここにはピカチュウライチュウが両方出てきて、そのレベルも近い。
野生のピカチュウは無人発電所で進化しているのではないか?

え?ピカチュウは雷の石がないと進化しない?
ふっふっふ。雷の石を使わなくても進化したという報告がごくわずかながらあるのだよ(本当。ゲーム中)。

ピカチュウは本来自力で進化するが人間嫌いなので、
トレーナーの前では自力で進化しない、でも中には変わった奴がいて、
トレーナーの前でもレベルさえ上げれば進化するのがいる。こういう仮説が成り立つ。

野生では、洞窟で暮らしているライチュウは繁殖期になると森でピカチュウを産む。
産まれたピカチュウは森で育ち、成長すると発電所へと旅立ち、
ライチュウへと進化。そして洞窟で暮らすようになる。
発電所がなかった時代は、おそらくイワヤマトンネルあたりで進化していたのだろう。
たまたま近くに発電所ができたので、
電気エネルギーの強いその場所に集まるようになったのだろう。(これはあくまでも仮説)

 

卵システムに物申す! かける 99/

今年の秋に発売予定の金銀の新システムとして「たまご」がある。
僕はこのシステムについて非常に不安に思っている。

どうやら金銀にはポケモンに雄と雌がいて、
配合で「たまご」が生まれるらしいのだがそれについていくつか心配事がある。

まずは「別ポケモン同士で配合できるようにして欲しくない」ということだ。
もちろん、サンダース×ブースターのように同系統ならいいと思う。

しかしライチュウ×レアコイルのように、全く別の生物と配合できるようになればこれはまずい。
あと進化前は配合できないようにして欲しい。

他に心配なのはすべてのポケモンが卵を産むとしたら大問題だと思う。
なぜ問題かというと「ポケモン」というのは「分類」ではなくて、様々な生物の「総称」だからだ。
鳥類や爬虫類、昆虫などは卵で繁殖してもいいだろう。しかしポケモンはそれだけではない。

哺乳類系のポケモンは子供を産むはずだ。
植物なら種や胞子で増えたり、メタモンなどは分裂したりするかもしれない。

それを無視して「全てのポケモンは卵から生まれる」としては、
ポケモンの生物としてのリアリティーが滅茶苦茶になってしまうだろう。

配合システムを作るならポケモンによって「たまご」ではなく
「こども(レベルの低い進化前ポケモン)」や「たね」にしてほしい。

さらに不安なのは「たまご」を通信で旧バージョン(赤、緑、青、ピカ)に送ると
151種のポケモンのいずれかに変化する、というものだ。

どこかの攻略本に載ってたのでまだ企画段階のようだが、これは是が非でも没にして欲しい。
自分の子供が別の生物になるなんて一体どういう発想なんだ?
制作者は本当にポケモンを愛しているのだろうか?

で、結局どうなったか?(以下00年以降の文章)

まず、「異種でも配合はできるのか」ということ。これは結局できるようになってしまったようだ。
しかしさすがゲーフリ。どんなポケモン同士でも配合可能なわけはなく、
比較的近い種族同士のみとなっている。
中には首を傾げたくなるような組み合わせもあるが、その辺は個人で自主規制すればいいこと。

あと、進化前の配合もできるが、これもあまりに幼いポケモン
(ポケカでいうところのベイビィ)はできないようになっている。

しかし幼虫やさなぎが繁殖可能というのは納得いかない。
この辺もやはり自主規制ということだろうか。

それと、どの獣でも植物でも卵から孵ることは問題だと思ったが、
掲示板でいい情報を耳にした。
公式ガイドブックに書いてあったことらしいが、あれは一種の「保育器」のような物らしい。

なるほど。納得のいく解説だ。それにあの「タマゴ」は、
公式発表によると「どこからか持ってくる物」らしい。

これも初めのうちは疑問に思っていたが、先の「保育器説」と合わせると納得がいく。
生まれたばかりの子ども、もしくは種をその「保育器」で育て、
ある程度大きくなるとその殻を突き破って出てくる。ということだろうか。

最後に「タマゴを前作に送るとランダムで別のポケモンになる」について。
これは完全にボツったようだ。
それに、すでに進化したポケモンがいきなりタマゴから生まれるということもない。
なんだかんだいっても、それほど問題のあるシステムではないようだ。

やはり制作者はポケモンを大事にしていたんだと信じたい。

 

ポケモンはどこから来るのか? かける 00/

以前、某巨大ポケモンサイトの掲示板で話題になったのだが、
公式設定では、「タマゴは産むものではなく、見つけてくるもの」だそうだ。
何とも不可解な設定だ。もしそうならば、
なぜ♂(一部♀の場合もあるが)の技を持って、♀の種族で生まれてくるのか。
それに、なぜ近い種族同士でなくてはいけないのか。
更にいえば、♂と♀である必要もないし、2体である必要もない。

あと「見つけてくる」と簡単にいうが、一体どこから見つけてくるのだろうか?
空からふってくる?地面からわいてくる?他のポケモンの巣から盗んでくる?
いずれにせよ問題のある説だ。ところで、「銀」のニューラの図鑑の解説には、
「親のポッポを追い払い巣からタマゴを…」と書いてある。

つまり、この「タマゴ」の「親」はポッポだということだ。
タマゴの親という事は産んだとしか考えられないだろう。
ちなみにニューラがタマゴを盗むのは、
もちろん自分の子として育てるためではなく、餌にするためだろう。
やはりタマゴなんてそこら辺で見つかるわけがない。「産む」に決まっているのである。

事実、金銀発売前(といっても2,3年前だが)の雑誌では、
「♂と♀がいればタマゴを産むことがある」
と、はっきりかかれている。アスペクト発行の攻略本「ポケモン図鑑」にも、
ニドラン♀の解説に「夏の終わりに2個卵を産み…」と書かれている。
他にもこの攻略本には、「ニドラン♀が進化すると卵を産めなくなるが、
♂は進化しても繁殖能力は無くならない」
ということも書かれており、この設定はポケモン金銀でも生かされている。

つまりこれは、ゲームフリークなどの監修を受けたまともな攻略本だということを証明している。
開発当時は、「産む」という設定だったが、小さい子どものプレイヤーが増えてきたので
「どこからか見つけてくる」というぼやけた表現をせざるを得なくなった、と考えられる。
「卵は産むものだ」と解釈しても全く問題はないと思う。

 

アーボ族について 神無月 香夜 02/08/26

この考えは、このページ記載のタマゴについてを真実として構成。

基礎:アーボが野生で出現する最低レベルは4、アーボックの場合は10。
備考:野生ポケモンの最低レベルは、ポッポなどの2。

1、アーボがジョウトの保育園にいないわけ
(保育園:主人公が序盤に通るあれです。カントーは今もうトレーナーがいるけど、
1・2番道路辺りが保育園?ジョウトはワカバ近くの道路ですので、29・30番道路のことです)

これは、生まれたばかりのアーボがあまりにひ弱な為だと思われる。
銀の図鑑によると「生まれたては毒を持たない。かまれても痛いだけ」とある。
この「痛いだけ」に注目してもらいたい。これはおそらく人間が噛まれてを
書いた物だろう。人が噛まれて、出血すらしないのだ。これでは、ろくに
エサも取れないのではないだろうか。つまり、親のアーボックが
保育園より一段階高いレベルまで子供の面倒を見ているのだろう。
そうなると、保育園には離せなくなる。そのため、
少し先の道路にアーボを放すのだろう。
(え?保育園に放さない理由?生態系を乱せない本能でしょう)

2.アーボックのレベルが合わないわけ
これはもう論外。人嫌いなアーボ族は、レベル22までトレーナーの元では
進化しないのだろう。野生では、9くらいで進化するのかもしれない。

ポイント
・アーボックは、カントーにしかいない
・アーボはレベル8のみカントーにいる
・ジョウトで出現するアーボの最高レベルは7
つまり、こうなります。
野生のアーボックは、交尾したあと海を渡り、ジョウトにやってくる。

え?アーボックが海渡れるのかって?ちゃんと映画やアニメを
チェックしていませんね?ゲームでは波乗りが出来なくても、
ルギア爆誕では、うみをアーボが泳いでいたし、アニメで
ムサシのアーボックはハナダジムでの水中バトルに参加してましたよ。
ゲームで波乗りを覚えない理由は、人を乗せるのが嫌いだからでしょう。

ジョウトについたアーボックは、人が入れない水辺(ヨシノの右とかね。)
でタマゴを産み、やがてアーボが孵ります。人が入ってこれないので、
ひ弱な赤ちゃんアーボも安心です。親はここで水ポケモンのタマゴや
小魚(ポケモンじゃなくて)を取り、アーボに与えて育てます。
ある程度アーボが大きくなったら、親と一緒に32番道路を目指します
(もちろん泳いで。32番道路は位置的にヨシノのすぐ西)
岸が見えてきたら、アーボは親から離れ、32番道路で生活します。
このとき、事実上アーボのレベルは4。

さらにもう少し経ち、戦えるようになると地下に流れえる川を通り、
つながりの洞窟を越えて33番道路で生活します。
このとき、アーボのレベルは7。

え?地下川なんてあるのかって?あまいね。川がなければ金曜日にだけいる
ラプラスが何処から来て金曜日を過ごし、帰るのかつじつまが合わないでしょ。

で、またしばらくしたら、再び地下川を通り、自分が生まれ育った水辺に。
それでずっとおよいでいってカントーへ。そしてお月見山近くの3番道路で
しばらく過ごし、やがてアーボックに進化。繁殖期を待つ。

…これでいいはずです。場所をころころ変えるのは、ポケモンがとても
生態系を気にする本能をもつすばらしい生物だという事で。