このゲームの戦闘はシンプルなターン制です。
敵味方の各キャラクターが、1ターンに1回ずつ行動するのが原則となっています。
基本となるダメージ計算式は「（攻撃-防御）*（命中-回避）」です。
攻撃力が相手の防御力をいくら上回っていても、相手の回避能力を捉える命中能力が無ければ大きなダメージは望めません。
また、いかに命中能力が高くとも、相手の防御を破るだけの攻撃力が無ければ意味がありません。
防御か回避に偏った能力値を持つ敵も多いので、こまめに武器を使い分けることが重要です。
戦闘中に使えるコマンドを説明します。
個人がコマンド入力する前に、パーティ全体で「逃走」を試みたり、
味方のステータスなどの情報を確認することもできます（確認にターン消費はしません）。
装備している武器（あるいは素手）で敵を攻撃します。武器の耐久度を消費します。
武器によっては、そのターンのみ回避が減少する場合があります（ターン開始時から）。
詳細は武器の項で述べますが、射程の短い武器ほど回避の減少が大きいです。
持っている武器と防具で身を守ることに専念します。
そのターンのみ防御と回避が上がった状態になります（ターン開始時から）。
また、防御中は敵を観察することになるので、ターン終了時に命中と回避が少し上昇します。
武器を持ち替えるコマンドです。持ち替える武器（あるいは素手）を選択後、
持ち替えた直後（ターン内）にとる行動を、「攻撃」か「防御」か選択します。
いずれの場合も、普通に行動するよりやや効果が弱くなります。
また、先制攻撃時には武器を持ち替えるだけで自分のターンが終わってしまいます。
持っている道具を選んで使用します。
効果や使用条件などは道具ごとに設定されています。
覚えている魔法を選んで使用します。当然、魔法を使えないキャラは使用できません。
「魔法」と一括りにしていますが、様々な体系の総称です。
よって効果や使用条件などのバリエーションは道具以上に多彩です。
ターン内に選んだ武器や魔法、あるいは道具の組み合わせ次第で「連携技」が発動することがあります。
それぞれを単独で使用した場合よりも強化されるのが原則ですが、中には全く別の効果になったり、
あるいは味方を不利にしてしまう連携技も存在します。
一度でも発動させた連携技は「連携メモ」に残り、その条件や効果が記録されます。
連携メモは戦闘中も含めていつでも見ることができます。
連携メモに記録された連携は、コマンド入力時に条件を満たそうとした場合にも効果が表示されます。
多種多様な武器が登場しますが、そのうち代表的な種類を紹介します。
種類ごとの特徴はあくまでも傾向であり、例外も当然存在します。
詳細は基本システムのページにもありますが、全ての武器には耐久値が設定されています。
攻撃するごとに耐久値は減少し、耐久値と共に武器の性能も低下し、0になると攻撃も不可能になります。
耐久度が無くなっても武器は無くなりません。耐久度はホームに戻ることで完全に回復します。
攻撃：中 命中：中 射程：中 重量：中 耐久：中
武器パラメータの基準値とも言えるスタンダードな武器。
両刃の「剣」は耐久力が高く、片刃の「刀」は攻撃力に優れる傾向にある。
また、長い刀身を持つので魔法との相性がいい（連携による魔法剣）。
その刀身に生産コストがかかるため、性能と比べるとやや価格が高めなのが欠点。
攻撃：中 命中：中 重量：大 耐久：中 射程：大
典型的な長物。遠くから攻撃できるのでダメージを受けにくい（攻撃時の回避減少が少ない）。
武器としては強力だが、その長さゆえに嵩張るので長旅の際は要注意。
強さの割にコストパフォーマンスが良好なのは魅力。
攻撃：小 命中：大 重量：小 耐久：小 射程：小
武器としての性能は低いが、携帯性が高いためにサブ武器としての利用価値が高い。
属性や追加効果を持つものも多いことから持ち替え用としての使い勝手が非常に良い。
軽量であるために誰でも装備できるのも特徴。1人1本持ち歩くのが基本か？
攻撃：大 命中：小 重量：大 耐久：大 射程：中
圧倒的な重量で全てを砕くパワー至上主義の武器。
ただでさえ頑丈な上、ハンマーは耐久力減少に伴う威力減衰がほとんど無いという特徴がある。
使い手と使い所を選ぶ武器だが、相手によっては非常に強力。
攻撃：中 命中：小 重量：中 耐久：中 射程：遠
飛び道具に属するため、攻撃に伴う回避の減少が発生しない。
また、飛び道具を装備したキャラがいると、エンカウント時に先制攻撃できる確率が上がる。
便利な武器だが基本命中が低いので、腕力や技術力が無いとろくなダメージにならないので注意。
攻撃：大 命中：中 重量：大 耐久：小 射程：遠
弓と同様の飛び道具で、特典も弓に準ずる。
弓と比較すると、腕力や技術力が低くても高い効果を発揮できるのが特徴。
その代わり非常に重い上に耐久性も悪い。冒険よりも決戦向きの武器である。
攻撃：小 命中：中 重量：− 耐久：− 射程：小
武器を使わずに体一つで戦う格闘術。
基本的な戦闘力は、武器を使う場合と比べて当然ながら圧倒的に弱い。
あらゆる武器と比べても回避率の減少量は最大。敵から受けるダメージが非常に大きくなる。
一見いいこと無しだが、「武器が無くても戦える」こと自体が最大のメリットである。
また、魔法体系によっては両手で印を結ぶ必要があるため、素手でないと使用できない。