MTG漫画『すべそれ』にて登場した各種ネタの解説。当時の流行やMTGに詳しくない人でも作品を楽しむための手引。
ショートカット:第1巻 第2巻 第3巻 第4巻 第5巻 第6巻 第7巻 第8巻 第9巻 第10巻 第11巻 第12巻 第13巻 第14巻 第15巻
おまけ:すべそれ年代記 リンク集
作画:横田卓馬、原作:伊瀬勝良。1998年から始まる、中学生達のマジック:ザ・ギャザリング(MTG)と青春の物語。
物騒なタイトルだが、これは「ノストラダムスの大予言」及び《神の怒り》のテキストを踏まえたネタであり、人類が滅んだりするような話ではない。
メインターゲットは当時MTGを遊んでいた世代だと思われるが、当時の小ネタがふんだんに散りばめられているため、
ノスタルジックコミックとして元のゲームを知らない人にも愛されているようだ。
逆に、MTGは知っていても1998年にはまだ生まれていなかったという若い読者もいる。
もちろん、双方を知っていればより楽しめるのは間違いないので、その手引として本コンテンツを作成した。
(この漫画については、ブログ記事でも熱く語っているので興味のある方はどうぞ)
「すべそれ」は電子書籍版も販売されているのだが、付録のカードが付属しない。
さらに電子版は解像度の都合で細かい文字が潰れていたりするので、紙のほうが圧倒的におすすめできる。
コミックウォーカーやニコニコ静画でも部分的に無料公開しているので、まずは読んでみよう。
連載前に読み切りとして掲載された特別編も無料公開されている(本編2話までのパイロット版に相当)。
単行本とほぼ同時に発売される月刊少年エース本誌においては、ちょうど単行本の続きが読めるようになっている。
例:8巻(32話まで収録)は2021年8月26日発売。同時期発売の月刊少年エース10月号には33話を掲載
このため、単行本から入っても連載に追いつきやすいのが特徴。
Web連載(無料掲載分)のほうは本誌より1年ほど遅れているので要注意。
ただし原則として雑誌掲載分と同じなので、単行本収録版とは細部が異なる場合もあるため見比べてみると意外な発見があるかも?
(特に、扉絵のキャプションは単行本では割愛されやすい)
ニコニコの場合はさらに読者コメントで当時のネタを拾えるのも面白い。
ネタバレを防ぐため、なるべく漫画を読んでから見ることを推奨する。
メーカーや人物の名称については、なるべく当時のものを用いている。
基本的に単行本収録分を扱う。現在14巻まで作成中。それ以降の雑誌掲載分については気まぐれに。
原則として単行本初版の内容に基づく。増刷による修正は確認次第追記。情報提供や誤り指摘は歓迎。
MTG関連の用語やカード名については「MTGwiki」へ、商品などについてはAmazonへリンクを貼っている。
(アフィリエイトリンクなので、ここから購入したりプライム登録してくれると嬉しい)
また、単に「ブログ」と書いてある場合、それは僕のブログである「かけるのブログ」へのリンクを意味する。
CMやMVなどの動画も貼ろうと思ったが個人の無断アップロードのものは消えやすいので保留。
商品名などは明記しているので、気になったキーワードを検索すれば大体出るはず。
時事:
当時の文化や商品、テレビ番組や楽曲などに基づくもの。作品名などとして明確に登場しており、なおかつ説明不要のものは省略。
主に「検索してもわかりにくい」「検索するという発想が出にくい(元ネタありという事に気づきにくい)」ネタを紹介。
作中当時の流行ものはもちろん、主人公らが幼少期に親しんだような少し古い作品なども含む。
わかりやすいネタでも「このタイミングで取り上げた理由」について解説が必要だと判断すれば説明している。
「時事ネタのようだが時代が違う」ネタについては、「その他」として補足している。
なお、他作品に関しては致命的なネタバレはなるべく避けるように心がけた。
MTG:
マジック:ザ・ギャザリングのプレイヤーに向けたもの。
「メタネタ」は、当時まだ存在しなかったカードや設定に由来するメタ的なネタ。
「カード」は、当時にも存在したカード及びルールに関する情報。
当時のMTGに関する時事ネタに関しては「時事(MTG)」として区別。
その他:
その他気になった場所の深読み。伏線の可能性や粗探し(ツッコミ)も含む。
いずれもカード名に由来する。
ここでは2巻までにフルネームが登場したキャラを扱う。以降は各話のページにて。
当時の黒ウィニーを代表するカードで本人も使っていた《カーノファージ/Carnophage》から。
なお「はじめ」という名前だが、少なくとも兄が1人いることが明かされている。
同じく白のカードである《サルタリーの使者/Soltari
Emissary》の英語名から。
母の理慧は《サルタリーのゲリラ/Soltari Guerrillas》、父の享平は《サルタリーの強兵》か(第55話で判明)。
トモハッピーとの対談動画によると《ヨーグモスの取り引き/Yawgmoth's Bargain》とのこと。
ヨーグモス→やくも、「s Bargain」→すばーげん→すわげんで、「げん」を「原」にしたという。わかるかそんなの!
個人的には、初登場時のデュエルで披露したナイトメア・サバイバルのキーカードである、
《適者生存/Survival of the Fittest》(サバイバル→すわばら)、《繰り返す悪夢/Recurring Nightmare》(あくむ→やくも)かと思ったのだが。
《シヴ山のドラゴン》。
当時は「シヴやま」と読まれることが多かった。
《シヴのヘルカイト》。
《樫の力/Might
of Oaks》。
「主税」と書いて「ちから」と読む名前は、本作のスペシャルサンクスにも名を連ねるプロプレイヤー中島主税にちなむ?
時事(グッズ)
左上から、厚底ブーツ、ワンダースワン(注:カラーではない)、プレイステーション、
携帯電話(docomoっぽいが特定できず)、MDウォークマン(MZ-E35)、ハリウッド版ゴジラ(1998年)。
MTG(メタネタ):
神河ブロックの舞台となった次元「神河」。なお本作では「かみかわ」だが、MTGでは「かみがわ」と読む。
1998年の時点では設定すら登場していないので、純粋に読者向けのメタネタであると思われる。
兵庫県の神河町(神河ブロック発売後に合併によって誕生した地名)とは無関係。
なお神河市とその周辺については、ロケハンとして大阪方面の建物などをモデルにしているシーンが多いのだが、
これは作者の取材の都合からそうなっているだけで、作中設定としては神河は関東寄りだと思われる。
理由としては渋谷や京都といった実在の土地との距離感が挙げられる。
MTG(メタネタ):
多くのセットで使われている基本的なメカニズムを意味する「常磐木(ときわぎ)」。
なお用語及び概念自体は比較的新しく、少なくともユーザー向けの用語としては1998年には使われていなかったはずである。
時事(音楽):
1998年5月に発売された1枚目のベストアルバム『Pleasure』。
当時はCDを貸し借りしてMDにダビングするのが当たり前であった。
時事(テレビ番組):
1998年7月にスタートした『神様、もう少しだけ』。
雑誌『ザ・テレビジョン』5月22日号の表紙が見えるが、再現したのかまでは不明。
MTG(カード):
おおむね作中のとおりだが、様々な意味でネタ的な人気を誇るクリーチャーであることを知っているとより楽しめる。
ニコニコ大百科あたりが参考になるかも。
時事(テレビ番組):
『仮面ライダーブラック』にて倉田てつをが演じた主人公。
放送は続編である『〜RX』も合わせて1987年から1989年までなので時事ネタとは言い難いが、はじめ達は幼稚園時代に観ていたはずである。
当時は(テレビ番組としては)「最後の仮面ライダー」であったためグッズやゲーム等でも出番が多かった。
時事(テレビ番組):
ウッチャンナンチャンの南原清隆が『ブラックビスケッツ』として活動していた時の名前。シングルCD『タイミング』のジャケット再現。
3つの「ブラック」の中ではこれだけちょっと違うカテゴリのような気がするのだが。
時事(映画):
両名が主演した映画『メン・イン・ブラック』(1997年公開)。
時事(ゲーム):
『サクラ大戦』テーマソングの『檄!帝国華撃団』の歌詞より。
MTG(メタネタ):
MTGにおいて中心的な舞台となっている次元「ドミナリア」から。
時事(技術):
「シングウジサクラ(ヨコ」とあるが、「真宮寺さくら(横山智佐)」のこと。
歌手情報に「声優の横山智佐が演じる真宮寺さくら」が表示されている状態。
時事(ファッション)
帽子の「b」は『h(dj honda)』、Tシャツの「PAKO」は『PIKO』、バッグの「FATBOY」は『BADBOY』のパロディ。
いずれも、いわゆる「B系」ファッションにカテゴライズされる…と思う。
時事(ゲーム):
『サクラ大戦』テーマソングのサビ部分。
その他(補足):
今でこそボードゲームカフェのような形式で似たような店はあるだろうが、当時は喫茶店タイプの店舗は決して一般的ではなかった。
皆無だったとは言い切れないが、あくまでもフィクションの中の存在だと思って読むべきである。
原作者が中学時代に通った店がモデルだとnoteで触れられているが、飲食については階下の定食屋がモデルらしい。
ちなみに本来、酒を出さない喫茶店を「純喫茶」というので、カードゲームを取り扱おうが純喫茶で問題ないはずである。
その他(考察):
市外局番を除いた7桁表記である。つまり(1998年当時)市外局番が3桁の地域であることを意味する。
モデルになった町(仮に存在するならば)を特定するヒントのひとつ。
その他(考察):
「兄がいる」という設定は読み切り版には無く、新たに追加されたもの。
4巻の時点で未だに本人と断定できる人物は登場していないにも関わらず、敢えて追加したからには何らかの伏線だと思われるのだが…。
「一緒に水泳を習っていた」「少女漫画が好き」といった情報が段階的に明かされ、14話でそれらしき人物が、そして17話でついに兄と確定!
もしかしてラスボスポジションで、サブタイトル「俺たちの兄弟戦争」とかやるかも。
その他(考察、ツッコミ)、時事(技術):
まず兄が同居しているのか否か(つまりオンライン環境が自宅にあるのか)、インターネットなのかパソコン通信なのかも不明で、
どのような形式の地図なのかも不明である(単なる画像として誰かが掲載していたのか、オンライン地図サービスか)。
参考までに、当時のオンライン地図サービスに関してはimpressの記事が参考になる。ちょうど1998年5月の記事である。
(各リンク先は既にアップデートされているので当時のままではないことに注意)
しかし、印刷に1時間半かかったというのはダイヤルアップ回線という前提でも異常である。
具体的な住所がわからないので虱潰し的に探してトータルでこのくらいの時間がかかったというのならまだしも、
地図の画像データ一つにこれだけの時間が必要だったかのように誤解されているのを見たので一応指摘する。
確かに高解像度の写真などの表示に時間がかかったのは事実(仮に10kbpsだとして、1MBに800秒以上かかる)だが、
地図のような実用データは圧縮率の高いGIF形式などにして軽量で提供するのが当たり前である。
時事(グッズ):
社長が読んでるのは『魔術士オーフェン』シリーズの『我が神に弓ひけ背約者〈下〉』。
飾ってある絵はMTGを代表するカードである《Black Lotus》。当時複製原画などが売っていたかは不明。むしろ店長自ら模写したのかも。
本棚にあるのはジャンプコミックスの『ドラゴンボール』と、『幽遊白書』か?
ゲーム機はスーパーファミコン。
『To Heart』のマルチ(商品自体は後のものだがこれに近いと思う)。
(注:便宜上PS移植版のリンクを貼ったが当時未発売。元はPCゲームである)
当時は完成済みのフィギュアは珍しく、無彩色のガレージキットを各自で組み立て・塗装することが多かった。
時事(テレビ番組):
パフィー出演のバラエティ番組。1997年から。
時事(飲食物):
実際の商品名は『桃の天然水』。華原朋美のCMでヒット。ヒューヒュー。
見た目は透明でほぼ無果汁だが、意外と甘いというギャップも特徴的だった。
当時は「ニア・ウォーター」というカテゴリで、このような透明で甘い清涼飲料水が流行していた。
学校の保健室の前には「水みたいだけど実はこんなに糖分が含まれている!飲みすぎ注意!」みたいな掲示物があったり…
時事(音楽):
安室奈美恵のソロデビュー曲にしてファーストシングル。
慧美も典型的なアムラーファッションだが、当時といえども中学生には早すぎるような。
厳格そうな母親がよく許したもんだと思う。
時事(ゲーム):
『ファイナルファンタジー7』の主人公。
ただ「†クラウド†」と短剣符で囲むのはゲーム自体とは無関係で、もう少し後のネトゲの文化のはずである。
その他(補足):
数字でプレイヤーのライフを表している。MTG用のスピンダウンカウンターではなく、通常の20面ダイスであることに注目。
当時はまだ関連商品にスピンダウンカウンターが付属しなかったので、TRPGなどで使う普通のダイスを用いている。
その他(雑感):
はじめ達とほぼ同年代だが、僕の通っていた市立中学では個人ごとに試験結果の順位が通知されたものの上位者が掲示されることはなかった。
ただ、調べてみると(時代や地域に関係なく)学校によって様々のようである。
時事(グッズ):
はじめが持っているのは当時シングルとして一般的だった8cmのCD。
何のCDかは不明。適当なイラストなどではなく元ネタが存在しそうだが…
時事(流行語):
典型的なコギャル語の語尾。なんとなく流行っていたが、特定の元ネタがあったのかどうかは不明。
そもそも当時としても既に、コギャル自身が実際に使っていたというよりは(コントなどで)コギャルらしさを強調する演技としての扱いだったような。
その他(考察):
音楽の授業のためにクラス全員が音楽室へ移動する(または授業が終わって帰ってくる)シーン。
なんてことはないが、はじめにも(隣のクラスのMTG仲間だけでなく)自分のクラスに友達がいることがわかる描写。彼らは11話の遠足でも登場している。
またリコーダーを持つ手で器用な指使いを見せており、音楽は苦手でもなさそうである。
後の水泳の場面も含め、テストのある五教科に限らず各科目をそつなくこなす優等生であることを伺わせる。
時事(学校):
当時はちょうどブルマからハーフパンツへの過渡期(僕の中学では1997年度に切り替え)。現実的にブルマも十分ありうる。
ただ、ハーフパンツへの切り替えは男女同時であり、女子がブルマの頃は男子も丈の短い半ズボンだった場合が多いと思う(作中では男子はハーフパンツのようだが)。
制服なども含め、当時の中学生の服装関連の話題は以前ブログに書いたので興味があれば参考に。
時事(ゲーム):
はじめが来島のビデオと交換していた分厚い本(98年春版)。当時のゲームのカタログであり裏技集であった。
漫画雑誌のような紙質でイラストや写真も無いが、ファミコンから最新ゲーム機まであらゆる作品を網羅。
読んでいれば無限に暇を潰せるし、中古屋やワゴンセールなどで名作を探す際にも非常に重宝する代物であった。
時事(飲食物):
ローソンの定番ホットスナック。パッケージは当時のもの。
時事(ゲーム):
コナミの『ビートマニア』。バージョンは2ndMIX。
時事(グッズ):
ポラロイドは商標で、普通名詞としてはインスタントカメラという。
当時、プリクラブームによって「すぐに写真が出てくるカメラ」であるインスタントカメラが改めて注目された気がする。
後に富士フイルムが『チェキ』を発売し若者に大ヒット、インスタントカメラの代名詞(及び「チェキる」という動詞)として定着していく。
なお、チェキ自体の発売は1998年10月であり、本作でトリーが持っているのもチェキではない(後に18話にて「チェケ」として登場)。
時事(アニメ):
『カードキャプターさくら』主人公の木之本桜。
その他(ツッコミ):
野暮なツッコミだが、最初にはじめと慧美が対戦した日は1998年5月の土曜日。
はじめと慧美の2回目の対戦はその次の土曜日となる(はじめも土曜と言ったし、後述のアニメ放送日からも確定)。
つまり、どう早く見積もってもこの日は1998年5月の2回目の土曜である9日ということになる。
日没はどうしても18時半以降になる(当然、夏至に近づくほどより遅くなる)はずで、
「18時帰宅に間に合うかどうか」の時間帯であのような夕焼けが見られるとは考えにくい。
時事(アニメ):
NHK教育にて毎週土曜18時から放送されていたアニメ。
ここで名前が出た縁か、メインキャストの一人である椎名へきるが本作のCMを演じた。
その他(ツッコミ):
6月も中旬なのに夏服になっていないのが若干気になった。4話から9話まではちゃんと夏服なのだが。
意図的な描写だとすると、梅雨の時期に気温が低めだった地域が神河市のモデルということになるのか?
時事(スポーツ):
バティストゥータの名前が出ているので6月14日のアルゼンチン戦。
MTG(メタネタ):
《先祖の院、翁神社/Okina,
Temple to the Grandfathers》。
繰り返すが、当時は神河ブロック自体が存在しないのでカードも無い。
時事(MTG):
6月15日発売。つまり上記のアルゼンチン戦の翌日である。
時事(音楽):
『X JAPAN』のギタリストで、同年5月2日に自殺。
その他(雑感):
作中で語られた「白いアジサイが咲いているところで告白」については、少なくとも当時何かの作品などで有名になったネタというわけではないと思う。
作者のオリジナルか、元になった作品やおまじないがあったのかは不明。
時事(店舗):
単行本では消されているのだが、連載版ではレジ袋に「おもちゃのスズモト」と書いてあった。
浜松市に存在するおもちゃ屋で、連載当時も現役のようだ。
敢えて消されたということは設定上の無理が生じたためだと推測される。
神河を浜松にしてしまうと、5話で描かれたように下道で渋谷まで行くのは無茶。
なお浜松は横田卓馬先生(作画)の出身地で、しばしば漫画の舞台にされている模様。
時事(飲食物・テレビCM):
湖池屋のスナック菓子『ポリンキー』のCMより。
時事(MTG):
『デュエリスト・ジャパン』Vol.2。1998年5月号(季刊)のようだ。
時事(音楽):
『CDでーた』1998年6月号。
時事(アニメ):
『機動戦艦ナデシコ』のホシノ・ルリ。髪の毛のスクリーントーンのせいで印象が結構異なる。
時事(ファッション):
「X-SMALL」の猿だが、本来は『X-LARGE』でゴリラのTシャツ。
その他(ツッコミ):
順位表のネタ。
TBSの討論番組『ここがヘンだよ日本人』にレギュラー出演していたベナン人「ゾマホン・ルフィン」。
おそらく彼に顔や喋り方が似ている常連客のあだ名だと思われるが、番組放送は1998年10月21日からである。
作中の時系列はまだ6月なので、当然放送は始まっていない。
既に特番などに出演していた可能性は否定できないが、「ゾマホン」というあだ名が当時一般に通用したとは考えにくく、
敢えて名前を出したのは時事ネタというよりは読者向けのお遊びの類だと思われる。
他のネタについては、放送日や発売日などの考証が今のところ極めて厳密なので単なるミスとは考えにくい。
時事(アニメ):
『魔法騎士レイアース』の龍咲海。
時事(アニメ):
『新機動戦記ガンダムW』の主題歌『JUST COMMUNICATION』の歌い出し。
なお、読み切り版においては最初に「しぶやま」へ向かうときに歌っていた。
時事(テレビ番組)
怪奇現象の解明などを主に扱っていた。ただし20時からの1時間番組であり、これで寝落ちするとは考えにくい(スペシャルの可能性はある、要調査)。
そもそも彼女らは何を見ていたのかは作中のセリフだけではわからない。
番組内容からして神納や来島は欠かさず観ていただろうから、彼女達も観ていたと勝手に思ったのだろうか。
時事(ゲーム):
カプコンの格闘ゲーム『私立ジャスティス学園』。
その他(雑感):
もしかして特定の歌が元ネタだったりするかも。
時事(流行語):
「マジでキレる5秒前」。ただし作中でも「久々に聞いたわ」と言われる程度には当時既に死語。
これをネタにしたのが広末涼子のデビュー曲『MajiでKoiする5秒前』だが、それですらも1997年4月である。
時事(ファッション?):
靴下の上からゴムリングのようなものを足首に付けているが、当時流行っていたか思い出せない。
単に靴下がたるんでいる表現かも知れない。微妙。
時事(習慣):
当時、野良猫よけに効果があるとされた。効果は否定されたようだが現代でも稀に見かけることがある。
時事(有名人):
野村沙知代、浅香光代、落合信子が元ネタ。
少し後になるが、「ミッチー・サッチー騒動」としてワイドショーを騒がせた面々。
メタ的に当時のお騒がせおばさん達の名前をもじっただけで、現実の人物とは無関係だと思われる。
時事(飲食物・テレビCM):
カネボウフーズの菓子『ねるねるねるね』のCM。
時事(ゲーム):
スクウェアのRPG『バハムート ラグーン』に登場したセリフ「サラマンダーより、ずっとはやい!」のうろ覚え、ないしそこから広まったネットスラング。
ネタ扱いされる経緯は敢えて書かないが、ぐぐってみればわかると思うよ。
時事(グッズ):
アイディアファクトリー(同名の会社が現存するようだが関連不明)が出していた『リリパットブックス』シリーズの豆本『なぞなぞチェック100』。
どちらかといえば80年代ファンシーグッズの文脈で取り上げられることが多いが、90年代でも現役の商品である。
ただ内容は小学生向けで、中学生にはちょっと子供っぽすぎるような気がする。
あくまでファッションアイテムとしての使用か(そういう人を見た覚えはないけど)、あるいは思い出の品なのか。
時事(ファッション):
薔薇をあしらった「ALBA ROSE」となっているが、実際はハイビスカスがモチーフの『ALBA ROSA(アルバローザ)』というブランド。
一般にギャル系のイメージが強い。やはり中学生には早すぎるような、というかスタイル良すぎ!
時事(ファッション):
ネックレスや腰(財布)のチェーン、エアマックスっぽい派手なスニーカー、BABY-Gっぽい腕時計が当時らしいファッション。
時事(ファッション):
陰陽をモチーフにしたデザインは『T&C(Town & Country)』。
時事(習慣)、その他(ツッコミ):
当時、後席でシートベルトをしている人を見た覚えがない(前席は当時も厳しかった)。
現代のコンプライアンスに準拠した描写だと思われるが、自転車の二人乗りは当たり前なのにシートベルトを律儀にしめるのはやや不自然に感じた。
時事(MTG):
当時実在した施設。詳細はMTGwikiを参照。
ここまで車で行って大会に最後まで参加した上で、中学生として妥当な時間で日帰りできることを考えると、神河や景群は東京からそう遠くないはずである。
時事(ファッション):
ムラサキスポーツ。本来は買ったものを入れるショッパー(レジ袋)なのだが、しっかりした作りなので普段遣いしている人も多かった。
ビニール製で水に強いため、プールや海水浴では特に重宝。
時事(店舗):
原作者コメンタリーによると「ラケル」というレストラン。この場所には現存しないが渋谷ほか関東各地に展開している。
時事(ファッション、不明):
あんな感じで英単語を散らしたTシャツ、特定の元ネタがあった気がするのだが思い出せない。
時事(ゲーム):
スタジオベントスタッフによる攻略本のブランド。『FF7』を筆頭とするスクウェアのRPGを中心に手掛けた。
他社と比較すると質・量共に充実した内容で評価が高い。ゲームファンにとってはバイブルのような存在。
なお攻略本のブランドとしては『解体真書』が正しい。解体新書は杉田玄白である。
敢えて変えた(というか元ネタに合わせた)のかとも思ったのだが、13話には「解体真書」として出ていたので単なる誤変換か。
時事(MTG):
コメンタリーによると、この回は当時の有名なトッププロ(に似た人)を登場させたとのこと。
眼鏡と帽子の人物はわかりやすく、ハットマンこと中村聡であろう。
漫画『デュエルマスターズ』の監修にして、登場人物NACのモデルである。
時事(技術):
90年代というか、2010年代においてもスマホというかLINEが普及するまではごく一般的に見られた光景。
むしろ1998年だと対応機種がそんなになかったような気もするんだけどどうだったけっけ?
時事(ゲーム):
元ネタを知らないと意味不明なセリフだが、「ソルジャー」はFF7では単なる兵士ではなく特殊な能力を持つエリートの意味で使われる。
時事(技術):
まだ10桁の時代である。1999年1月から11桁になった。
時事(スポーツ):
松坂大輔を擁する横浜高校が優勝を決めたのは8月22日。
時事(飲食物):
ガムは明治の『すっぱいレモンにご用心』。ロングセラー商品のようだ。
奥の二人はチューペット(あるいはその類似品)とフエラムネ。
時事(アニメ):
アニメ『魔法騎士レイアース』主題歌『ゆずれない願い』。
MTG(メタネタ):
「マダラ帝国」はドミナリアの地名。神河次元出身の梅澤俊郎が転移した地
(という設定が後付されたようだが、マダラという設定及び俊郎の子孫とされた《Tetsuo Umezawa》は当時から存在)。
全体的に日本というか東アジアの雰囲気が漂うエリアのようだ。
時事(テレビCM):
ピップの栄養ドリンク。「ダダーン!ボヨヨンボヨヨン!」のCMのインパクトが強烈だった。
時事(漫画):
ゴルフ漫画「あした天気になあれ」において、ボールを打つときにリズムをとる掛け声。
ただしアニメは1985年まで、漫画連載も1991年までなので世代的にはあまり噛み合わない。
直接元ネタを観ていたというよりは、親から聞いたり他の漫画などでパロディを見て知ったパターンだろうか。
MTG(カード)、その他(ツッコミ):
《サルタリーの幻想家》はシャドーを持つので、《ネクラタル》ではブロックできないためこのプレイングは不可能。
ただし、逆に「《サルタリーの幻想家》を破壊し《魂の管理人》をブロック」することは可能なので結果としては問題ない。
しかし、いくらエアデュエルとはいえどもサルタリーがシャドーであることを忘れるのは当時のプレイヤーとしてはあり得ないプレイング。
重版での修正を希望。クリーチャー名を入れ替えるだけでいいので。
時事(飲食物):
Hi-Cオレンジとミスティオ。
時事(店舗)、MTG(メタネタ):
実際は『ハローマック』。当時全国に存在したおもちゃ屋のチェーン。
ただしキャラクターはMTGの「アジャニ(当時は存在しなかったキャラである)」っぽく描き換えている。
時事(MTG):
MicroProse版。シャンダラー次元を舞台にしている。
時事(アニメ):
ガンプラ。上段左からズゴック、百式、ザクII、グフ。一番右は盾からしてガンダム(RX-78)か。
一応アニメ系に分類したが、旧作品であり時事ネタとは言い難い。
見えないけど(セリフや歌で間接的に登場した)GガンダムやガンダムWのもあるのかな?
時事(ファッション)
漫画では「boom」だが実際は『boon』(なぜか、作中に登場する雑誌ではこれのみタイトルを変更している)。
ストリートファッション誌であり、次巻で登場するスタイルの伏線といえる。
ちなみに1998年9月号の表紙を再現している。
時事(音楽):
T.M.Revolutionの『HOT LIMIT』。ポーズもジャケットそっくり(リンク先参照)。
時事(テレビ番組、グッズ)
視聴者がゲームに挑んで100万円獲得を目指すテレビ番組『ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャー』、
その名物企画の一つであった「電流イライラ棒」の玩具版「電撃イライラ棒」。
(なぜか微妙に名前が異なる。れっきとしたタイアップ商品のはずなのだが)
番組は大人気で、自分もやってみたいと思う人が続出したが、玩具はサイズが違いすぎて別物になりさっぱり売れなかった記憶。
売れ残ったおもちゃの行き着く先は縁日のクジ屋と相場が決まっている。
MTG(メタネタ):
次元「シャドウムーア」が元ネタの地名。神河同様、当時は設定すらなかった。
MTG(カード):
第5版の《灰色熊/Grizzly Bears》。現物と見比べているところ。同巻の11話も参照。
その他(考察):
仮に2012年だとすると、1月/4月/7月のいずれかである(1日が日曜日から始まる月)。
1999年の恐怖の大王に言及しているようなので7月の可能性が高いか。
時事(グッズ):
iPhone4以前で使われていたケーブル。2012年9月にはiPhone5が発売される。
やはり現代パートは2012年か?
時事(グッズ):
当時、既に中学生の小遣いでも買える程度の値段にはなっており、僕の身近にも学校に持ち込む奴がいた。
薄暗くなった放課後は特に遊び甲斐があり、学校の廊下の端から端まで届く光に興奮した覚えがある。
しかし光が目に入ると危険なので中学生のおもちゃとしては不適切ではある。先生に見つかったら怒られそう。
時事(テレビCM):
エステ『TBC』のCMより。「なおみ」という女の子がナオミ・キャンベルに変身するというもの。
その他(考察):
この学校には給食がないのだろう。親から弁当代をもらった上で、パンを1個だけ買って弁当代を浮かせている描写。
また日常的に弁当代を持たせるということは弁当を作る習慣がないようで、例えば共働きや片親の可能性も考慮できる。
なお東京近郊においては、神奈川県の公立中学校の給食導入率が著しく低いため、神河市のモデルも神奈川県内かも。
時事(アニメ)
『NG騎士ラムネ&40』に登場するロボット。
アニメ放送は1990年で、はじめは小学生時代に見ていたと思われる。
時事(アニメ)
同じく『NG騎士ラムネ&40』に登場するカカオ。褐色肌や肩のパーツが特徴的。
時事(テレビ番組):
合言葉は「見たい、聞きたい、歌いたい」。
はじめは「見なさい、聞きなさい、盗みなさい」をヒッパレのパクリだと思っていたが、こちらは芸事一般に通じるので一種の早とちり。
もちろん作劇上は当時のテレビ番組のネタを盛り込むという意図があるのだろうが。
時事(有名人):
順位表のネタシリーズ。サイババはインドの超能力者。あるいは宗教家。
3話のゾマホンと異なり、こちらは当時でも有名であるため、あだ名として通用したはずだ。
時事(漫画):
『天からトルテ!』1巻。週刊ファミ通に連載されていた漫画である。
時事(映画):
ゴジラらしきフィギュアが少なくとも2体、おそらく3体確認できる。
作品ごとに微妙に異なるゴジラを並べて飾っているのだとしたらかなりのファンなのだろう。
MTG(メタネタ):
当時史上最悪と呼ばれたコンボ。キーカードである《精神力/Mind Over Matter》を、ニューヨーク近代美術館になぞらえて「MoMa」と呼んだ。
9話の時点では、英語の教科書の題材としてさりげなく出すことで、わかる人にはわかる伏線としての扱い。
なお、本来の「MoMa」とは、マナ加速手段が乏しかった頃には使い勝手が悪かった《精神力》を、なんとかして使おうとしたファンデッキの名称だった模様。
当時の書籍を参考にしたブログ記事「MoMaがファンデッキ扱いだった時代」も参照のこと。
時事(MTG):
発売は10月12日。
時事(グッズ、漫画):
ヨネザワの「ガブッチョ」という魚釣りゲーム。モーター動作で回転しながら口を開閉する魚を磁石で釣り上げる。
現在は石川玩具が「元祖ガブッチョ」として販売しているようだが関連はよくわからない。
発売されたのは80年代であり、特にこの時代を象徴する玩具でもないが、はじめ達は幼少期に一度は遊んだことがあるはず。
はじめの服装は漫画『釣りキチ三平』を意識(長袖と半袖の重ね着、麦わら帽子)しているが、この漫画も時代とは無関係(連載は1983年まで、再連載は2001年から)。
単行本ではカットされたが、連載版のキャプション「グランダー神納」は漫画『グランダー武蔵』由来で、こちらは当時コロコロコミックで連載中。
2作品の連載時期にはちょうど親子くらいの年代の差があり、当時の漫画評などで比較されたこともあったような。
時事(飲食物・テレビCM):
インスタントコーヒーであるネスカフェ『ゴールドブレンド』のCMの真似。
「違いがわかる男」としてシリーズ化されていた。
MTG(カード、メタネタ):
テフェリーはMTGのストーリーにおいて長期に渡って活躍しているキャラクター。
連載及び単行本発売時点においても、《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》がスタンダードで大活躍。
使われる側としては憎しみの対象ともなっている(現役でも「腹立つ顔」と思われている)ことを踏まえたセリフに思える。
時事(学校)、その他(ツッコミ):
当時の公立小中校における土曜休み(週休二日制)は第2週と第4週のみである。
この日はウルザズ・サーガの発売日である10月12日なので、必然的に遠足は次の休日土曜である10月24日ということになる。
ただし学校があるはずの10月17日に私服で純喫茶しぶやまに行っているのが少し気になる。
(帰宅後に着替えてから行ったのかも知れないが、ただでさえ片道1時間かかり、帰りは慧美を送った上で18時のアニメに間に合わせるつもりなら忙しないスケジュール)。
時事(アニメ):
『まもって守護月天!』のシャオリン。同巻末に原作者である桜野みねねによるイラストあり。
帰り道の描写からアニメ放送の初日のようだ(テレビ朝日系で10月17日の18時から)。
時事(ファッション):
『SILAS(サイラス)』をもじった「SILASU(シラス)」。ロゴのアルファベットがシラス(魚)みたいになっている。
時事(ゲーム):
『テイルズ・オブ・ファンタジア』のテーマ曲『夢は終わらない 〜こぼれ落ちる時の雫〜』。
同年12月にPS版リメイクが発売されることになるので、同曲を用いたCMが流れていた頃だと思う。
MTG(メタネタ):
神河次元にある地名「永久原」。今田の領地であり、永頑城もここにある。
MTG(メタネタ)、時事(店舗):
那谷(なや)はアラーラ次元の断片の一つ「ナヤ」から(石川県に実在するようだが無関係だろう)。
「カメクラ」はゲームショップ「カメレオンクラブ」。
2007年に経営破綻して以降は通販メインで細々と続いているようだが、作中当時は全国各地に店舗が存在していた。
時事(ゲーム):
コナミの『ダンスダンスレボリューション(DDR)』。9月26日に最初のバージョンがリリースされたばかり。
「アイヤイヤー」はSMiLE.dkの『Butterfly』。同作を代表する曲の一つ。
MTG(メタネタ):
「諌倉(いさくら?)」は次元「イクサラン」のもじり。例によって当時は名前すら登場していない。
マスコットキャラはプレインズウォーカーの「ヴラスカ」(「う゛らすかさん」として土産売り場に…)。
パーク自体のモチーフは、少なくとも111ページのシーンに関しては大阪の「みさき公園」だと原作者がツイートしている。
135ページの遠景もモデルとなる写真が存在しそうだが、みさき公園かどうかはよくわからない。
もっとも地理関係も考慮すると、神河市(関東地方と推測される)から日帰りで大阪まで遠足というのは無理がある。
(もし泊りがけなら林間学校とか臨海学校とかのイベントになるだろうが、作中ではあくまで「遠足」と呼ばれている)
関東の動物園+遊園地といえば東武動物公園あたりがイメージに近いと思う。
その他(考察):
クラスメイト相手に当たり前のようにMTGネタを使っていることに注目。
よく見ると前話の開封シーンにも同じ人物が登場しており、いつの間にか自分のクラスでもMTGを布教していたようである。
MTG(カード):
《灰色熊/Grizzly Bears》はMTGを代表するクリーチャーの一つ。「熊」は2/2というサイズの通称としても通じる。
一般には「グリズリー」と呼ばれることが多いが、「灰色熊(ハイイログマ)」自体は標準和名でもあるので動物園の表記としては自然。
ちなみに日本の動物園ではかなり珍しい。1998年当時は不明だが、2019年時点では阿蘇カドリー・ドミニオンにしかいないようだ。
時事(音楽):
とんねるずの歌『ガラガラヘビがやってくる』に由来。
1992年の歌だが、当時の中学生は小学生時代に何度も聞いたり、クラスで歌ったりしたはずである。
時事(漫画)、その他(雑感):
「ボンボン派」とは(競合する児童誌であるコロコロコミックに対して)コミックボンボンの読者であるという意味。
当時、コミックボンボンはコロコロコミックに売上で大きく水を開けられていた(第二次ミニ四駆ブームと、ポケモンブームの初動を掴んだことが大きい)。
しかし、個人的には読んでいて違和感のあったセリフである。
なぜなら、はじめ達が小学生(ボンボン及びコロコロの主要読者層)であった1990年代前半には、
SDガンダムブームなどでむしろボンボンのほうが勢いがあった時期(コロコロのほうはレーサーミニ四駆とポケモンブームの狭間)である。
直前の会話では『王ドロボウJING』(1995年から)と『海の大陸NOA』(1996年から)の話をしているので、
好きな漫画が連載されている頃にコロコロの猛進を見た世代としてはこのような実感を抱くのもわからなくはないが、
「ボンボン派は非主流派」的な雰囲気自体が後年のネット上で培われた部分が少なくないので、
当時の実感というよりは「ボンボン派だった(はじめ達より若干年下の)読者と傷を舐め合う」ためのメッセージのような気がしなくもない。
余談ながら、コロコロにおけるMTG特集もちょうどこの頃(1998年11月号)にスタートしている。
詳細はブログ記事「コロコロコミックとマジック:ザ・ギャザリングの関わりについて」も参照のこと。
時事(グッズ、ゲーム):
当時から観光地などによく売っていた金属製のキーホルダー。
様々なメーカーが作っているようだが、コヤマのものは『魔界のドラゴン夜光剣キーホルダー』として一部で有名。
「ディムロス」は『テイルズ・オブ・デスティニー』に登場する意思を持った剣で、ストーリーの鍵を握る存在。
八雲は形状から連想しただけであり、上記のグッズとは無関係であることに注意。
時事(ゲーム):
『FF7』のラスボスである「セフィロス」のテーマBGM。及びセフィロス自身の異名。
「片翼(かたよく)」という湯桶読みは不自然だが公式のようだ。
時事(音楽):
安室奈美恵『Don't wanna cry』。
MTG(メタネタ):
《苦花/Bitterblossom》はモーニングタイド(シャドウムーアを含むローウィン・ブロック)を代表するカードの一つ。
シャドウムーアが元ネタである景群にあると思われる。
時事(店舗):
現在は雑居ビルにあることが多いが、防音技術が発達するまでは貨物コンテナを広場に置くというスタイルが多かった。
ただし、1998年当時にはほとんど見られなくなったような気がする(土地に余裕がある地方でも、2階建てくらいのカラオケハウスが主流)。
時事(アニメ):
『少女革命ウテナ』主題歌『輪舞-revolution』。ほんの歌い出しだけ歌って終了した模様。
最初は渡辺美里の『My Revolution』だと思ったのだがアニソンとのことなので。原作者コメンタリーも参照。
時事(ゲーム):
『FF7』の用語。ローポリゴンのキャラは前述のセフィロス(っぽい)。
時事(ゲーム):
ゲームボーイポケット(バッテリーランプがないのは初期型か、単に省略しただけか)で通信プレイ。
このイラストではソフトを特定不可能だが、時期的には『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド』(9月25日発売)をやっていそう。
カラー対応なので黒いカートリッジでも出ているが、初期版はイラストと同じグレーのカートリッジである。
その他、発売日が近い有名作は『ポケットモンスター ピカチュウバージョン』(9月12日)あたり。
17話にてファミマガ読者であることが明かされたので、実は初期からのポケモンファンである可能性も出てきた。
以前ブログに書いたが、ファミマガはポケモン赤緑を発売前から大特集していたので、RPG好きならチェック対象のはずなのだ。
時事(技術):
まだデンモクなんてものはなく、分厚い目録から曲を探して番号を打ち込むというものだった。
なお、このような通信カラオケ(膨大な曲目を専用システムから随時ダウンロードして再生する)は、
1995年あたりから一般的になってきた新しいタイプで、地方ではようやく普及した頃か?
時事(有名人):
順位表のネタシリーズ。時事的には若乃花と貴乃花の兄弟が「貴乃花洗脳騒動」でワイドショーを賑わしていたころ。
MTG(メタネタ):
神河ブロックを代表するアーティファクトである《梅澤の十手/Umezawa's Jitte》と《師範の占い独楽/Sensei's Divining Top》。
いくらメタにしてもちょっとやりすぎだろと思ったが、まさか伏線じゃないだろな…
MTG(メタネタ?):
土地や熊系のクリーチャーが元ネタだと思うのだがよくわからない。
時事(ゲーム・テレビCM):
当時のセガサターンのCMで見られた、藤岡弘が演じる「せがた三四郎」。
その他(補足)、時事(教育):
「マジックテープの財布はかっこ悪い」みたいな意味合いで、一時期流行したコピペ。
早く見積もっても2008年くらいが発祥で、本作の時代にはまだ無いネタであることに要注意。
本作においては、八雲が純粋にかっこいいと思っているところが逆に笑いどころとなる。
なお、はじめの財布は通信教育「進研ゼミ」小学講座の景品の可能性がある。
テスト答案を送ると「赤ペン先生」の添削とともに「がんばりシール」がもらえて、集めて送ると好きな景品と交換できるシステム。
財布は(少なくとも当時は)最も安く交換できる景品の一つであり、多くの人が交換したと思われる。
ちなみに年代によってファスナー式とマジックテープ式がある。
MTG(その他):
クリスマスツリーにマナシンボルがある。
ただ並びが美しくない。青と緑が逆ならそれぞれ対抗色で隣り合うのに。
慧美が持っているのは作中でも登場している1998年発売のアンソロジーボックス。
なお、慧美の瞳をよく見ると…?
時事(ゲーム):
1997年10月2日に発売された海外仕様の逆輸入版。バグを修正し隠しボス等を追加した完全版みたいなもの。
現在PSネットワークなどでダウンロード販売されているFF7もオリジナル版ではなくこちらである。
オリジナル版からのセーブデータ移行も可能。当時の家庭用としてはかなり珍しいタイプのゲームソフト。
FF7大好きのはじめ達が予約しなかったのは不自然に見えるが、オリジナル版をプレイ済みだとフルプライスに躊躇する気持ちもわかる。
当初はコスト面でスルーしたが、後になって欲しくなったという状況を想像させる。
時事(MTG):
第5版入門セット。30枚のハーフデッキ2つで構成され、そのままハーフ同士で対戦もできるし合体してフルデッキにしてもいい
(そのままでは色がバラけすぎていて弱いだろうけど)。
汎用性の高い5色土地の《真鍮の都》や、各色を代表する使い勝手のいいカードが粒ぞろい。
その上ブースターパック(当時500円だった)が1つ付いて1580円という大変お得なセット。
なお付属の説明書は非常に読みづらいことで知られる。カードショップセラのコラム「店主のお友達のお話」が参考になる。
時事(アニメ):
『機動武闘伝Gガンダム』の登場人物。大元のネタは別にあるが、彼らの場合はまず間違いなくこれだろう。
時事(ゲーム):
『FF7』の登場人物。クラウドとの関係についてはシナリオの核心に関わるのでここでは触れない。
その他(考察):
モデル地域考察に重要な一コマ。
海の向こうに陸地が見えることに注目。湾に面しているか、あるいは海ではなく大きな湖か。
MTG(メタネタ):
後に登場する、5色カードかつ設定上世界を滅ぼせる存在として《復讐の神、大口縄》あたりを意識したメタネタ?
MTG(メタネタ):
上記同様、後に登場するエルドラージを意識したメタネタ。
あるいはその元ネタであるクトゥルフ神話を踏まえたのかも知れない。
時事(有名人):
松村邦洋によるビートたけしの物真似で多用された「ダンカンばかやろう(このやろう)」が由来?
流行語というほどでもないが、何かのテレビ番組で連呼されて一瞬流行ったような覚えがある。
時事(ゲーム):
ナムコのエレメカ『ワニワニパニック』の効果音(セリフ)。
1988年リリースだが、場所によっては20年以上も稼働していたロングセラー機である。
最近(2020年6月)リメイク版が登場して話題になった。
時事(雑誌):
ファッション誌『GET ON!』。1998年11月号だと思われる。
実際にボディタッチの話が載っているかは未確認。
時事(ゲーム):
同年9月に3000番台がリリースされた。
その他(考察):
つまり兄は現在中3ではなく、それ以上の年齢である。
個人的には、運動会に応援に来ていた金髪の人物が兄ではないかと思っているのだが…(正解は17話にて)。
時事(テレビ番組、音楽):
『ダウンタウンのごっつええ感じ』の歌『エキセントリック少年ボウイ』から(放送自体は1年ほど前だがインパクトは強烈だった)。
「敵か味方かカーボウイ」という歌詞と、それに続く「敵かな?味方かな?」というセリフがある。
なおカーボウイは松本人志が演じていた。漫画ではよくぞセクシー衣装にアレンジしてくれたものである。
それにしても、作中で随一の「元ネタを知らないと意味がわからない場面」だと思う。
「敵か味方か」でカウガールを連想する時点で謎。歌も瞬間的な流行だったので世代以外は置いてけぼりである。
時事(ファッション):
「AIRWORK」は『AIRWALK』のもじり。
その他:
3巻190ページにおいて来島が《天才のひらめき》を使うシーンのセルフパロディ。
時事(書籍):
ライトノベル『ラグナロク―黒き獣』。
対戦中に本を読んで時間をつぶすという行為については、金澤尚子の迷言「対MoMa用サイドボードはドラムバッグ満タンに詰めた漫画ガラスの仮面」を彷彿とさせる。
時事(ファッション):
「A BATHING BABOON」は『A BATHING APE』のもじり。
時事(ゲーム):
『バイオハザード』作中の日誌の最後の言葉「かゆい うま」より。ゾンビ化して知能が失われていく様子を間接的に表現している。
慧美が返したセリフは元ネタを知っているかのようで、隠れたゲーム好きであることを匂わせる。
MTG(カード):
はじめのカードファイルに入っているのは《片思いの歌/Torch Song》という実在のカード。
wikiにある通り、掛詞を熟語のほうで訳してしまったために効果と日本語名が噛み合わない迷訳だが、この場ではじめの気持ちを表すにはうってつけだろう。
その他(ツッコミ):
遠足が10月24日、さらに文化祭を挟んでいるので、どんなに早くとも運動会(土曜日)は11月7日なんだけど遅くない?
それとも文化祭が平日で運動会が10月31日という日程はあり得るのだろうか。
3年生の修学旅行(これは1学期の例も多いが)も含めて、行事の日程が過密そうである。
そういえば、はじめ達2年生は林間/臨海学校とかのお泊まりイベントは無かったのだろうか。
MTG(カード):
ウルザズ・サーガのテーマデッキ『疫病/The Plague』。
《黒死病/Pestilence》の全体ダメージを《ウルザの鎧/Urza's Armor》で軽減して一方的なダメージを狙う。
時事(スポーツ):
当時活躍していた競走馬。1998年11月1日、天皇賞のレース中、故障により予後不良となり安楽死。
つまり、(あくまでカレンダーを厳密に考慮した場合)運動会の時点ではもうこの世にいない可能性が高い。
死んだばかりの名馬の名前を出すのは縁起悪いが、逆に死んだからこそニュースで印象に残ったパターンもあり得る。
どちらにせよ、作中の台詞としてはこの後はじめが転倒するフラグとして機能している。
ちなみに当時は『ダービースタリオン』ブームの全盛期で、小中学生でも競馬好きが多かった。
ブログ記事「ダービースタリオン全盛期とその影響」も参照。
時事(自然):
同年の11月17日夜から未明にかけて最接近。夜空を照らすほどの巨大な流星が見られた。
ただし流星の数で言えば事前の報道で期待されたほどではなく、がっかりした人も多いかも。
その他(考察):
男女差はあるとはいえ、出遅れた上に転倒したのに巻き返せるのは相当すごいのでは。
そもそも運動部員を差し置いてリレー選手に選ばれる時点で走力を周囲に認められているということである。
その他(補足):
オクラホマミキサー(藁の中の七面鳥)。今も昔も定番曲。
ただ、この曲は特定のペアで踊るものではなく、1巡ごとに相手が変わるのではなかろうか。
時事(技術)、その他(雑感):
自動改札ではなく、昔ながらの有人改札が並んでいる神河駅の描写。
1998年当時、一部ローカル線を除けば都市部のほとんどの駅には既に自動改札口が普及していた一方、
JRや主要私鉄でも部分的にこの手の有人改札が未だに見られた時代でもある。
例としては秋葉原駅のデパート口は1998年9月頃まで有人のみで、北千住駅の地下鉄とJRの乗換口も長らく有人であった。
当時このような改札口があった駅がモデルなのか、特に深い理由はなくノスタルジックな要素として登場させたのかは判断しかねる。
その他(補足):
14話目にして、来島の下の名前が初めて判明。
名前の由来はなんだろうか、《ぐるぐる/Twiddle》と《島/Island》?
時事(MTG):
1999年1月15日から行われたグランプリ京都99。
その場で開封したパックでデッキを組むリミテッドの大会となる。
MTG(カード):
《冬の宝珠》を意識した地の文。
時事(テレビ番組、音楽):
2人のポーズやセリフも含めて前述の『エキセントリック少年ボウイ』より。
時事(音楽):
コマはPVの再現。ここだけリアルタッチなので不気味に見えるのが笑える。
時事(ファッション):
靴はナイキのエアマックス95のイエローグラデらしい(作者ツイート)。
時事(MTG):
1999年1月号。応募ハガキや表紙も含めて当時のままだと思う。
その他(考察):
はじめの心の声。つまり(少なくともはじめの認識では)神河は首都圏ではないということになる。
首都圏とは法令的な意味では1都7県(関東地方+山梨県)だが、単に「都会」的なニュアンスで使っていた可能性も高い。
MTG(メタネタ):
MTGにおける次元「スカラ」。イラストはスカラ出身のプレインズウォーカー「ビビアン」。
なお「スカラ座」自体はイタリアの歌劇場であり、日本でもそれにちなんだ同名の映画館などは数多い。
MTG(メタネタ):
クリーチャー《サイカトグ/Psychatog》のパロディ。「彩夏藤宮」を音読みすると「さいかとうぐう」になる。
フルネームが直接登場しない(「彩夏ちゃん」「藤宮さん」としか呼ばれない)ので見落とし注意。
知らない人は(ビジュアルが強烈なので)覚悟して検索しよう。
時事(音楽):
ペニシリンの『ロマンス』。なぜかアニメ『すごいよ!!マサルさん』の主題歌になっていたが、ここでは別に関係ないだろう。
この頃のアニメは内容と無関係なタイアップ曲が目立っていた頃。
時事(特撮):
机の上にあるのは左からジャミラ(だと思ったが、なで肩なので違うかも?意図的なデザイン変更?)、ピグモン(あるいはガラモン)、ツインテール、モスラ、ガメラ。
なお出自はバラバラである。いずれも古い怪獣なので時事とは言い難いが便宜上。
時事(ファッション):
『キャプテンサンタ』をもじった「キャプテントナカイ」。
時事(グッズ):
『aiwa』をもじった「aima」。
時事(アニメ):
『天地無用!』の派生作品である『魔法少女プリティサミー』の砂沙美(派生作品が多いため、リンク先のOVAが適切かは不明)。
本来少女漫画/アニメの題材であった「魔法少女」という概念を、男性アニメファン向けにパロディしたターニングポイント的作品として重要かも。
当時、「魔法少女プリティサミーは魔法少女に含まれない」という原理主義的な主張を見た覚えもある。
時事(有名人):
Mr.マリック。1990年代初頭にブーム。
1997年には「栗間太澄」を名乗って番組『特ホウ王国』に登場、改めてお茶の間を賑わしていた。
1998年頃には正統派のマジシャンタレントとして改めて定着していたはず。
時事(音楽):
ドリカムの『未来予想図』及び『未来予想図II』の「ア・イ・シ・テ・ルのサイン」から。
有名なIIのほうですらリリースは1989年と随分前だが、当時でもカラオケの定番曲である。
時事(映画):
『レオン』のポスター(キービジュアル)のパロディ。ただし日本公開は1995年で、特に時事ネタというわけではない(当時何かで話題になったっけ?)。
主演のジャン・レノは、第4話にて慧美が好きな男性のタイプとして答えている。
時事(ゲーム):
『FF6』のセッツァーのセリフ。実際はさらに「でもそれは大きなミステイク」と続く。
MTG:
MTG漫画の先輩である『デュエルファイター刃』の名シーンを、コマ割り・構図も含めてオマージュしたようなのだが詳細未確認。
はじめは掲載誌であるRPGマガジンの読者でもあるので、タイミング次第ではメタネタであると共に時事ネタでもあり得る。
時事(映画):
『レオン』のクライマックスより。《凶運の彫像》のフレーバーとは無関係な爆発オチにも繋がる。
時事(グッズ):
ハイパーヨーヨーの派生商品のような形で入ってきたストリートパフォーマンス系の玩具。
コロコロコミック1998年6月号でちょっと紹介されていたようだが、それっきりの模様(要確認)。
クリスマスの時期には投げ売り価格だったかも。
時事(音楽):
山下達郎の『クリスマス・イブ』。「きっと君は来ない〜」のサビが場面とシンクロする。
リリースは1983年だが、当時も今も定番のクリスマスソングである。
時事(テレビCM):
JR東海のCMシリーズ「クリスマス・エクスプレス」のオマージュ。上記の『クリスマス・イブ』をBGMに採用していた。
右側のカップルが1989年版(牧瀬里穂)、左側のカップルが1988年版(深津絵里)を再現している。
本作の時代(1998年)から約10年前のものなので、ファッションがやや時代に合わないのはご愛嬌。
時事(書籍):
れっきとした実在の本である。元は1973年発行だが、当時はタイムリーなので増刷(復刊)されていたような気がする(未確認)。
その他(補足):
1993年のアデランスのCMから。頭頂部のハゲがトレードマークだったサッカー選手のアルシンドを起用。
少し古いネタだが、当時のJリーグの勢いは凄まじく、はじめ達の世代には強烈な印象に残ったはずである。
MTG(メタネタ):
テーロス次元の「死の国」にある「イリーシア」。おそらく「いりあし」と読むのだろう。
掲載時点のMTG最新弾が「テーロス還魂記」なのでタイムリーなネタ。
時事(ファッション):
缶コーヒー「BOSS」の景品の「ボスジャン」。例によって「DOSS」とパロディされている。
その他(補足):
単行本では省かれた連載時の扉絵キャプション。『巫女みこナース』を意識したネタだと思われるが、2003年発売のゲームであることに注意。
Flashブームなどによって、ゲームそのものよりもテーマソングが非常に有名になってしまった作品。
MTG(メタネタ):
上述の「死の国」より。
時事(ゲーム):
FF7における必殺技システム。ダメージを受けることで蓄積する「リミットゲージ」が満タンになると使える。
トーナメントセンターで負けたことを受けてのリベンジ的なニュアンスだろうか。
時事(アニメ):
『魔神英雄伝ワタル』の「剣部シバラク」。アニメ1作目は1989年から始まっているので幼少期に見ていた可能性あり。
さらに1997年からは3作目である『超魔神英雄伝ワタル』が放送されていた。
その他(雑感):
赤レンガ倉庫が横浜っぽいけどどうなんだろう。やはり神河市とその周辺は神奈川県という設定?
MTG(メタネタ):
上述の死の国における「世界を取り巻く大河」か。
余談だが、はじめが来ない場合は八雲一人にこれだけの量の酒を運ばせようとしたのだろうか。
時事(ゲーム):
『テイルズ・オブ・ファンタジア』の登場人物。例の台詞はSFC版のオープニングで流れるのが印象的。
時事(ラジオ):
『林原めぐみのTokyo Boogie Night』より。
本作では2週間後の京都グランプリでの再会を約束する台詞なので「再来週」となっている。
時事(アニメ):
言うまでもなく『アンパンマン』のキャラで、写真を撮る時の「はい、チーズ!」を回りくどくしたネタ。
特定の由来(例えばテレビ番組で誰かが言ったのが話題になったとか)があるのかまでは不明。
ちなみにアニメ放送は1988年からで、幼少期からアンパンマンに親しみがあるのは神納たちの世代(1984年度生まれ)あたりが上限になる。
時事(グッズ):
富士フイルムのインスタントカメラ『チェキ』。
2話の「ポラロイドカメラ」も参照のこと(本来は2話でチェキを出したかったという原作者コメントあり)。
時事(MTG):
フジケン組と獨協四天王の文字が入った服を着てた人物は石田格を彷彿とさせる。フジケンこと藤田憲一のイラストは金澤尚子によるものか。
「Team宗男」は柴田宗男のチーム。いずれの服も実在していたようだ。
なお、石田氏と柴田氏は共に若くして亡くなっているので、敢えて故人を偲ぶ形で出したのかも知れない。
時事(広告?):
京都の清水寺。「そうだ京都、行こう」は今も使われているJR東海のキャッチコピー。
慧美の髪型や服装が本編とは異なるので、このページ自体がポスターかなにかを再現したものだと思うのだが、調べてもわからなかった。
その他:
「絶対に負けられない戦いが、そこにはある」は、2004年からサッカーワールドカップで用いられたキャッチフレーズ。
サラ・ブライトマンの『クエスチョン・オブ・オナー』は、テレビ朝日系のワールドカップ中継のテーマソング。
曲自体は1995年に発表されたものだが、キャッチフレーズとの関連は後の時代のことである。
時事(音楽):
スキャットマンの『Scatman (Ski-Ba-Bop-Ba-Dop-Bop)』。その後のろれつが回らないシーンもそれっぽい。
ところでイヤホンの「ZONY」は言うまでもなく「SONY」のパロディだが、同社のプレイステーションなどはそのまま出しているので基準がよくわからない。
時事(飲食物・テレビCM):
上記のスキャットマンがCMソングを担当。なお曲は異なる(『プリプリ・スキャット』)。
ちなみに、このセリフは単行本にて追加(変更)されたもので掲載版にはない。元ネタのヒントを与えるための改変?
実在の飲食物の商標が、本作において(パロティでも特定不能な形でもなく)はっきり実名で登場した最初の事例。
時事(テレビ番組):
織田裕二主演のドラマ。1998年春に放送していた。
時事(ゲーム):
『ウルティマオンライン』。相変わらず、固有名詞をそのまま出す場合とちょっと変える場合の基準が謎である。
ゲーム関連はそのまま登場させるのが一般的だったのだが洋ゲーは別?
MTG(メタネタ):
前述の対談動画によると《スリヴァーの女王/Sliver Queen》とのこと。
sliver→silver(銀)→しろがね→白金、クイーン→くおん、ということらしい。
参考情報として、「白金(Platinum)」を含むカードである《白金の天使/Platinum Angel》と《白金の帝像/Platinum Emperion》は、
両者とも大雑把に「負けなくなる」能力で、不敗の強者らしい名前である(カード自体はまだ存在しない)。
「久遠」については「久遠の闇」という設定用語があり、いずれもMTGプレイヤーにとっては特別な響きを持つ。
時事(音楽):
当時流行していた「パラパラ」と呼ばれるジャンルのダンス。特定の曲(PV)がモデルっぽいがよくわからない。
時事(テレビCM):
風邪薬「コンタック」のCM。手の動きはオルガンを弾くのを模している。なお実際は「赤と白の〜」である。
時事(アニメ):
デジタルキャラクターショップ「ゲーマーズ」の看板娘、「でじこ」こと『デ・ジ・キャラット』。
なお、厳密には当時アニメ版(1作目であるワンダフル版)はまだ放送されておらず、あくまでゲーマーズの販促用キャラという位置づけのはずである。
『Welcome!』の歌に乗せたアニメCMは当時から流れていたっけ?
時事(ファッション):
『kissmark』をもじった「kisumark」。よく見ると唇ではなく魚の鱚(キス)である。
時事(アニメ):
『少女革命ウテナ』のオープニングのパロディ。
時事(飲食物)、その他(雑感):
現在は冷凍食品としてのみ販売されているようだが、元々は同社の「ラ王」のような生麺タイプのカップ麺だった。
18話のプッチンプリンに続く、実在の商品の登場事例。しかも今回はメーカー名入りで、セリフだけではなく商品そのものも描いている。
この破格の扱いの理由として、日清食品はMTGの大会スポンサーになっていたという事情が考えられる。
2019年のマジックフェストでは優勝の副賞として提供した「カップヌードル1年分」が話題になった。
時事(ゲーム):
前後のはじめの台詞も含めて、『FF7』のネタ。
時事(アニメ):
アニメ『少女革命ウテナ』の挿入歌『絶対運命黙示録』。
時事(アニメ)、その他(考察):
アニメ『少女革命ウテナ』における劇中の寸劇「影絵少女」のパロディ。
内容に関しては、はじめに対して「友達」と「恋人」という2つの立場を両立することが叶わない八雲を暗示している?
MTG(ルール):
一見すると《地震》によるダメージで両者ともライフが0以下になって引き分けになったように見えるのだが、
(両プレイヤーのライフが同時に0以下になった場合、その値に関わらず引き分けとなる)
プロテクション(赤)を持つ《ヴェクの聖騎士》が生き残り、従って《崇拝》が有効なので、慧美のライフは1残る。
つまり(八雲側に何らかの動きがない限り)慧美の勝利である。
時事(MTG):
どうやら藤田憲一(フジケン)本人が会場にてサインを書いていたらしい。
52ページにおいて、同じフジケンジャンパーを着ている人物とは別人であることに注目。
MTG:
「ぴよぷー」こと金澤尚子によるレミィ・キルミスター。
その他:
1999年2月12日は金曜日。翌日は第2土曜日なので公立校は休みである。
ウルザズ・レガシーの発売日は15日。
時事(技術)、その他(考察):
アップル社のiMac。1998年の初代モデルのようだ。右にあるのはファックスだろうか。
六法全書があるので法律関係の仕事をしているらしいこと、父は家にいない(離婚したわけでも入院中でもなさそうなので単身赴任か)ことが伺える。
時事(音楽):
GLAYの『Winter,again』。サビの「会いたいから」の替え歌。
時事(漫画):
ねこぢる『ねこぢるうどん』。
可愛らしい表紙とは裏腹に、かなり毒のある漫画である。作者は1998年5月に自殺している。
その他(伏線回収):
1巻の122pで、男子生徒が「幹谷さんと付き合えますように」と願い事をしている。
このページの男子生徒とは髪型の雰囲気が似ているので、どうやら願いが叶いそうな雰囲気である。
ちなみに「幹谷」は現実には存在しない名字のようで、この名前自体がなにかの元ネタを有する可能性がある。
同じ作者コンビの前作である『オナマス』に関係があるようなのだが未読。
時事(テレビ番組、音楽):
ドラマ『天国に一番近い男』のエンディング。冒頭のラインダンスの左側の5人。歌はTOKIOの『Oh! Heaven』。
金曜日の21時から放送されていた。
時事(不明):
音ゲーのジャケットとかで見た気がする構図だがよくわからない、保留。
その他(雑感):
はじめ達はインド映画『踊るマハラジャ』を連想したが、どちらかと言えばモーニング娘の『ハッピーサマーウェディング』PVでは?と思った。
しかし後者のリリースは2000年5月なのでまだ映像は存在しない。漫画を描く上で敢えて似せた可能性はあるだろうか。
MTG(メタネタ):
ドミナリア次元にある大海洋のこと。この中心にシヴ大陸(喫茶しぶやまの元ネタ)があることになっている。
時事(ファッション、犯罪):
当時バタフライナイフがファッションアイテムとして流行し、これを用いた殺傷事件が相次いだ。
時事(音楽):
ミッキーマウスマーチのこと。当時ユーロビートアレンジが流行した。
しかし歌詞すら出ない曲名だけなのに名前をもじるというのは初めてのパターン。ディズニーには相当遠慮しているようだ。
時事(映画):
映画『スワロウテイル』より。この不良3人組の元ネタが同映画のようだ(原作者noteより)。
MTG(メタネタ):
次元「タルキール」。
建物は大阪府の泉佐野市にあるエブノ泉の森ホールがモデルとのことだが、位置関係を考慮すると地理的には無関係だと思われる。
時事(テレビ番組):
ドラマ『ケイゾク』。金曜日22時からで、前述の『天国に一番近い男』の次に放送されていた。
時事(店舗)、MTG(メタネタ):
協賛の「Future Sea」の元ネタは、未来蜂こと「Future Bee(フューチャービー)」。
ゲームソフトメーカーのハドソンが展開していた当時の大手カードショップである。
「樽切覇王」はエキスパンション名である「タルキール覇王譚」より。
時事(テレビ番組、音楽)
NHK『おかあさんといっしょ』で流れ、当時大流行した童謡である『だんご3兄弟』がモチーフ。
時事(ゲーム):
『ファイナルファンタジー8』より、ゼルの最強技。当初は遊ぶ気になれなかったFF8を堪能したようである。
その他:
ツイッターでバズったイラスト。作者公認とのこと。
だいたいこんな感じ pic.twitter.com/IacKYCI6gs
— 一撃堂??ツチヤ (@zestnot) December 20, 2016
時事(MTG):
プレイヤーやライターとして活躍している真木孝一郎。
時事(テレビ番組、ファッション):
看板の「ぎるがめっしゅナイト」「NORINORI天国」は当時のお色気バラエティ。
なお実際の番組名は「ギルガメッシュないと」「のりノリ天国」。
通行人の中年男性と女子高生風の組み合わせは当時社会問題化していた「援助交際」を連想させ、ガングロメイクの女性も当時らしい。
時事(テレビCM、飲食物):
「一本いっとく?」のCMで有名な、田辺製薬の「アスパラドリンク」が自転車のかごにある。
時事(テレビCM):
カタログショッピングのニッセンのCMより。ただし1994年のものである。
「店で調べて家で買う」、つまり「無関係な小売店で商品を調べて、自社のカタログで買わせる」というスタイルの推奨が問題視されたので長続きしなかったCMのはずだが、フレーズが覚えやすいのでよく真似られた。
時事(漫画):
巻末イラストを描いた石垣ゆうきの『MMR マガジンミステリー調査班』で頻出する定型文。
ちなみに、過去の巻末イラストと異なりMTGとは無関係な漫画及び作者である。
1999年の世界滅亡ネタをよく扱っていたのでタイトル繋がりだろうか。
時事(有名人):
鈴木あみの写真が元。おそらくファースト写真集『AmiGo』収録の1枚(未確認だが、少なくとも同じ水着を着た写真はあるようだ)。
元ネタに対して胸のサイズの盛り方がえげつない。
時事(音楽):
広末涼子「MajiでKoiする5秒前」より。
時事(アニメ):
OVA『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』オープニング「嵐の中で輝いて」。
1996年から1999年にかけて発売された。
時事(音楽):
FANATIC◇CRISIS「火の鳥」。バラエティ番組『ぐるぐるナインティナイン』エンディング。
MTG(ルール)、その他(ツッコミ):
2/2の《陶片のフェニックス》が、4/4の《熾天使》に2点の戦闘ダメージを与えた後、
自身の生贄によってさらに2点を与えて計4点の致死ダメージを与えようとしたことにダメ出ししている。
戦闘ダメージをお互いに与えた時点で《陶片のフェニックス》は死亡してしまうので、その後は生贄能力を起動できるタイミングはない。
しかし第6版からのスタックルール導入後は、このやり方で4点ダメージを与えることが可能になる。
ただし、更に後のルールでは戦闘ダメージがスタックに乗らなくなったので再び不可能になった。現行(2021年)も同様。
このあたりの挙動は、wikiの《モグの狂信者》での説明がわかりやすい。
ただ、そもそも《陶片のフェニックス》の能力は飛行を持たないクリーチャーにしかダメージを与えられない。
《熾天使》もそうだが、同じく名前が出ていた《霊体の先達》も飛行を持つので、本来なら無駄死にするだけの状況である。
各クリーチャーが飛行を失っている状態であれば成立するが、当時のスタンダードにそのような状況を現実的に起こせるカードは存在しない。
(過去のカードを含めれば《Gravity Sphere》や《Whiteout》で全クリーチャーの飛行を失わせることで、一応成立しうる)
それどころか、戦闘ダメージを与えた後なので《熾天使》の能力によって相手に奪われてしまう。
これはルールの理解以前にカードに明記されているので(漫画にもカードのテキストがしっかり登場している)、
はじめが小難しい解説を挟まなければ対戦相手やギャラリーが指摘したはずである。
よって、読者の立場としては「ツッコむ所そこなの?!」というリアクションが正しい。
はじめの指摘そのものは間違っていない(能力を使うタイミングがない)というのがややこしいのだが。
MTG(メタネタ):
回りくどい言い方だが《十字軍》のこと。
2020年6月に「人種差別的または文化侮辱的描写が含まれていたこと」を理由にゲームから事実上追放されて以降、名前を出すことが憚られたと思われる。
一応、同じように続投した「白の全体強化エンチャント」には《城壁》もあるので、それを含めた言い方だとも解釈できなくもないが、カードパワーの差は雲泥である。
時事(音楽、アニメ):
坂本真綾「プラチナ」。アニメ『カードキャプターさくら』オープニング。
MTG(ルール):
前述のように、戦闘ダメージがスタックに乗るようになったので、
ダメージを与えたクリーチャーが場を離れても、ダメージを与えられた(場に残っている)クリーチャーのダメージは残る。
例えば本来なら戦闘で相打ちになる場合でも、片方をダメージの解決前に手札に戻せば、場に残っている方は一方的に破壊されることになる。
前述のように、現行(2021年)のルールでは不可能。wikiの「当て逃げ」も参照。
この巻は全体的に、時代によるルール変遷を扱ったネタが多いので気をつけたい。注釈ではカバーしきれていない部分も多い。
時事(テレビCM):
消費者金融「アコム」のCMより。
時事(音楽):
川本真琴「1/2」より。アニメ『るろうに剣心』オープニング 。
その他(考察):
「わざわざ」関東の地区予選にエントリーするというセリフから、(はじめ達が居住する)神河は関東地方ではないことを読み取れる。
これまでの描写からすると静岡県あたりが比定地だろうか。
その他:
嘉納治五郎のこと。明治に活躍した実在の柔道家である。
特に時事ネタというわけではないが、強いて言えば2019年大河ドラマ『いだてん』を意識したメタ時事ネタだろうか。
MTG(ルール):
後にエラッタが撤廃されて現在では可能になった。リンク先(wiki)を参照。
時事(アニメ):
テレビ朝日系で土曜日に放送。つまりこの日は土曜日であり、連休中なので5月1日であることが確定。
放送は18時30分からで、時計は17時20分を指しているので、渋山まで(慧美を送りつつ)片道1時間程度のようだ。
MTG(メタネタ):
作者ツイートによると《知謀の将軍 陸遜/Lu Xan Scholar General》とのことだ。
中国人の名前「Lu Xan」と、普通の英単語「Scholar General」を、全く無関係なフランス語の姓名に置き換えるセンスに脱帽。
ところでコマでは見切れているものの、「ジェラール」はおそらく「Gerrard」と綴るはず。
MTGプレイヤーであれば「ジェラード・キャパシェン/Gerrard Capashen」を当然連想するのだが、今のところ青単使いの彼女とは関連がない。
時事(ゲーム):
『FF7』のラストダンジョンである「(北の)大空洞」より。
時事(ゲーム):
『FF5』で、某ボスが大技を使う前に出てくるメッセージ。
その他:
「ずっと俺のターン」というネットスラングより。
『遊戯王』関連だと思われがちだが、(少なくともスラング定着以前には)原作及びアニメで使用されてはいない。
発祥は早くとも2000年以降だと思われるが、その由来ははっきりしていないようだ。
とはいえ、スラング以前にごく普通の日本語であるので、追加ターン連発コンボを使用する際に発言したプレイヤーは当時からいたかも知れない。
なおルーは、他の場面では「ターン」のことを日本語で「手番」と呼んでいるので、敢えて「ターン」としたのは読者向けに狙ったネタであろう。
時事(有名人、テレビ番組):
現在でもネタにされる、キムタクこと木村拓哉の代名詞的なセリフ。
122pのセリフの通り、『ラブジェネレーション』の再放送である。夕方のようだが当時の番組編成は未確認。
時事(音楽):
「音楽誌が書かないJポップ批評」。1998年12月発売。
元は別冊宝島の単発企画で、その後は不定期刊行の雑誌に?
時事(テレビ番組):
NHK教育『おかあさんといっしょ』内の着ぐるみ劇「ドレミファ・どーなっつ」オープニング。
前述のドラマからチャンネルを変えていることに注意。
時事(映画):
現代まで生き残った首長竜と、フィジーで暮らす日本人少年の交流を描いた景山民夫の小説『遠い海から来たCOO(クー)』。
1993年にアニメ映画化。環境保護や反核がメインテーマなのでPTA推奨映画のような扱いを受けていた一方、
内容自体は説教臭いわけではなく、エンタメ大作として純粋に面白かったので子供受けも良かった。
クーはかわいいし、フィジーの海はきれいだし、セクシーな姉ちゃんと一緒に軍隊相手に戦ったりもする。
そのため、90年代では夏になると毎年のようにテレビ放送されていた定番のアニメ映画だったのだが、
なぜか現在ではDVDやストリーミングで観ることができないため幻の作品のようになっている。
なお、クーは首長竜に付けた名前であり、ルーのような人物が登場するわけでもない。
単に名前が似ているからそう呼んだだけだと思われる。
時事(店舗):
連載時点でも現役のホビーショップである「イエローサブマリン」がモデル。
アビーロードといえばビートルズのアルバム名として有名だが、イエローサブマリンもビートルズの楽曲およびアルバム名である。
なお「Abbey」とは修道院の意味で、MTGのカードにも「Abbey」を含むものがいくつかあるが、さすがに無関係だと思われる。
MTG(メタネタ):
後にMTG専門店「晴れる屋」を立ち上げる、トモハッピーこと齋藤友晴。
両頬を叩く仕草(YouTubeでおなじみ)や、179pで見えるシャツの背中の「Hallelujah(ハレルヤ)」で匂わせている。
基本的にはファンサービスの類だと思われるが、時系列的な矛盾は回避している。
当時高校1年生なので、福島から代休を使って(平日に)東京まで遠征してきたという設定のようだ。
wikiによるとMTGは始めたばかりの頃だが、同年12月の日本大会を制することになる。
久遠とは顔見知りとも初対面とも取れる描写だが、今後再登場することはあるのだろうか。
時事(テレビ番組):
NHK教育『ハッチポッチステーション』。『おかあさんといっしょ』の次に放映されていた。
主演のグッチ裕三によるトークや音楽が魅力的だった。大人が見ても面白い幼児番組の走りのような存在。
その他(雑感):
性格の癖は強いが、高身長で頭が良く(テストは不動の2位である)、運動もできる(少なくとも短距離走と水泳は得意)
はじめは相当のハイスペックの上、面倒見もいいのでモテないわけがないと思うのだがどうだろうか。
MTG(メタネタ):
作中にも登場する「ポータル三国志」に由来すると思われるメタネタ。
建物は横浜中華街あたりにモデルがありそう(要調査)。
時事(ファッション):
Spalding(スポルディング)が元ネタだろうか。
他については第1話23ページを参照。
時事(MTG):
1999年5月に発売されたようだが、具体的な発売日がよくわからなかった。
この日は5月の土曜日、かつ(連休明けに登校を挟んでいるので)8日か15日であることは確かである。
時事(MTG):
漫画家・イラストレーターの田口順子。
RPGマガジンの挿絵を手掛けていたのでMTGプレイヤーには馴染みがあったのだろう。
時事(漫画・アニメ):
漫画『中華一番!』のマオ(マオシン)とメイリィ。作中設定としてはキャラにコスプレした人だろう。
少し前(1998年9月まで)にはアニメも放送していた。
時事(ファッション):
セイコーの「Alba Spoon」。W650-4060系のモデルか。
時事(映画・テレビ番組):
両作とも安達祐実が主演。そのことを知らずに読むと唐突な会話に見えるかも知れない。
彼女の代表作である『家なき子』を差し置いて、怪作としか言いようがない『聖龍伝説』を出すのがマニアック。
「学校の前でおじさんが(恐竜物語の)前売り券を配ってて…」という八雲のセリフは、同作監督の不祥事による上映打ち切りを匂わせる。
打ち切り前に売れ残りのチケットをばらまいて興行成績を水増ししようとしたのだろうか。
時事(MTG・漫画):
1999年5月号(4月発売)からコロコロコミックにて連載開始。当初はMTG漫画である。
5月14日(金曜日)には第2話掲載の6月号が発売していると思うので、この日は(翌週の15日ではなく)5月8日だろうか。
はじめがわざわざ「(コロコロのライバル誌である)ボンボン派」を表明していることに注目。
その他:
ポータル三国志つながりで中国の地名である「洛陽」の名を持ってきたものだと思われる。三國市にあるのだろうか。
ただし、ポータル三国志には「洛陽」を含むカード名は存在しない。
時事(音楽):
ME&MY『DUB I DUB』。『DDR2』収録曲でもある。
時事(ファッション):
当時都市部に出没していたカラーギャング。チームごとに同じ色を身に着けていた。
直接的にはドラマ『池袋ウェストゲートパーク』の「G-Boys」がモデル?ただし放送は翌年度(2000年)から。
ちなみに《黄巾賊》そのものもMTGにカードとして登場している。
時事(飲食物):
八雲からもらったFF8のストラップと一緒に、ペプシコーラのマスコット「ペプシマン」のフィギュアが付いている。
ペプシマンについては同巻の73ページに、よりはっきりと描かれている。
余談だが、次作『FF9』に登場する某キャラがペプシマンに似ているとよくネタにされるので、作者が意識して組み合わせたかも知れない。
ちなみに、実際にFFシリーズがコラボCMなどをやっていたのはコカコーラの方である。
時事(ファッション?):
「OCKO」の文字で怒ったトリケラトプスは、「ECHO」のサイが元ネタとのこと(原作者コメンタリーより)。
時事(音楽):
Dragon Ash『Grateful Days』。元歌詞はマスターキー。
サビの「東京生まれヒップホップ育ち」が有名な曲。
時事(飲食物):
実在の飲み物がメーカー名ごとそのまま登場。CMにはビートルズのリンゴ・スターが(名前つながりで)出ていた。
なお宝酒造(タカラ)からは同名のチューハイも出ていたが、これは普通のジュースである。
チューハイのほうのCMは1994年に宮沢りえが出演し、貴乃花との破局を思わせる「すったもんだがありました」のフレーズで人気に。
タカラといえばMTGのストーリーに同名の人物がいたり、玩具メーカーのタカラ(現タカラトミー)が販売代理店をやっていたりしたが、
当然ながら宝酒造とは無関係である。
時事(有名人):
順位表のネタシリーズ。池谷幸雄/直樹の体操選手兄弟。
当時『筋肉番付』などの肉体派バラエティ番組に出演していた。
時事(ゲーム):
『ファイナルファンタジー5』において、パーティメンバーが最終的に男1人(主人公)と女3人になることを指していると思われる。
オリジナルのSFC版は1992年発売だが、1998年にPS移植版が発売されている。
時事(映画):
ここでは『スターウォーズ』のこと。アメリカでの公開は5月19日。
作中にもある通り、前話である5月22日の3日前なので公開当日の会話である。おそらく朝のニュースで見たのだろう。
時事(有名人):
店長の背後に浮かび上がるのは「炎の料理人」こと周富徳。
「鉄人」というのはテレビ番組「料理の鉄人」、および同番組に登場するチャンピオン枠の「鉄人」のことだろうが、
周富徳は「鉄人」として登場したことはない(挑戦者として同番組に出演はしている)点に要注意。
中華料理の「鉄人」は一貫して陳建一であった。
時事(音楽・テレビCM他):
デザイン集団GROOVISIONSによる「Chappie(チャッピー)」風。
『Welcoming Morning』のMVがイメージに近い。
時事(漫画):
『麻雀飛翔伝 哭きの竜』 のセリフと決めポーズ。
時事(アニメ):
『セーラームーンR』(シリーズ第2期)のエンディングテーマ「乙女のポリシー」より。
時事(漫画・アニメ):
『怪盗セイント・テール』。
連載は1994年からなので、回想シーンはそれ以降の出来事のはずである。
MTG:
MTGにおける設定用語。後にカードタイプとしても表現される。
詳しくはwikiに書いてあるが、ゲームにおけるプレイヤー自身のことでもあるために、「最強の魔法使い」のルビにするにはやや語弊があるかも。
時事(テレビCM):
食糧庁による「ごはん食推進委員会」のCMで使われたフレーズ。飯食ったか?
時事(ゲーム):
当時のサンシャイン水族館で本当に開催されていたイベント。
ドリームキャストのキラータイトルになるはずだった(?)『シーマン』の発売前プロモーションである。
時事(グッズ):
『リリパットブックス』シリーズ。2巻表紙の『なぞなぞチェック100』も参照。
時事(ゲーム):
1996年発売なので、はじめはぎりぎりで小学生(6年生)である。
非公式ながら先発の「テトリン」、公式が出した「テトリスJr.」、他にも有象無象の海賊版が溢れていたが、
子供はろくに区別できずにみんな「テトリス」と呼んでいた。
MTG(その他):
当時のMTGに「戦場/Battlefield」という用語はない。「場/In Play」と呼ばれていた(28pでは慧美も「場」と呼んでいる)。
とはいえ、一般及びゲーム用語としては極めて普通の語彙なので、用いられていてもおかしくない。
そもそも本作の登場人物は、呪文や能力の解決のことをしばしば「発動」と呼ぶなど、厳密なルール用語に従って会話しているわけではない。
時事(音楽):
19『あの紙ヒコーキ くもり空わって』。ストリートミュージシャン出身のデュオ。
人物もそれっぽいが、本人たちはすでにメジャーデビューしてるのでコスプレの別人かも。
MTG(メタネタ?):
文脈からして慧美の母親の名前だろう。
無理やりMTGのクリーチャー名から元ネタを探すなら《サルタリーのゲリラ/Soltari Guerrillas》あたり?。
時事(ゲーム):
CDのデータからモンスターを生成する育成シミュレーション。1999年2月25日年に発売している2作目のほうかも知れない。
余談だが、1作目のタイアップソングである爆風スランプ『モンスター』のジャケットはMTGカードのパロディのようなデザインである。
時事(スポーツ):
ジダン(サッカー)とマイケル・ジョーダン(バスケ)。
その他(誤植?):
第1巻190ページのおまけコマで紹介された「浅香みちる」だと思われるが、漢字が違う。
小さいコマながらもわざわざ口元のほくろまで描いているので別人ではないはずだ。
第14巻58pでは再び「浅香」になっているので、「朝香」のほうがミスだと思われる。
メタ的には浅香光代のパロディとしての一発ネタだったと思われるのだが息の長い活躍である。
MTG(メタネタ):
おそらく同一人物で、来島の彼女だと思われる。
フルネームの「湊理咲(みなと りさ)」は《リシャーダの港/Rishadan Port》のもじりだろう。
一方で《リサトグ/Lithatog》というクリーチャーもいる。藤宮彩夏のパロディ元である《サイカトグ/Psychatog》とは関連が深い。
32話の扉絵(9巻の特典ポストカードにもなった)では彩夏と理咲がカフェで同席しているイラストがあり、もしかしたら親戚関係かも知れない。
時事(音楽):
SOPHIA『街』。
1997年なので時事からは若干ずれているが、歌詞の内容が今回の展開とリンクしているがゆえの選曲だろうか。
163pの「街が光ってる」のセリフにも繋がる。
MTG(メタネタ):
地名はMTGにおける多元宇宙の次元名が元ネタ。藍原(あいばら)は「ラバイア/Rabiah」、楼院は「ローウィン/Lorwyn」。
その他:
いずれも京都にある寺。この場面がどこなのか不明だが、神河の位置比定をややこしくするセリフである。
時事(音楽):
「the end of genesis T.M.R. evolution turbo type D」より。1999年春からTMRがこの名義で活動していた。
時事(テレビ番組):
1997年から放送開始された『おはスタ』より、「おーはー」のポーズ。背景には番組ロゴが隠れている。
MTG(メタネタ):
おそらく元ネタは《永岩城/Eiganjo Castle》。
195pの八つ頭の龍は《大口縄/O-Kagachi》がモチーフ。
時事(店舗):
トレーディングカードショップ「マナソース(MANA SOURCE)」。ソース→醤油というもじり。
現在は和歌山県を中心に活動しているようだが、当時は都内を含めて全国に展開していた模様。
MTG(メタネタ):
キャラデザインはテフェリーそのものである。
レイモンド(前述の『おはスタ』出演)と呼ばれているとのことだが、作中の似顔絵を見てもわかる通り、特に似ているわけではない。
ただ、当時の子供の目線ではスレンダーな黒人はみんな同じに見えたかも。
その他(メタ時事ネタ):
「尊い」の訛りとしての「てぇてぇ」で、2020年頃からのネット流行語。
「Tearful Taste」というのは強引な当て字というか言葉遊びであり、さらに「TT」が涙を流す顔文字になっている。
このようなネタは数年後に若い世代が読むと意味がわからなくなる気がする。
時事(アニメ):
『新世紀エヴァンゲリオン』より、戦闘シーンのBGM『DECISIVE BATTLE』の伴奏。
《ファイレクシアの抹殺者》が、その見た目から「エヴァ(初号機)」と呼ばれていたネタを意識したもの。
時事(ゲーム):
ここでは『FF7』の登場人物のこと。
時事(ゲーム):
順位表のネタシリーズ。『がんばれ森川くん2号』。1997年発売の育成シミュレーションゲーム。
時事(ゲーム):
1996年発売のSFCソフト。1998年2月にプレイステーションに『G.O.D pure』として移植。
雑誌などで大々的に特集されつつも、発売延期が続いた大作RPG。「マル勝」はゲーム雑誌で、1997年に休刊。
時事(ホビー):
ソニーのロボット犬「AIBO」。1999年6月発売。
MTG(ツッコミ):
前者は3/3、後者は2/2なので、普通にぶつかれば《チクタク・ノーム》が一方的に勝つ。
描写を省いただけで全体修正のエンチャントでも置いてあったのだろうか。
チャンプブロックで延命するにしても、共に攻撃した《ファイレクシアの抹殺者》のほうをブロックしたほうが有利である。
(単純にダメージを減らせるし、パーマネントの生贄を強制できる)
もっともここで討ち取らずとも、それどころか2体とも攻撃を通しても、手札が揃っている時点でレイモンドが次のターンに勝つのは確定している。
とはいえ、それだとレイモンドがガバガバの舐めプをしたことになってしまう…。
時事(ゲーム):
『FF7』に登場する娯楽施設。観覧車に乗るなどのデートイベントがある。
MTG(メタネタ?):
「レイモンド」こと店長の師匠の名前。
MTGwikiを参照する限り、「Damon」という人物はアイスエイジとエルドレインにそれぞれ存在し、前者は短編小説の主人公らしい。
Demon(悪魔)関連のカードとかけた言葉遊びの可能性のほうが高いか。
MTG:
《Black Lotus》。当時から既に絶版で高額で取引されている。
MTG(メタネタ):
『MTGアリーナ』において、テフェリー(上記レイモンドことデーモンの外見上の元ネタ)が戦場に出たときのボイス。
時事(芸能人):
歌手。ポーズは特技のバレエに由来(バドミントンとは関係ないはず)。
PVやジャケットなどで同じポーズをとっているか等は未確認。正直言って全然覚えてなかったので…。
時事(その他):
大人がマンガを読むのはおかしい、というのは、当時でも割と古い感覚だったはずである。
(確か、当時の中学校の英語の教科書で「電車の中で大人がマンガを読んでる!」と驚く外国人と、日本では当たり前だとたしなめる日本人のやり取りを見た覚え)
また、実際に読んでいるのはマンガではなく小説(ラノベ)だが、そのあたりの区別が付いていない点にも注目。
つまり、このセリフは「慧美の母はポップカルチャーに疎い」という表現である。
ちなみに社長が読んでいるのは『フルメタル・パニック! 戦うボーイ・ミーツ・ガール(シリーズ第1巻)』(Amazonには表紙が異なる新装版の画像しかないが)。
時事(食品):
志村けんがCMをしていたカップラーメン。1996年頃に販売終了。
このタイミングでわざわざ出した意図は(当時としても連載時のメタネタとしても)不明。
志村けん死亡説という噂があったらしいが、それも1996年頃の出来事であるようだ。
念のため書いておくが、雑誌掲載は2022年の春であり、志村けんの逝去はその2年前である。
時事(音楽):
直前のセリフの由来である『青のり』を歌ったコミックソング系フォークデュオ。
その他(考察):
神河の位置比定を混乱させるセリフ。降りたのは名古屋空港だろうが、どこの空港から乗ったのだろうか。
「渋谷までは下道で(長くとも数時間で)行ける」「京都までは高速道路で一晩」「名古屋には(新幹線ではなく)空路」「海の近く」ってどこだ??
その他(考察):
キラキラしたエフェクトは、同巻141p等で見られる藤宮彩夏と同じもの。
この2人は名前つながり(サイカトグとリサトグ)等で血縁関係にあると予想しているのだが、それを裏付ける表現だと思う。
時事(漫画):
理咲のキラキラスマイルを見た男子生徒の心の声。
このシーンとは特に関係ない(名前を出したかっただけ)と思うが、『ああっ女神さまっ』は藤島康介による漫画。
時事(芸能人?):
唐突な一コマ。博物館(西の丸御蔵城宝館?)の展示の一部だろうか。
なんとなくダチョウ倶楽部っぽいが、当時のバラエティでこういう格好してたっけかなぁ。
時事(ファッション):
「555 SOUL」をもじった「555 SEOUL」(Soulは魂で、Seoulは韓国の首都ソウルである)。
スプラッシュペイントのジーンズが当時らしい。
時事(タレント):
お笑いコンビ「いつもここから」のネタ。コーヒーのCMでの「がぶ飲みしたいときー!」のほうが有名かも。
時事(音楽):
ホテルの名前。つぼイノリオ『名古屋はええよ!やっとかめ』の歌詞「未来の首都名古屋」より。
時事(音楽、テレビCM):
森高千里『気分爽快』のサビ。アサヒビールのCMソングに使われた。
ここだけ見ると景気よく飲むだけの歌だが、歌詞全体では「自分も狙っていた男を先に射止めた女友達を祝福する」失恋ソング。
メタ的に、はじめ・慧美・ルーの三角関係を暗示している?
MTG(メタネタ):
慧美の母が働く弁護士事務所の名前。神河物語の登場人物「あざみ」より。
あくまでも事務所の名前であり、慧美の母の名前が「あざみ」だとは限らない点に留意。
(後に「理慧」だと判明)
その他(考察):
親権争いを彷彿とさせるのだが、同話に登場する慧美の父親らしき人物が「奥さん」と呼んでおり、同じ「沢渡」姓であることを考えると、そういう話ではなさそう。
おそらくは娘の進路を巡る夫婦の対立だろうか。
時事(音楽):
布袋寅泰『バンビーナ』(原作者コメンタリーより)。PVのイメージか。
時事(テレビ番組):
『めちゃイケ』のコーナー「爆烈お父さん」より、「加藤家家訓!」。
その他(不明):
何らかのアニメやゲームなどの元ネタがあるかも?
その他(考察):
同じ沢渡姓かつ、「奥さん」と呼んでいるので離婚しているわけではなさそうである。
名前のイニシャルはK。《サルタリーの強兵》をもじって「恭平(きょうへい)」みたいな名前だと予想。
ボサボサ頭に眼鏡という風貌は、はじめを彷彿とさせるが…?
その他(考察):
振替休日が1日しか発生しないので、8日(木曜)から10日(第2土曜で休日)にかけてだと思われる。
同時に、慧美の誕生日が11日(日曜)であることも確定する。
その他(メタ時事ネタ):
本作では文字通りの「パパとしての活動」という意味で使われているが、連載時点においては「金銭と引き換えに男性とデートする」行為を指す。
(ちなみに当時、そのような行為は「援助交際」と呼ばれており、次第に「売春」そのものを表すようになったので、新たな単語として「パパ活」が使われ始めた背景があったはずである)
とはいえ、何らかの形でお金を出してくれる年上のパトロン男性を「パパ」と呼ぶ風潮自体は当時から存在している。
いずれにせよ、非リアルタイム勢や海外勢を困惑させるセリフだとは思う。
時事(音楽):
中島みゆき「空と君のあいだに」。連続ドラマ『家なき子』主題歌。
その他(アニメ):
アニメ『一休さん』にて、一休さんが思考するときに流れる木魚の効果音。
本放送は1975年から1982年で、ローカルで再放送でもしていない限り、はじめ達の年代には馴染みがないと思われる。
なおフランスでは日本の古いアニメがよく流れているみたいなので、ルーが観ていた可能性はある。
時事(グッズ):
言葉を覚える人形「ファービー」がモデル。
目が3つあるデザインは『ドラゴンクエスト6』のファーラットの要素を取り入れたのかも。
その他(補足):
上記のファービーに関する、2chの有名なコピペネタより。
2005年発祥らしいので時事ネタではない。
MTG(メタネタ):
多面体のオブジェからして「ゼンディカー」次元がモチーフ。強引だが「ぜんぢか」等と読むのだと思われる。
…と思ったら次話にて「そめちか」のルビが。まあ元ネタには違いないだろう。
時事(音楽):
ドリカム「LOVE LOVE LOVE」の替え歌。1995年発売なので時事というほどでもないか。
これをオリジナルソングと称するのはなかなか面の皮が厚い。
MTG(メタネタ):
ゼンディカー次元の大陸「セジーリ」より。
MTG(メタネタ):
ゼンディカー次元の大陸「ムラーサ」より。
時事(映画):
1995年の映画「セブン」。
時事(ゲーム):
アダルトゲーム『野々村病院の人々』。
元ネタや立地を考えると、病院ではなくラブホテルやイメクラの名前だと思うのだが、病院ではない建物が病院を名乗るのは法的にまずいと思う。
MTG(メタネタ):
時事(ゲーム):
ここでは『FF8』の登場人物であるイデアのこと
時事(アニメ):
『ドラゴンボールZ』のCMで流れていた目薬「ロートこどもソフト」のCMより。悟飯とクリリンのセリフ。
流れていたのはフリーザ編をやっていた1990年ごろのはずである。
時事(ニュース)・MTG(元ネタ):
元ネタは土星探査機のカッシーニで、1999年の8月に地球に接近してスイングバイ。
これが墜落して「恐怖の大王」になるのではないかと、当時の胡乱な番組でネタにされていた。
実際は特に異常もなく計画どおりに20年にわたる運用を終えた。
「ラース」の名前はMTGの次元から。ドミナリア次元に被覆(衝突)する。
どうでもいいが、60pに「人口衛星」の誤字あり。
時事(CM):
英会話「NOVA」のフリーダイヤル。2023年現在も現役の模様。
MTG(メタネタ):
次元「ニューカペナ」より。掲載当時としてはかなり新しいネタ。
時事(小説):
映画化もされた『バトル・ロワイアル』のこと。
もちろんこの話に登場する「嘉辺名町バトル・ロワイアル」もそれを意識したものだろう。
時事(MTG):
オードリー・タン(唐宗漢/唐鳳)。同じコマの来島のセリフがミスリードだが、香港ではなく台湾人である。
時事(MTG):
いわゆる「おにぎりシュート」コンボ。8月の世界選手権直前のエラッタで使用不可能になるので、この大会の時点では機能したと思われる。
ただし当然だが、この話のように《投げ飛ばし》そのものを打ち消されたらダメージは出ない。
時事(ドラマ):
「お水の花道」より。
その他(考察):
神河市が、太平洋沿岸の東北地方にあることが示されている。
時事(MTG):
おそらく実物のカードではなく、かつて販売されていたジグソーパズル。
アンリミテッド(ベータ)からリバイズド(第3版)に収録されなかったカードで、タイトルは「生き残れなかった者達」らしい。
カードショップセラに画像あり。
パロディ(その他):
《疾風のデルヴィッシュ/Whirling Dervish》の攻撃時の掛け声。
プロ野球選手のダルビッシュ(Darvish)有の日本名「ファリード有(faridyu)」にちなむ呼称。
当時デビュー前なので時事ネタですらない単なるお遊びだが、DervishもDarvishも同語源のようだ。
時事(漫画):
『爆走兄弟レッツ&ゴー』の烈(帽子)と豪(ゴーグル)。
時事(音楽):
篠原涼子「恋しさとせつなさと心強さと」。
時事(アニメ):
いわゆるポケモンショックのことで、1997年12月16日の出来事。火曜日なのでその翌日なのだろう。
この呼称は、「この事件のせいで、この話のメインであるポリゴン(という名のポケモン)が長らくアニメに出られなくなった」ことを指す、
ポケモンファンが後発的に使うようになったジャーゴン的なものであり、リアルタイムの語彙としては違和感がある。
もっとも作中で「ポケモン」という商標を使いづらかったのだろうという事情は察せられる。
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MTG(メタネタ):
手に持っているエナジードリンクは「モンスターエナジー」のパロディで、「クリーチャーエナジー」と書いてあると思われる。
また周囲にあるPCやスマホを踏まえると、当時ではなく2010年以降のシーンだと思われる。
時事(テレビ番組):
伊東四朗が司会していたバラエティ番組「伊東家の食卓」より。
MTG(メタネタ):
ついに名前が登場したはじめの兄。名前は本作のタイトルの元ネタでもある《神の怒り》から。
78pのノートパソコンに貼られたステッカーも《神の怒り》のテキストそのものである。
時事(音楽)、その他(愚痴):
テレビ映像でもジャケット写真でもそっくりさんでもなく、まさかのGLAY本人たちの登場。
そして作中、あらゆる意味で最高潮になるシーンで流れるのがこの「サバイバル」なのだが…。
なんで歌詞が登場しないの?せっかく「地球の最後の日」というワードまで入っているのに。
JASRACが著作権を管理する曲の歌詞を、作中で使用する場合は許諾を得て使用料を払う必要がある。
そのため今までの作中では、歌詞は部分的かつ曖昧な形で、許諾を取らなくてもぎりぎりでOKなラインに留められていた。
企画上の予算も限られるだろうから、料金が発生するのを防ぐという事情は理解できる。
しかし、GLAY本人が登場する上に作中でも最高潮に盛り上がるシーンで、使用料をケチるとは何たることか。
これが個人や弱小出版社ならわかる。費用だけでなく手続きの手間もあるだろう。
だが本作の出版元は天下の角川(KADOKAWA)である。しかも扱う題材は世界のマジック・ザ・ギャザリングである。
同時代を生きた読者のためにも、GLAYへの敬意という意味でも、ここは歌詞をはっきり明記するべきだった。
JASRACのサイトで試しに計算してみたところ、上限である50万部として見積もっても、
使用料は消費税込みでわずか15015円である(内国作品の1件として計算。もし違ったらご指摘を)。
極めて妥当というか、想像よりも一桁以上安かった。これを支払わない理由が理解できない。
僕はGLAYのファンというわけではない。事実、元ネタ調査で調べるまで「サバイバル」の歌詞すら忘れていた。
それでも、この曲の作中での扱いはあまりにも残念。画竜点睛を欠くと言わざるを得ない。
今後、増刷やメディアミックスの機会があれば、ぜひとも然るべき措置とともに歌詞をはっきり掲載していただくことを希望する。
時事(漫画):
54話のタイトルだが、敢えて最後に持ってきたのは、漫画『遊戯王』の「俺たちのバトルシティは終わらない」を意識したものかも知れない。
時事(音楽):
センチメンタル・バス「Sunny Day Sunday」。ポカリスエットのCMソングとして知られる。
時事(音楽):
鈴木あみ「BE TOGETHER」。ちなみに「今夜は」なので、「は」は「わ」と発音する。
考察(その他):
神河市が宮城県、あるいは少なくとも東北地方の太平洋沿岸だったことが明確に明かされ、同時に震災の被災地であることが明かされた。
唐突だが、49話の時点で伏線は張られていたとは言える。9話のカレンダーにも仙台出張の文字がある。
時事(ドラマ):
『愛していると言ってくれ』『みにくいアヒルの子』どちらも1990年代に放送していた連続ドラマ。
コマの絵は前者のオープニング映像を意識。
作中の出来事を時系列順に整理。
斜字は現実にも起こった事。作中に登場し、日付の特定に関係するもののみをピックアップ。
日付特定の根拠などについてはネタ別解説と重複している部分もある。
参考:1998年は平成10年
話 | 年月日 | 出来事 | 備考 |
---|---|---|---|
1984年度 | はじめ達が誕生する | 昭和59年度生まれ。1998年5月の時点で中学2年生である | |
1997年4月 | はじめ達が「神河市立ときわ木中学校」に入学する | ||
1 | 1998年5月 | はじめと慧美が純喫茶しぶやまでデュエル | |
3 | 1998年6月15日 | 『エクソダス』発売、翁神社ではじめと慧美がパックを開封 | |
5 | 1998年8月9日 | はじめ達が渋谷DCIトーナメントセンターに遠征 | 2巻65pで日付を確認 |
7 | 1998年8月22日 | (横浜高校が甲子園で優勝) はじめと慧美がプールで遊ぶ |
|
8 | 1998年8月末 | 花火大会ではじめが八雲に出会う | おそらく29日か30日(土日) |
9 | 1998年9月の土曜日 | 慧美がはじめに一足早い誕生日プレゼントを贈る | はじめの誕生日は9月5日(土)より後ということになる |
10 | 1998年10月12日 | 『ウルザズ・サーガ』発売、はじめが級友たちとパックを開封 | |
10 | 1998年10月17日 | はじめと慧美がしぶやまで遊ぶ アニメ『まもって守護月天!』放送開始 |
|
11 | 1998年10月24日 | はじめ達の学年が諌倉ジャングルワールドへ遠足に行く | 10話の会話から代休が発生する(休日に行く)ということがわかる 当時の公立校の週休二日制は第2か第4土曜日のみ、 さらにその会話は12日のものなので第4土曜日ということになる |
12 | 1998年10月31日? | ときわ木中学校で文化祭、はじめと来島がデュエル | 文化祭なので、おそらく土曜日だと推測。翌週以降の可能性はある |
13 | 1998年11月7日? | ときわ木中学校で運動会 | 土曜日であることは確定。文化祭が平日開催でもない限り、早くともこの日付となる |
15 | 1998年12月の日曜日 | しぶやまメンバーで合コンに行く | しぶやまで遊んでいるときに「明日の合コン」とあるので、日曜日だと思われる |
15 | 1998年12月24日より前 | しぶやまでクリスマス会 | 19日・20日(土日)か23日(天皇誕生日)のいずれかだと思われる |
16 | 1998年12月24日 | サンタに扮したはじめが慧美にプレゼントを渡す | 4巻170pより。おそらく25日の金曜日が2学期の終業だろう |
17 | 1999年1月2日 | はじめが入葦神社に初詣して八雲に出会う | |
18 | 1999年1月15日〜17日 | グランプリ京都99が開催、はじめ達が参戦する | |
21 | 1999年2月15日 | 慧美がはじめにチョコを贈る | 本年のバレンタインデーは日曜日 |
22 | 1999年2月下旬 | グレートオーシャンでダンスパーティー開催、しぶやまメンバーが参加 | この1週間後に下記のイベントへの抱負を語るので、3月ではないと思う |
23 | 1999年3月14日 | 樽切覇王決定戦が開催、はじめ達が参戦する 渋谷DCIトーナメントセンターで八雲と久遠がデュエル |
架空のイベント。モデル地は実在だが位置関係的には無関係だと思われる |
25 | 1999年4月 | 新年度スタート。はじめ達が中学3年生になる | |
25 | 1999年5月1日 | ルーがしぶやまではじめ達に出会う |
連休中かつ『神風怪盗ジャンヌ』の放送日なので土曜日 |
25 | 1999年5月6日 | 連休明け、ルーがときわ木中に転入 | 149pのカレンダーが5月である |
29 | 1999年5月8日or15日 | はじめと八雲が三國市でデート 「ポータル三国志」発売 |
正確な日付は不明だが、前後の話から8日か15日のどちらかであることは確か。 |
30 | 1999年5月22日 | はじめ達が池袋の関東地区選手権に参戦 | |
36 | 1999年6月 | 「ウルザズ・ディステニー」発売 | |
38 | 1999年7月3日 | 慧美の母が「しぶやま」ではじめ達に出会う | 七夕直前の土曜日(71p)である。前週かも。 |
38 | 1999年7月7日 | 冨成町の七夕祭り | 97pに日付あり。平日(水曜)なのにこんな大規模な縁日というのはやや気になる。 |
39 | 1999年7月8日〜10日 | ときわ木中の3年生が名古屋へ修学旅行に行く | 136pのニュースより。ラバンヌが予言した日は7月7日。 日仏の時差は7時間なので、一夜明けた後のニュースが8日の夜に放送される。 |
43 | 1999年7月11日 | 慧美が15歳の誕生日を迎える | |
1999年7月31日 | 嘉辺名町バトルロワイアル開催 「GLAY EXPO 1999 SURVIVAL LIVE IN MAKUHARI」開催 |
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55 | 2011年3月11日 | 東日本大震災で神河市が津波被害に遭う | これにより、本作の主な舞台が東北地方の太平洋沿いということが確定 |
9 | 2012年7月? | 慧美がはじめとの思い出を回想する | 2012年だとすると、1月や4月の可能性もある(カレンダーより) |
「すべそれ」を、より深く味いたい人のために。
原作者コメンタリーを各巻ごとに掲載。
第1巻、第2巻、第3巻、第4巻、第5巻、第6巻、第7巻、第8巻、第9巻、第10巻
第11巻、第12巻、第13巻、第14巻
ファンによるブログ。非常に詳細な感想記事あり(第1巻、第2巻、第3巻)。
もともとMTGプレイヤーではないからこそ興味深い視点も。
YouTuberの"開封大好き"よしひろさんの動画。トモハッピーとの対談動画もあり。
同時代を生きたMTGファンによる熱い語り。