出版物で振り返るMHFの歴史(2019年版)

Amazon書籍検索にて「モンスターハンター フロンティア」を検索して出てきた商品を古い順に表示。
その中で、MHFのみを専門的に扱った本を以下に紹介する(検索で引っかかった無関係な本や、複数のゲームを扱った雑誌等は省く)。
頭にある●印からAmazonの商品情報ページへ飛べる。抜けやリンクミスがあった場合は報告していただけるとありがたい。
なお、タイトルの「モンスターハンターフロンティア(オンライン/G)」は一部を除き省略した。

最終更新:2019/12/20

一覧

出版年月日 書名 出版社
2007/06/14 ルーキーズガイド エンターブレイン
2007/10/30 狩人の書F エンターブレイン
2007/12/14 メゼポルタコレクション -武器防具編- エンターブレイン
2007/12/26 狩猟ガイド 達人ノ書【極】 ソフトバンククリエイティブ
2008/01/30 シーズン2.0 “エスピナス、覚醒” リベンジャーズガイド エンターブレイン
2008/03/31 メゼポルタコレクション -素材収集編- エンターブレイン
2008/05/28 シーズン2.5 マスターズガイド 武器編 ソフトバンククリエイティブ
2008/05/28 シーズン2.5 マスターズガイド 防具編 ソフトバンククリエイティブ
2008/06/11 シーズン2.5 マスターズガイド 狩猟編 ソフトバンククリエイティブ
2008/07/02 シーズン3.0 フロンティア通信 エンターブレイン
2008/10/23 シーズン3.5 アペンドブック+アイテム ソフトバンククリエイティブ
2008/11/19 ハンティング・マニュアル エンターブレイン
2008/12/17 シーズン4.0 フロンティア通信 vol.2 エンターブレイン
2009/02/26 シーズン4.0 達人ノ書【神髄】 ソフトバンククリエイティブ
2009/03/13 メゼポルタコレクション NEXT -武器編- エンターブレイン
2009/03/13 メゼポルタコレクション NEXT -防具編- エンターブレイン
2009/04/08 シーズン5.0 フロンティア通信 号外【春】 エンターブレイン
2009/07/01 ハンティング・マニュアル 2nd Anniversary Edition エンターブレイン
2009/09/16 シーズン6.0 フロンティア通信 vol.3 エンターブレイン
2009/12/09 シーズン7.0 フロンティア通信 号外【冬】 エンターブレイン
2009/12/25 ハンティングマニュアル シーズン7.0 エンターブレイン
2010/03/17 シーズン7.0 スキルマスターズガイド ソフトバンククリエイティブ
2010/03/17 シーズン7.0 達人ノ書【奥義】 ソフトバンククリエイティブ
2010/03/27 メゼポルタコレクション 2010 -武器・防具編- エンターブレイン
2010/04/21 フロンティア通信 シーズン8.0 エンターブレイン
2010/06/24 ハンティング・マニュアル 2010 エンターブレイン
2010/09/29 フロンティア通信 シーズン9.0 エンターブレイン
2010/11/02 シーズン9.0 狩猟ガイド〜達人への道〜 ソフトバンククリエイティブ
2011/01/26 フロンティア通信 シーズン10 エンターブレイン
2011/03/30 メゼポルタコレクション 2011 -武器・防具編- エンターブレイン
2011/04/20 フロンティア通信 フォワード.1 エンターブレイン
2011/05/30 フォワード.1 鍛錬の書 ソフトバンククリエイティブ
2011/07/15 ハンティング・マニュアル 2011 エンターブレイン
2011/08/03 フォワード.1 達人ノ書【乱舞】 エンターブレイン
2011/09/09 今からはじめる モンスターハンター フロンティア オンライン エンターブレイン
2011/09/28 フロンティア通信 フォワード.2 エンターブレイン
2011/12/05 マスターズガイド 防具編 ソフトバンククリエイティブ
2011/12/05 マスターズガイド 武器編 ソフトバンククリエイティブ
2012/02/01 フロンティア通信 フォワード.3 エンターブレイン
2012/04/02 メゼポルタコレクション 2012 -武器・防具編- エンターブレイン
2012/05/23 フロンティア通信 フォワード.4 エンターブレイン
2012/07/31 ハンティング・マニュアル 2012 エンターブレイン
2012/10/17 フロンティア通信 フォワード.5 エンターブレイン
2012/10/31 5th Anniversary Book エンターブレイン
2012/11/23 フォワード.5 達人ノ書【覇極】 ソフトバンククリエイティブ
2013/02/06 フロンティア通信G準備号 エンターブレイン
2013/03/29 メゼポルタコレクション2013 -武器・防具編- エンターブレイン
2013/06/20 紅き猟団、棘茶竜の谷へ 富士見書房
2013/07/27 ハンティング・マニュアル 2013 エンターブレイン
2013/08/26 G2オフィシャルコンプリートガイド カプコン
2013/10/16 フロンティア通信G3 エンターブレイン
2013/11/20 ハンティング・マニュアル2013 PS3版対応 ルーキーズ・ガイド エンターブレイン
2014/02/05 フロンティア通信G号外 2014 エンターブレイン
2014/02/28 ノベル 灼熱の刃I エンターブレイン
2014/03/17 ハンター装備リポート エンターブレイン
2014/03/29 ノベル 灼熱の刃II エンターブレイン
2014/04/23 フロンティア通信GG エンターブレイン
2014/06/30 ノベル 灼熱の刃III エンターブレイン
2014/07/17 コミックアンソロジー 一迅社
2014/07/23 フロンティア通信G5 エンターブレイン
2014/08/20 ハンティング・マニュアル2014 エンターブレイン
2014/11/19 フロンティア通信G6 エンターブレイン
2015/04/15 フロンティア通信G7 エンターブレイン
2015/07/22 フロンティア通信G8 エンターブレイン
2015/09/16 ハンティング・マニュアル2015 エンターブレイン
2015/11/18 フロンティア通信G9 エンターブレイン
2017/09/01 僕らのモンハンF 10周年 狩得3大特典付きハンターレポート キュービスト

年次別の傾向

2007年

刊行数:4冊
サービスが正式に開始された夏以降から続々と刊行。
インストールディスク入りムック、画像メインの本、B5の一般攻略本サイズと一通り揃っているのが特徴。

2008年

刊行数:8冊
MHF本格始動。PSPのP2ndGとの相乗効果でモンハン自体が一気に広まった年でもある。
アプデごとに出るフロンティア通信、毎年出るハンティングマニュアルは今年から。
(最初のルーキーズガイドとリベンジャーズガイドは、今で言えばフロンティア通信1.0と2.0に相当するか)
また、特典イベントコード付きの本が出るようになったのも今年から
(リベンジャーズガイドのアメザリ防具が初か?同年のSBC社による「アペンドブック+アイテム」もそのものずばり)。
同年末の4.0アップデートでは本格的にアイテム課金を導入するようになった転機の年であるとも言える。

2009年

刊行数:8冊
ほぼ昨年と同様の勢いがある。
ゲーム内ではドンドルマが廃止され、Dosの移植から独自のゲームへと脱皮した年。
フロンティア通信の5.0と7.0はアプデに合わせたのになぜ号外扱いなんだろう、謎だ。
モンハン全体で見ると、メインシリーズ(Wii版のtri)とPシリーズ、フロンティアそれぞれの個性が最も際立っていた時代。

2010年

刊行数:7冊
Xbox360でのサービス開始。6月27日には同時接続の最高記録である72530人を達成した年でもある。
まさにMHFの全盛期であり、同時に大討伐(厳密には前年末だが)や秘伝書といった賛否の激しい新システムも多く登場。
ネトゲとしての濃さを増していく年だったと言えるか。

2011年

刊行数:10冊
シーズン表記からフォワード表記に移行。
地上波でCMを流したりして、改めて新規ユーザーの獲得に励んだ年であるという印象が強い。
「今からはじめるMHF」あたりは、今までに無かった形の攻略本である。

表では扱わなかったが、MHFを含むカプコンの総合情報誌「カプ本!」が本年より創刊。
不定期刊行で、MHFのイベントコードもほぼ毎回付属していたが、2013年の第6号をもって休刊している。

2012年

刊行数:7冊
いつもの面々に加えてアニバーサリーブックというものが刊行された。
攻略本ではないファンブック的な書籍は今までに無いパターンといえる。
同年にはオフライン大規模イベントである「MHF感謝祭」を実施し、
それなりの歴史を築いたオンラインゲームとして改めてファンに向き合う姿勢が見られた年である。

一方、ソフトバンククリエイティブは本年をもって撤退。
おそらく大半の人は覚えていないだろうが、「SBCチケット」という過去の特典の汎用生産チケットが作られていた。
(同様の例は、有名な「ファミ通チケット」くらいである。本家でおなじみの電撃系は、PS3以降に雑誌でのコラボが単発で行われたのみ)
ただしソフトバンククリエイティブの攻略本を執筆したキュービスト社については、10周年本を後に出版している。

他には、ファミ通Xbox360が本年をもって休刊。
Xbox360のキラーソフトであったMHFのイベントコードがたびたび付属、PC版でも使えるので購入したMHFユーザーも多いのではないか
(特に、2011年のコンテスト武器であるディオリモートは雑誌ごとに異なり、睡眠属性は同誌でしか入手できなかった)。

2013年

刊行数:7冊
MHF激動の年。G1ショックからのPS3、WiiU開始など変化が激しかった。
G2オフィシャルコンプリートガイドはカプコン本体が出版した唯一の攻略本。
富士見書房から初のノベルが出版。しかし1巻表記がありながら続刊予定は無い。
(余談だが、著者の嬉野秋彦氏は、後にファミ通文庫の本家モンハンのアンソロ本で執筆しているが内容は無関係)
メゼポルタコレクションも本年を最後に刊行されていない。

2014年

刊行数:10冊
MHF再起の年。数で見れば前年から増えてるが、そのうち4冊がラノベとコミックである。
ハンター装備リポートも攻略要素が無いわけではないがファンブック的な面が強い。
つまり、刊行物の半分が非攻略本というかなり異例な年である。
アンソロジーは新しい試みだったが今回のみで続かなかった(一迅社も今回限り)。
ファミ通版ノベルも3巻で休止(なお、同じく氷上慧一氏が手がけた本家版の小説と世界観がリンクしている)。
翌年の傾向を見るに、MHFユーザーは本を買わないという現状が見えてきたのかも知れない。

2015年

刊行数:4冊
MHF敗北の年。定期刊行のハンティングマニュアルとフロンティア通信しか発行されず、しかも事実上の最終号となった。
さらにMHFが主要コンテンツだったエンターブレインの雑誌「ファミ通コネクト!オン」が休刊された年でもある。
これ以降、ファミ通チケットの入手手段が無くなってしまっている(週刊のほうで配布があったかも知れないが把握していない)。

2016年

なんとMHF関連の本が1冊も刊行されなかった。
PS4にてサービス開始したので、そちらのユーザー向けに何か出ると思ったが今のところその気配はない。
攻略本自体の需要が薄れているのは確かだが、かといってゲーム内外でも公式によるサポートも十分とは言い難く、
本当の初心者は何を頼ればいいのか非常に不安なのではなかろうか。

また、2008年からファミ通主催で毎年行われていた武器デザインコンテストが、本年以降は行われていない。
2013年の最優秀作であるグァーグァーグークは何度も再配布されてカラーも追加されているのだが…

2017年

刊行数:1冊
10周年記念本が発売。しかしわずか18ページの冊子で、イベントコードがメインと言っても良い。
一応ISBNコードもついた書籍扱いではあるが、記念品としてはあまりにもお粗末。
一部のローソンでしか販売されなかったらしく、僕は実物を見てすらいない。
なお、10周年記念パッケージのほうには300ページもある豪華な記念本が入っている。

2018年

MHF沈黙の年。2016年同様、関連書籍は1冊も発売されなかった。
かろうじて週刊ファミ通では「フロンティア通信 出張版」として毎号2〜4ページの特集をずっと継続していた。
同誌において、デジタル付録として高頻度で封入されていた(誰得の)「教官見習ネコの差し入れ」も、それ以降確認されていない。
ゲームの中では完全新武器種である「マグネットスパイク」の実装に大いに湧いたのだが…

2019年

MHF終焉の年。ファミ通の「フロンティア通信 出張編」が2019年4月11日号(3月28日発売)をもって終了。
そして最後のアップデートから約5ヶ月後の2019年6月19日にサービス終了を発表。
12月18日のサービス終了の翌日に発売された週刊ファミ通2020年1月2日号にて大規模な特集記事が組まれる。
MHFだけで20ページ、同時期にサービス終了したドラゴンズドグマオンラインも合わせると40ページの特大企画。
サービス開始からの歴史を振り返ったり、読者投稿のコメントやイラスト、開発者インタビューといった盛りだくさんの内容。
ファンとしては永久保存版となる1冊である。


モンハン関連のコンテンツトップへ