[125-1] mmf移植時の音量バランス対策 がうがう 2004/11/07(日)21:56 修正時間切れ
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mmfへの移植の際に一番のハードルになっているのが、機種間でFM,WT,StreamPCMの音量バランスが異なることだと思います。 そこで、MLDCMFIXの@UFIXコマンドを使って、どの機種でもほぼN505iと同じバランスで演奏されるように移植する方法を報告します。
まず最初に、使用している音色をFM,WT,StreamPCM(以降SP)ごとにリストアップします。 以降、以下の割り振りを例にとります。 FM…通常トラック:@1,@3/ドラムトラック:Note#=38,40(MLDCではドラムトラックにおけるo1c,dに相当) WT…通常トラック:@2,@4/ドラムトラック:Note#=39,41(MLDCではドラムトラックにおけるo1c+,d+に相当) SP…ドラムトラック:Note#=0,1(Stream PCM Assign MapでWaveID=1,2に登録した場合、ドラムトラックのNote#=0,1に割り振られます)
(1)ベロシティを一切指定していないmmlの場合 -a.ATS-MA3-SMAFでmmf出力する場合 WTとSPに@UFIXコマンドでSP相当のベロシティ補正をかけます。 ※@UFIXのパラメタの意味は、MLDCMFIXのヘルプ参照のこと。
上記の割り振りの場合、以下のよう記述します。
(T1) 'WT補正 '@2補正 '{@UFIX 0,1,1} '@4補正 '{@UFIX 0,3,1} 'Note#=39補正 '{@UFIX 1,39,1} 'Note#=41補正 '{@UFIX 1,41,1}
'StreamPCM補正 'Note#=0補正 '{@UFIX 1,0,1} 'Note#=1補正 '{@UFIX 1,1,1}
※コマンド挿入位置はとりあえず(T1)直後が良いと思います。
-b.ATS-MA5-SMAFでmmf出力する場合 WTとSPに@UFIXコマンドでWT相当のベロシティ補正をかけます。
(T1) 'WT補正 '@2補正 '{@UFIX 0,1,2} '@4補正 '{@UFIX 0,3,2} 'Note#=39補正 '{@UFIX 1,39,2} 'Note#=41補正 '{@UFIX 1,41,2}
'StreamPCM補正 'Note#=0補正 '{@UFIX 1,0,2} 'Note#=1補正 '{@UFIX 1,1,2}
この方法で出力されたmmfは、 A5301T(au,MA3機代表) SH51J(voda,MA3機代表) W21S(au,MA5機代表) V602SH(voda,MA5機代表) の全ての機種で、N505iとほぼ同じ音量バランスになります。 ※MasterVolumeはmax前提
(2)ベロシティを指定しているmmlの場合 ちょっとややこしいのでまた今度(^^) |
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