準備
シートがなかなかあがってこないので、更新することがない。
もともと不定期、ずぼら更新なのであまり期待してる人もいないけど。
車が動かない時にセンターコンソールを作り直す事を考えていたのだが、
元のセンターコンソールが車のなかなので採寸もできない。
今度も、前回センターコンソールを自作した時と同じく「カリン」の本木を 使おうと
新木場の「もくもく」でそれとなくリサーチしていた。
どうやら前回より薄いカリンのコブ部分のスライスもあるようなので前回のように分厚くはならないと思う。
(最近分かったことなんですが、カリンって果物の「かりん」の木だと思っていたのですが、
あれとは違う木らしいです。)
しかし前回のような苦労をせず仕上げたいので、 今度はKiri@さんや、KAさんが使用した、
突き板方式をやってみたいと常々考えていた。
15度角度が付いた部分も継ぎ目がなくて済むし、薄くできる。
でKiri@さんが突き板を手にいれた会社は知っていたのだが、
前回そこからもらったサンプルがあまりよくなかったし、Kiri@さんが使った「オークバール」は
なかなか手に入らない品物らしき答えがあったので、ちょっと躊躇。
突き板というのは生木の薄いスライスで、カンナの削りかすを広くしたようなものだ。
私は当所、板っていうくらいだから、ベニアのように合板が裏うちされているものが
そうだと思っていたが、本来は元の薄いスライスの事をいうらしい。
裏打ちされてベニアになっているものは突き板製品とでもいうべきか。 しかしそれらを総じて突き板と言っているらしい。
ベニア板とよく呼ばれているものは、プリントの木目が入った合板で DIYショップによく売っているが、突き板も英語に訳すとVeneerらしい。
基本的に化粧合板も突き板もベニアなのだ。
車の内装のウッドは、ウッドもどきプリントのものもあるが、基本的に突き板を張り付けて作っている。
だから裏側は金属だったり、樹脂だったりする。(でもマセは中身も木で作っている)
某世界的車会社のク◯ウンなんか左右対称のまったく同じ木目だったりするらしい。
突き板だってすぐわかんじゃん。その辺の感覚は日本人らしい。どーしてそんなことするのかなあ。
で、随分前に見せてもらっていたのだが、 KAさんは最初の自作後、Kiri@さん経由でオークバールの突き板(薄いスライスモノ)を手に入れ
再度製作されていた。
見事な出来栄でした。 マセの本物のコンソールパネルも突き板を張り付けて作っているのだからやはり突き板でやりましょう。
Kiri@さんが手に入れた突き板屋さんの他に関西にもYasutaといういい感じの会社があって、
そこからも前にサンプルをもらっていたのだが、 そこにはウッディクラフトシートなる突き板製品がある。
問い合わせてみると薄い布のようなもので裏打ちされているらしいのだが、 2次曲面
もOKとのことで、
しかも本来の突き板だとしばらく置いておくと端から木目に沿って、 割れていくのだ(最後はバラバラになるらしい)が、それが無いらしい。ハサミやカッターで切れて加工も楽なようだ。
オークバールもすぐに発送OKとのことなので注文してみることにした。
しばらくして、モノが届きました。
しかし裏打ちは布だけではなくその上にまた違う突き板が貼られている。
厚さは0.6mmって事だけど、うまくベースに張り付けられるかな。
まず、テストしてみなければ。 色々用途もありそうだ。