スポンジ はじめてのメンテナンス話か???

マセラッティのボンネットの下(裏?)には、防熱防音のため、スポンジが貼ってあります。
がこれが10年もたつ車だと経年変化と悪条件(すごい熱+オイルガソリンがかかることがある) でかならずボロボロになってます。
触るとポロポロ粉になって落ちてきます。
どうやら元から材質が悪いらしく、ギブリとかはちょっと材質が違うようです。
買った時からぼろぼろだったのが奈良行きの折、風圧、雨、雪のせいかラジエータ上あたり がごっそり落ちてしまい、エンジンルームは悲惨な状態。
換えたいなあと思っていたのですがついつい不精をコイテましたが、
MIEのサイトを覗くと、MIEオリジナルのスポンジが BITORUBO ANDER FOODPAD NOW ONLY 85.85と出てました。
$85なら1万円くらい。おっこれなら安い!!しかも純正に比べ、ぼろぼろにならないと MIEは相当自信たっぷりに書いてある。
奈良行きでぼろぼろになったのを機にひさしぶりに注文したくなりました。
しかしMIEにはいやな過去が・・・
最初にMIEに注文したのは金刺繍マセマーク入りのフロアマットでした。
マセ仲間の皆さんはMIEに部品を注文して自分で付けたりしているので、
はずかしながらMIEに何か注文したくてしょうがなかったのが第一理由です。
海外通販は初めてなので前述のKAMEさんらに助けられ、注文したのですが、
お馬鹿な私はVISA・MASTER&AMEXとしっかり書いてあるにもかかわらず、
JCBで注文したのです。当然だめの返事。しかも名前が間違っている。
しかしJCBしか持ってない私は、
会社の英語に堪能な若者を捕まえ、文句のFAXを・・・(お前の方が間違ってるぞ)
どうにかJCBで決済してもらい、無事フロアマットは届きました。
決済できるカードを早く作らねばNOW ONLY $85はなくなってしまう。
さっそくカード作りをはじめました。
MIEによく注文されている方に一緒に注文しましょうと誘われたのですが、
その方が注文するより早くカードが出来たので、注文してみる事に。
しかしあの軽いスポンジの送料がなんと$140!!これじゃ物より高い。
日本総代理店の「コーンズ」(どうやらイタリヤが付かなくなったみたいです。
フェラーリやロールスと並んで売らているらしい)に聞いてみると工賃込みで、
25000円〜30000円くらいらしい。部品のみなら1.1万円くらい。
MIEは魅力だが、送料込みだとコーンズで組んでもらったのと同じだ・・・
結局、コーンズに注文する事にしました。部品のみですが・・・。
せっかくMIEに注文ができるようになったので、パーツマニュアルだけ注文しました。
どうも大きさで送料が決まるようですね。
スポンジは2日後に手に入り、さっそくと思ったのですが、
まず前のぼろぼろになったスポンジを取らなければいけません。
スポンジのカスが入らないようエンジンルームの上に新聞紙とゴミ袋をガムテープで貼り、 一気に取っていきました。
ぼろぼろなので細かい破片ばかりでしかもちょっとの風で飛んでいく。 スポンジは取れても、接着剤は残るこれを取るのは一苦労ありそう。
駐車場でやったのですが、多分隣の車にもすこしスポンジの粉が付いていたでしょう。
隣の方すみません。
その後スポンジの無いままOCCの早朝走行会(毎月第2日曜に開催しています)
に参加したのですが、なんとブレーキの音がしない。(普通の車に比べたらうるさいのですが) いつもは、停止寸前に悲鳴のごとく鳴くのですが・・
やはり、スポンジの防熱効果は放熱効果と相反するようで、スポンジがない分ブレーキに熱気が 貯まらなかったのでしょう。
もしやこれは、オーバーヒート警告燈が頻繁に付くラジエータにも有効なのかも知れない。 有名な玉川さんはスポンジを取ったままにしてるらしいし・・・
しかし異常に高温を発するマセのエンジンはボンネットの塗装も犯すらしい。(スポンジはその為もある)
玉川さんのは黒だしなあ。やっぱうちのは白だし。せっかく新品を手に入れたし、やっぱ付けよー。 その後、残った接着剤を取ろうとシール剥がし剤とかを使いどうにか接着剤をはがし、
(接着剤と一緒に塗装もはがれる・・・・だましだまし剥がす)
しかしこれが一番苦労しました。
接着剤が残っていてもスポンジさえ綺麗に取れていればいいのでしょうが、粉になって残っているので、その上からでは新しい接着剤もあまり効かない。
この辺でいいかというところで新しいスポンジを取り付け。
スポンジはシールのようになっており、裏紙をはがして貼ればだれでもとりつけ可能。
ついでにエンジンルームも綺麗にして久しぶりに美しいマセのエンジンが復活。
よかったよかった。
さあてスポンジも復活したことだし、何処かにドライブと思ってエンジンを始動・・・
あれ、最初オボボとかかったきりエンジンがかからない。
セルモーターが回るばかり。他の電気系統は異常無し。
バッテリーではないようだ。何故だー。
しばらくあちこち見たが原因が分らない。
こっこれはもう・・・と山口師匠に相談。
状況から判断して燃料系統があやしいと思っていたのだがやはりそうらしい。
燃料ポンプのリレーが作動不良を起こして燃料が来ない事があるのでそこを、
チェックしましょう。もしそこじゃなければ、ヒューズボックスですねえ。(げげげ)
との有り難いお言葉をいただき、さっそくチェック。
マセのリレーは、変なヒューズが頭についたモノで、それがエンジンルームの 高熱の中にさらされている。
イタリアンは何も考えてないのがよくわかる。
ヒューズはみごとにとんでいた。
このヒューズも以前は電装にくわしいお店じゃないと売ってなかったらしいが、
最近はオートバックスとかにも置いているので、何かの時にと思い買っておいたのが 役にたった。
ついでに他のリレーのヒューズも新品に交換して、みごとエンジン始動。
ヒューズボックスじゃなくてよかったー。
(ヒューズボックスとの挌闘は山口さんのHPでさんざん書かれています。一読あれ)