センターコンソール自作大作戦

マセラティの内装は豪華絢爛です。
第四のマセオーナームッシューイグーチさんの内装 タン革だとよけい豪華です。
それが良くて買ったのですが、 有名な山口さんのHPを見なれていたせいか、 最初に89年型の内装を見た時、ちょっと変と思いました。
センターコンソールが変なプラスチック(樹脂)制なのです。
黒い内装なので、黒い樹脂製のコンソールパネルは表面が変な粗目で、 これって、ウッドパネルが剥がれた後?と思ったほどです。
調べるとどうも90年型あたりから、センターコンソールがウッドになったようです。
(山口さんの222SEは90年型)
しかしこれは無いよなあ・・・ いつもパネルを見ながらそう思ってました。
例のMIEなら安いかも・・・ とりあえずMIEのサイトから、見積り依頼。
戻った答えは$490!! やっぱり高い!!
ウッドだしそんなものなのですが、日本制なら、もっと安そうですね。(円ドルレートもありますが)
何とか自分で似たようなものできないだろうか。 (これが最初の感想) しかし車のウッドの内装はどの車をみてもそこらへんの木目ではありません。
よくヲールナットとかを使ってますが、BMやベンツ用は外車雑誌を見れば、
ボルトオンのがいくつも有りますが、当然マセ用などはない。
(たぶんマセもベンツと言わなくても、フェラーリくらい売れていたら出ているでしょう)
こうゆうの造ってるトコに特注すると高いのかなあ。などと考えつつ過ごす日々・・
奈良行きを前にして、買ってからうるさくてしょうが無いブレーキをどうにかしたいと思い、kiri@さんと新木場にある貸しガレージでOH。
そのとき一緒にこられた勘山さん(222E89年型にお乗りです。)とOH後ファミレスで食事の時有望な情報が・・
ノルウェーだかスエーデンだかのマセ乗りが自作でコンソールを作って、HPに載せてるらしい。しかも寸法図付き。
勘山さんは一度、試しにバルサで作って見たそうだ。
この人も凄い人らしい。
マセ友の会の忘年会で初めて御会いしたのだが、某有名婦人雑誌の編集をされてる方らしく、メカなど興味なさそうなのだが、さにあらずいままで色々いじくりたおしてるようだ。
 MIEから頻繁にパーツを購入しすでにタワーバー、強化スプリング& サスを装着。革内装のきしみがいやで内装をはがしきしみ止めを各部にしたり、 情報網も多岐にわたるらしく、細かいところを結構いじくっているらしい。
どうしてマセ乗りはこんな人ばかりなの?
「三人でコンソールは自作しましょう。」と結論が出て、さっそく例のHPを・・・
英語だから分らん。訳していくとその寸法図どおりにアルミ板を切り、そこにベニアを張って、上からクリアを4〜5回塗れみたいな事を書いているようだ。
それじゃ平らになるじゃん。マセのウッドはあのボリュームある感じがいいのに。
しかもベニアに関しては、「貴方の内装にあった物を選ぶ」的な事のよう。
あまり役にたたない内容でした。
ホントの木じゃ無きゃあの3次曲面は出ないと思い木を探す毎日。
と、kiri@さんがいい板を見つけたとの書き込み。 ついで、もう出来そうだからOCCの早朝走行会の時に見せます。との書き込み。
えっ!?もう出来たの??
まだ未完成でしたが、それはちゃんと出来てました。・・ベニア(天然木突き板)で、しかもコンソールだけじゃなく、シフトからサイドブレーキにかけてのセンタートンネルの上の部分までウッド化してました。
kiri@さんは思い立ったら解決するまで突っ走る人らしく、
その辺は彼のホイル交換話しで(極とんさんのHPの方で公開してます)わかると思います。
上のクリアを上手く処理すれば完璧な状態。
クリアはエポキシ系の二液混合コーティング剤なので、粘度が高く上手く盛り上がり あの3次曲面が表現されてました。
しまったあー先をこされたー。その後はkiri@さんと同じ板を注文してみたりしたのですが、いまいち納得がいく木目じゃなく、新木場の本社まで行った時、 なにげなく入ったDIY屋さんで、いい木目を見つけたのです。
これなら完璧!!うひひひひ・・・その時私の頭の中には本物と見まがう程美しく仕上がったセンターコンソールをkiri@さんはじめ89年型以前のマセ乗りに見せびらかす事しかありませんでした。