マセラティサスペンション考2(本国仕様?)

MIEバネを諦めた理由は、 前回にも書いているが、Ki@さんが装着してみたのを見てです。
まず、赤Spyderのki@さんは初めて出会った時点で、すでに足廻りをいじっていた。
氏がいうには最初とんでもなく、車高が高かったらしい。 まるで、クロカン車のようだったらしい。 後日、見せてもらったのはパソコンに取り込んだ写真なので、たしかに高そうだが、
原物を自分のと比べてみないとなんにも言えない。
もしかしたら、フロントに関しては、 かわらないかもしれない。
足廻りはよほど極端に変えないかぎり写真だと判断しきれない。
氏の車はもともとサスペンションに手をいれた形跡があった。
リヤダンパーはコニー製に換えられているし、フロントは純正のようだが、リヤのコニーに合わせ、
シェルケースが赤く塗られていた。
(コニーではBITORBO時代(4本スタッド)にサスキットを出しているが、
今は、造っていない。あったとしてもMIE製と同じでフロントは装着不可だろう。)
氏はバネを一巻切ってその車高を下げていた。
しかしまだ、氏の意図するほどではなかったらしく、
その後、MIEから例のBITORBO Performance Springを注文し付けるが、
あまりにも低すぎた。 私にはそう見えました。 前回の話の2番はこうゆう経緯である。
(氏は現在純正に戻し、1.5巻切っている。
マセの純正サスはバネがエキセントリックマウントなので、 1巻づつではないと無理だと思うがどうやって0.5巻切ったかは彼のみぞ知る)
MIEスプリングの夢はki@さんのをみてあっさり消えてしまった。
あのバネだと同じMIEで売っているオイルパンガードをつけても厳しい。

TAさんのくらいのバネってないものか。
色々考えてみたが、その前にTAさんのいう本国仕様バネって本当に存在するの? という疑問があった。
総じて、89年型はフロントが高いようだが、海外の写真を見ても、同じような高さのような 気がする。
前述のように写真だとよく判らない部分が多いので判断材料としては力不足。
また同じ車が集まる機会が多いのだが、拳を入れたりして高さをみるが、 アバウト過ぎて自分でも判断つかず。
マセを扱っている有名店(買ったところではないが、よく修理をお願いしている) で、
その話をしたところ、89年型にそのような違いを感じないことと、
当時の代理店のガレージ伊太利屋がそこまでやるかどうか・・・との返事。
むむむ確かに。販売台数が少ないとはいえ、バネまで外して換えるかなあ。

そんな折、黒SpyderのAKさんが大改造をして、バネもMIEのものに変えてしまった。
(やはり、ノーマルの純正ダンパーに装着しても同じく車高が下がりました、)
氏のHPに外されたバネの写真があったのだが、それが5巻半だった。
これは89年型のパーツマニュアルのイラストも同じ。
その時はまったくそのことに疑問を感じなかった。
しかし後日自分の車のバネをまじまじと見てある疑問が生じた。
自分のバネはどう見ても4巻半なのだ。

その後同じ車種で5巻らしい車を見て、日本仕様のバネの存在を確信した。
バネの太さからして違うし、タイヤハウスから見える本数も違う。
これが本国仕様なのか???

さっそく89年型に乗る方々にリサーチを敢行。(マセ仲間はネットでリサーチできるからいいなあ)
やはり皆さん元は4巻のよう。

そこでTAさんの例の本国仕様の話しの続きが・・・
当時希望者にはガレイタが本国仕様に戻して くれたらしいとのこと。
本国仕様バネはガレイタの裏にごろごろしていたらしいこと。
メカニックから直接の話らしいとのこと。 疑問はここでなくなった。
やはり、ガレイタはバネを換えていたのだ。 日本仕様4巻バネは存在する。

しかし、89年はともかく、その後、日本の車検制度が変更になった96年までは どうしていたのだろう。
90年あたりからのマセは5巻バネが使用されているようだが、
それも日本仕様だったのか? たしかにほんの少し89の日本仕様より低いようだが、
TAさんの程低くない。 また新たな疑問が生じてきました。