マセラティサスペンション考1(謎)

ここのところ、またフロントの高さが気になってきた。
アライメントの重要さを知り、ちゃんとしたハンドリングになると
(しかしまだ不安・・ユニバーサルジョイントも交換したい) もう少しかっこよくと思ってくる。
廻りの人達が、足廻りをいじくりだしたのもその要因のひとつ。

もともと、TAさんとKAさんは、特別なバネを使って、絶妙な高さをキープしていた。
このバネ欲しい。
TAさんのは本国仕様とのふれこみで、 KAさんのはMIEのスペシャル仕様である。
どちらも絶妙な車高の落ち方で、タイヤハウスの隙間を埋めている。
私の言う絶妙なとは私の車から考えて、2〜3センチ落ちた感じで、
決してタイヤがフェンダーに擦る程のシャコタンではない。
(そんなことするとオイルパンが路面を擦る)
BITORBO系のV型エンジンはオイルパンがけっこう出っ張っているので、
車高下げは危険と隣り合わせである。
でも車高下げたい・・・
フロントフェンダーアーチからタイヤまで、コブシを縦に入れてもずいぶんあまる。 10センチ以上空いている。
月一の早朝走行会などで朝日が横からあたると、フェンダーの中が丸見えで
まるでローライダー仕様のタイヤをノーマルサスに入れてるように見える。
イタリア車なのにどうしてこんな不格好に隙間が空いているのだろう。

前記のTAさんのHPに、当時(1989年頃)の日本の車検制度にある最低地上高に合致せず、
日本仕様の(ガレージ伊太利屋特製)バネを付けられていたと書いてあった。
TAさんは本国仕様のバネを手に入れ、装着していた。
だが、他の仲間で、そのバネを付けている人もいなかったので、
もう手に入らないのであろうとあきらめていた。

そうなれば、KAさんのMIEスプリングを手にいれればいいのだが・・・

この2種のバネがその後の悩みを生む事になる。

KAさんのBITORBO Performance SpringはMIEがBILSTEINに造らせたサスペンションキットの一部で
マセ用アフターマーケットサスはこれしかないとMIEは言っている。
今でもMIEではBITORBO Performanse Springはラインナップされているので、
KAさんと同じバネが手に入るなら問題はないのだが、どうもそれが違うようなのだ。

1. まず第一にMIEの型番が違う。   
KAさんからいただいた当時のバネ発注の型番と現在MIEのHPで紹介されているバネの型番が違う。注文時期がかなり前なのでパーツがアップデートされた?

2. 赤スパイダーのKi@さんが現在発売されているものを注文し、装着したら、車高が下がり過ぎ  危険な車になってしまった。(Ki@さん曰く、氏のダンパーは手を入れられた形跡があるので純正ダンパーならKA氏と同じになるのでは)

3. TA氏所属のクラブの方がやはりずいぶん前、MIEにバネの発注をかけたら、
3種類あるのでどれにするか聞かれたらしい。しかし現在は一種類しか存在しない。

この辺は原物を比べられないのでなんとも言えず、ついに直接MIEに質問をしてみた。
拙い英語で質問したにもかかわらず、FAX3枚分ほどで答えが帰ってきた。 (内2枚は旧BITORBO(4本スタッドボルト)と新BITORBO(222系)のスプリングデータ)

簡単に言えば、「当時KAさんが注文したバネは発売していた記憶がない。
もしかしたら、420Si(旧BITORBO?)用に出していたものかもしれない。
今売っているものしかBITORBO Performance Springは存在しないが、
このバネは旧BITORBO(425とかESの2.5リッター時代、4本スタッドボルト。)用なので、2.8リッターの222系に付けたら下がりすぎて大変だよー。」 と言うものだった。
旧BITORBO用なのは知っていたのだが、(サスペンションの形状が違う)
バネだけなら使えるので、大丈夫と思ってたのに・・・。
しかも上記の3番に書いたようなバリエーションも存在しないようだ。

解らない・・・・部品自体もアップデートされているのか? 車種も旧くなっているし、
スペシャルパーツの数もかぎられるだろうし。
Ki@さんのいうように、純正ダンパーなら、 KAさんなみになるのか・・・。

その後TA・KA両氏のオイルパン割り事故があり、車高下げ熱は一時下火になった。