ロッドエンド

マセはパワステが弱いらしい。ロッドエンドもへたりやすいので
MIEのHPには常時注文の多い部品として写真入りで載っている。
だから、据えきりとかは、だめ!!と聞いていたのだが、 大都市の生活ではそうはいいかない。
駐車場の出し入れとかではやむなくする事になる。 なるべくしないようにしてるのだが・・・
車庫入れが下手なのによけい時間がかかる。
購入当所からその辺が気になっていた。
車に慣れてくると、このハンドルの遊びは大きいのではないかと疑問が湧いてきた。
人の車はほとんど乗った事がないので、違いもわからないのだが、
どうも遊びが多すぎるような気がする。

前の車は、国産パートタイム4WD。 年中スタッドレスのスキーヤー仕様車。
ハンドルふにゃふにゃ。 外車のパワステは重いらしいくらいしか知らない人であった。
マセに乗りはじめの頃は、おっかなびっくりなのでなにも分からずに
「ブレーキ中にギャップに乗るとハンドルをとられる。
タイヤが太いしショートホイルベースだからこうなのか・・・
やっぱスポーツカーなんだねえ。」
こういう車と思っていた。
いやはやオハズカシイ。それくらいの知識。

しかし、乗りはじめより確実に遊びが多くなっている。
ここのところ高速走行中ハンドルを左に当て舵してるような状態になってきて、
これはアライメントも見てもらった方がいいなあと思っていた。
オイル交換のついでにメカニックの方にタイロッドエンドを見てもらい
「交換時期でしょう」と言われたので MIEに注文することに。
一緒に注文して下さいと最近222Eを購入されたMOさんに頼まれたので、
MIEオリジナルの、BITORBOパフォーマンススプリング等も注文。
(このスプリングは旧BITORBO用なのでちょっと低すぎ。) 最近はMIEも早くなった。
届いたので、さっそく修理の予約をして(素人作業は自信がない。 というより出来ない。)
交換・・・・

ロッドエンドを換えると、ずいぶん変わるって人と あまり変わらないと言う人がいる。
ロッドエンドだけでなく、ステアリングの回転を伝える、
ユニバーサルジョイントも貧弱なので、 それが遊んでいるケースもあるようだ。
乗ってみると、むむむ。たしかに変わっている。とてもクイック。
ハンドルはスイッチ状態で切るのに抵抗を感じるし、
きれば切ったで急な切れ込みをみせる。修正しながらまっすぐにもどす・・・・
これはちょっと変。
もしかしたら交換したMIEの部品が型違いかもしれないとの事で
引き返して見てもらうことに 部品は問題ない。
「これはラックが変なのかも・・・。旧いBITORBOで似たような症状を見た事が・・・。」
(ラックとはステアリングラックの事でハンドルの回転を左右の動きにして、
タイヤを動かす装置。 パワーステアリングだと、もちろん油圧で動く)
ラック・・・パワステラックとなると20万こーす?ーーーー。
アライメントを調整すればもしかしたら・・・・。
最初からロッドエンドとタイヤ交換を一緒にして、
アライメント調整を一度ですませるつもりだったので、
その足で前にブレーキパッドでお世話になった、オートバックス系のお店に行く事にした。

よくよく考えてみれば、あて舵しながら走っているほど、狂っていたアライメントで、
ロッドエンドを新しくすれば、よけいおかしくなるのは判り切ったこと。
そんな初歩的な事も知らない、トーシロな私。
自動車工学や整備の本なにかいいものないかなあ。

タイヤはずっと、デジタイヤ(ダンロップ)FM901と考えていたのだが、
ここにきて、ヨコハマからDNAGPなるタイヤが出てきて、
それなら前後のサイズ (F:205/50-15 R:225/50-15)がある。
でも新しいタイヤなので 安くなってないと思っていた。 ところが、行った店でタイヤセールやっていた。
なんとDNAGPもあるではないか。これに決めちゃおう。

幾日か過ぎてタイヤとメカが揃い、車を入れ待つこと2時間。
何度か世話になっている店だし特殊な車なので覚えていてくれたメカのおじさんが、
「これで手放しでも走れますよ」 しかしもらったデータ表は旧BITORBO SPYDERのものだった。 トーアウト状態でずいぶん狂っていたらしい。

結果は快調。
普通の車はロッドエンドはそんなに交換したりする部品ではないらしい。
なぜに、マセはこんなヤワイ部品なのか。
ハンドルの回転を伝えるジョイントも貧弱。
この辺まとめて日本製に換えたいところ・・・。
でもどこかに歪みがくるんだろうな・・・・。

いやあこれがホントのマセのハンドリングなのね。
直線も安定してるし、高速コーナーもこわくなーい。 あぁラックじゃなくてよかった。