手を出してはいけない Part1  絶望

こんな状態になったのは私のせいです。 手をだすんじゃなかった・・・
もうエアコンパネルがボロボロ。

事の始まりは購入当所から。
そのころは風速の”1”のスイッチが効かないことがあった。
あるHPでマセはソフト&スゥイートに扱わんといかんと書いてあったので、
ソフト&スゥイートにスイッチを押していたら、たまに効くことがあったので、
そのHPの意見は正解だったと思っていた。
その後”ECON”エコノミースイッチが効かなくなり、
今度はソフト&スゥイートに押していたのではらちが開かなくなった。
風速1を押して、おもむろにECONを押すと効くことが分り その技を使ってごまかしていた。
でもそれは、コントロールユニットが暖まって断線部分が熱膨張で接したからだと 今分かった。
最近では風速1、2、3が全部効かなくなってきていた。
でも、AUTO、OFF、と温度設定とデフォッガーは動くので、 オートエアコンとしては動いている。

あのYA師匠もエアコンパネルに手をだして、ボロボロにしたとHPで書かれているので、
自分は絶対手を出さないでおこうと思っていたのに、 手をだしてしまった・・・。
涼しいうちにエアコンを完璧にしたいという欲求があったから・・・ ってことにしておこう。

エアコンパネルの真実?? (私が分解して理解したこと)


エアコンパネルは二つのフレキシブル基盤?フィルム基盤?が、指で押されることによって、 接触し、通電する。
フイルム基盤のそれぞれからは、4本の線が伸びており
計8本の線の電気の導通の組み合わせを コントロールユニットのチップが読み取りエアコンを操作するらしい。
テレビのリモコンみたいな感じ??違うか。

その4本づつ出た線もフイルム基盤から続くフィルム基盤??(表現が変) で、銀色の配線プリントがずっと続いている。
で、スイッチ部分から、4本線部分に変るところで、90度曲がっている。
90度曲がってるのもすごいが、その後でコントロールユニットの基盤に接続するコネクター に90度ねじって接続される。

 

外から見る限りは断線は見当たらないような気がするが・・・。
しかしようく見ると、・・・・・片側の4本がスイッチ部から続く付け根の直角に曲がったところで、
みごとに、パキンといっちゃってる。 ほんとうに良く見ないと分らない。しかし、4本ともしっかり断線している。
熱膨張で、微妙に接したりしてスイッチが効いていたのか。
1本くらいしか切れてなかったのが、振動や経年変化で、全部いっちゃったのか・・・
分厚いアクリル版のベースが付いていて、中のフィルム基盤の部分は見えないが この感じからすると、
フィルムの中で断線することはほとんどなく、フィルム自体がパキンといってなければ、OKそうだ。(この考えが後で、問題をおこす)
しかしベースを剥がしていくとバキッと折れちゃいそうだ・・・

私が用意した道具はソフト99から出ている熱線修理剤で、
車のリヤガラスの熱線や、フィルムアンテナの断線を修理するもの。しかし・・フィルム自体が切れていては修理出来ない。
フィルムを繋げようにもベースのアクリ板があって出来そうに無い。
うげえ。また考えが甘い。

YA師匠のHPを何度も読み返してみたが、いまいち頭で想像できないところがあったが、 実物を見てみると、
ほんとうに苦労をしそうで途方にくれてしまった。
ちょこっと繋げられれば直りそうなのにそれをやるには、大手術になるし、
他も、パキンといきそう・・・
切れている部分をどうにか電気を通すもので、つなげなけれはならない。
YA師匠は、新しく線を引いたようだが、そのためにはベースのアクリ板を剥がし、 配線を挟み込ませなければいけないようだ。
しかし挟みこませても、固定出来ないので、何か固定できる電線があれば・・・
ソフト99から出ている熱線修理剤は、粘着生があるかと思っていたが、 テストの結果 、導電性塗料って感じだ。

前にYA師匠にメールを送った時、四国徳島のTAKEさんが、 導電性の接着剤で、治したらしいと返事をもらっていたので、
TAKEさんとは御会いしたこともないが、わらをも掴む思いで、メールを送らせてもらった。

その後、YA師匠にも相談の電話を入れた。たまたま御自宅にいらっしゃったので、 色々教えていただいた。
結論は「まあ、気にしないでやるっきゃないっす。」だった。
その言葉にに勇気づけられた私は、 スイッチ部の裏に付いている分厚いアクリル板を剥がしにかかった。
(このへんで後戻りできなくなる)
剥がして見て、YA師匠のいう「マトリクス」という表現か良く分かった。
こっこうなってるのか・・・・・絶妙?なパターンで配線がプリントされている。
スイッチを押すと、2枚のフィルム配線が接触して、 エアコンの動きの種類分電気が流れるようになっている。

断線部分はスイッチ端の付け根の部分なので、カッターの刃を入れ、薄く剥がしていく。
裏側からは断線した方の線が手前側だったので、カッターを入れやすかったのだが、
なんか粘着面とか絶縁面とかいっぱいあって、剥がしにくい。
めくりすぎた・・・断線面がどんどん汚くなってく。

師匠の言うとおりどんどんボロボロになっていく・・・ しかも4本ともだし・・・あんなに綺麗だったのに・・・
あのまま使っていれば、とりあえずスイッチは入ったのに、こうなったら元に戻らない。
ああ・・・どーしよもうエアコン動かないよ・・・
なんてことしちまったんだあー。

手を出してはいけない2へ続く。