ノンフロンで行こう!

ガスは、意外な安さで手に入れる事ができたのですが、 問題は、どうやって注入するかです・・・
システム内には空気が入っているので、真空引きをしなければいけない。

少し前にTAKIZAWAさんが、真空ポンプ他エアコン機材を購入されたので、
TAKIZAWAガレージで、やりませんかとお誘いをいただいたのですが、
ちょうど、親族の問題で車のほうも作業ストップ状態、お断りすることになってしまった。

その後GWに、マセメーリングリストのメンバーで、バーベキューをすることになって、
TAKIZAWAさんが真空ポンプ他を持ち込むので、真空引きとガス入れやりませんかと
またまたお誘いをもらったのですが、生憎その日は用事が入っていて参加できず。

ガスの発売元に入れてくれる工場を聞いていたのだが、中々訪ねていく機会にも恵まれず。
近くには、マセに造詣の深い電装店もあるのだが、最近行ってないし、
このガスってちょっと普通の電装店では扱っていない製品だし、
取説はあるが、ちゃんとその通りやってくれるように説明しながらじゃないと・・・
(って、要は入れ過ぎなければいいんですが・・)
だいたい、電装店は車屋さんじゃ無いので、安全策で作業をする、変なガスを入れてトラブっても 後が大変なので、
HC系(ハイドロカーボン)はおろか、レトロフィットにも消極的みたいだ。
可燃性だしなあ。
後は、真空引きできる修理工場に頼み込むか・・・

そんな時、急に車で遠出をする事になり、最初はガス無しの決心をしていたのだが、 意外と暑くなりそうな気配。
炭化水素系ガスの性能も見極めたいという欲求もあって、 エバボ作業前にガスを抜いてもらった店に電話してみることにしました。
前に抜いた時にガス持ち込みでもOKと聞いてましたんで・・(R12ですけど)
土曜なので、混みあっていると思っていたら、意外と「これからでも大丈夫ですよ」の返事
じゃ相談してみようと「あのー実は、ちょっと変わったガスでして・・・」

とりあえず「自己責任ですから」と頼み込んで、まず真空引き。 真空引きでのテストでは漏れは無いって結果が出て少し安心。
でもガスを入れてのテストじゃないので、徐々に抜けてくるのは分からないらしい。
まあ粒子はR12より大きいらしいので、漏れにくいのを期待して・・
オイルはR12用のなるべく良いやつと指定して入れてもらったが、銘柄は分からなかったけど後で値段を聞いて、納得。
(それなりに高かった)
ちょうど、電装機器の卸問屋さんの営業らしき人が来たので、ご主人は私の持ち込んだガス缶を持って何やら聞いている気配。
「やっぱり見たことないって」・・・・やっぱ心配なんでしょうなあ。 私も心配ですが。

さて、問題のガス注入となりますが、取説を見せて缶の容量やR12との比較など 説明しながらやってもらうことに・・
相手はプロなんで、この辺微妙ですなあ。

一缶は取説どおり直ぐ入って、「エンジンかけてエアコン入れてください」の声。
で、そうすると、なんかもうすでにやや涼しい風が、実質100g

最初は2.5本くらいは必要かなあと思っていたのですが、2本入ったとこで、かなり涼しい風になってる。
ご主人も手をかざしてみて「冷えますねえ。」と感心。 R12でも3本くらいは必要だし、あやしいガス実質200gで、
かなり冷えているので驚いたようだ。
あまり入れ過ぎると効きが悪くなると言っていたので、「3本目はどうしますか?」
2本で、やめとくことにしました。

帰途についてかなり冷えてると感じました。 その後の遠出の時も冷えはかなり良いというか冷えすぎ?
添加剤のページではまろやかな冷え方とか、じっくり冷えてくるとか書いていたので、
マセ、特に、Zagatoは室内が狭いからでしょうか。
炭化水素系ガスはノンフロン冷蔵庫とかに使われているらしいけど、ホント冷蔵庫的冷え方かも・・・
猛暑の夏は期待できますな。

圧力も低いので、パワーロスをほとんど感じないし・・・こんなに良くていいのって感じであります。
まあ、ブロアファンの他、エキパン、リキタンも交換しましたので、ほぼエアコンシステム初期化って事で、
これが本来のマセのエアコンの効きなのでしょう。
エバボレーターの弁もちゃんと作動しているし・・LOしか効かないエアコンじゃなくなりました。
ちゃんとオートエアコンになってます。