謎のバネとホース交換

パワステのホースを交換して、効果があった。
オイル漏れは当然治ったが、シュルシュル音がしなくなったのだ。
赦熱板を付けた時も効果を感じたのだが、
ホースを交換してからけっこうエンジンルームが過熱しても、シュルシュル音がしなくなった。
まだ、峠道を走ってないので、まったく同じ状況ではないのだが・・・。

元々純正のホースは、廻りが布メッシュの変なホースだった。
漏れていたのだが、何処がもれているのか分らない程全体が湿っていた。
リザーバーの取り付け部分を外した時、中のゴム部分がかなり劣化しているようだった。
もしかしたら、細かな亀裂がいっぱい入っていたのかも・・・
廻りがメッシュになっているので、わかりませんな。
基本的に油量は少なかったようなのでその辺もあるかもしれないが、
細かなホースの亀裂から微細な泡がたつなんてないかなあ。
純正のホースは年期がたつと必ず漏れるようで、治してもらったお店では、
買い取った車は、まず交換するそうだ。

その交換作業の最中、お店にあった、
MCI(マセラティクラブインターナショナル 私も会員 MIEもここの一部?)の季刊誌をめくっていたら、
けっこう前の号なのだが、 その裏表紙に赤いSpyderが2台。年式もほぼ同じもの。
ちょうど、日本仕様のバネの存在を確かめようとしていた時なので、
海外のマセの写真を色々見ていたのだ。 このバネは何か良い感じ。
あのTAさんのバネに近いなあ。
斜め上から撮った写真なので、低く見えるのは確かなのだが、
他の写真に感じない何か(ほんとか) があった。

その日お店にあった他の車のバネをまじまじと見るに、やはり5巻き半のよう。
バネの太さも違う。 高さはうちのよりはやや低いくらいかな?うちのはバネ変だよ。
やっぱり。メカの方もジャッキを入れながら、「やっぱり高いですね。」

その夜私はまた拙い英語で、MIEにメールをだすことにした。
「日本では車検制度の為規定の高さになるようバネを交換しているようだが、 アメリカ仕様も存在するの?
そちらの会報のバックナンバーを見たのだけど、その裏表紙に赤いSpyderが2台出てる写真がある。
とても良い感じの高さだけど、あのSpyderのバネって純正なの?」
けっこういいかげんな英語なので、向こうも意味を理解するのが大変だと思うが、
写真のバネに関して、答えがあった。
「あのバネは純正だが、MASERATIがもう造っていない。
けど、うちにはGood Usedなのが2本だけ在庫してあるけど要る?」
もう造ってないってどゆこと?
中古部品しか無いって事は部品がアップデートされたけど、
共用は出来るが、形は違うもの? つまり高さが違う?もしかしてTAさんと同じ本国仕様?
良い方に考えてさっそく注文する事にした。
中古部品なので、半額だし。

数日が過ぎて、物が届たのでわくわくしながら確認。
どう見ても純正の中古品だ。Good Usedならもう少し綺麗にしておいてくれればいいのに。
けっこう油よごれがついてました。
荷札に手書きで部品番号が書かれて巻かれていたが、その番号はパーツマニュアルの通りだった。
パーツマニュアルは89年型のものなので、89あたりはこのバネでその後アップデートされたのか?
長さも以前MIEからもらったデータの通り。うーむ付けてみないとなんとも・・・・。

いっしょに注文したマウント関係も含めて交換することにした。