梅雨の幌

梅雨の晴れ間は五月晴れ・・・
桃屋の宣伝も三木のり平が出なくなって久しい。
で、梅雨対策というか雨対策でもないのだが、 幌の破れ箇所が突然気になってきたので、補修してみることにした。
幌の破れはZgato仲間の中では一番ひどい我がマシンだ。
骨組みの問題なのか、トノカバーが縮んで、強く押し付けすぎるのか 傷み易い箇所は決まっていて、そこが全部傷んでいる。
幌の上部2箇所と、サイドの部分。 上部は車屋さんと前オーナーが直していたらしく、縫ってあった。
運転席側サイドは、トノカバーを継ぎ足した時に内装屋さんが、気を効かせて縫ってくれていた。
しかし、縫った糸の染めが薄くなってきて、幌の色と合わなくなってよけい目立つので、縫い直そうと思っていた。
出来れば、もっと目立たなくする方法は無いものか・・・ 傷み易い箇所は全部傷んでいるので、後は張り替えが一番なのだろうが、 そろそろ、ウォーターポンプとタイベルを交換しないといけない時期なので、 なるべく出費は少なくしたい。

国内でも、型紙をもっている幌屋さんはあるようだし、 アメリカでも社外品の安い幌(性能は純正以上)を売っているところもあるようだ。 実際我がマシンの幌は一度交換されているようで、リヤウインドウが純正とは違う良いものになっている。
それでもこんなに傷んでいるのは、オープンにした回数が多いという事になる。 晴れればオープンというオープン野郎だったかな?前オーナーは。

で、どうするか色々調べたが縫うしかないようだ。 たしかに、幌やさんでも縫って直していたのだから。
縫ったあとに、シリコンゴム系のシール剤をペタペタしている人もいるが、 ちょっと格好わるい。
ビニール幌ならだめだが、キャンバス地なので、「かけはぎ」って出来ないかなあ。
「かけはぎ」って知らない人も多いか・・・。

で、同じようなキャンバス地を、裏から貼れば目立たずに、縫い付けもいらないのではと考えた。
幌は張った状態なので、強力なゴム系接着剤が必要だ。

まず布を探しに、蒲田のユザワヤへ、 すごい・・・・ユザワヤってこんなにいっぱいあったのだ。

キャンバス地は帆布と呼ばれるものと、アウトドア系に使えそうなコーティングされているものが あった。
ついでにエクセーヌがあったので、手触りを・・・ やっぱエクセーヌのほうが、しっとりしてるなあ。うちのより・・・・。
まっ、もうシートは張り替えちゃったし。うちのほうが毛羽立ちにくそう。
それと黒いシリコンゴム系の強力接着剤を購入。接着後もゴムのように柔らかいので、幌には最適。
そうだ。また縫い直しも考えて、針と糸。これは革細工用の曲がり針が入ったセットを。
幌をかぶせた状態でないと作業出来ない場合には役立ちそうだ。

材料も手に入りさっそく作業。近所の友人K氏のガレージをお借りしました。
しかし縫った部分をよく観察してみると、幌布と内装の間に、スポンジのインナーがあって、 それも一緒に縫っている。
うーむなんか意味あるのかな。これでは裏から布を貼れない。
ひとまず、一箇所だけ糸を抜き裏から張り付けてみたが、
当たり前の事なんだが、幌布の裏には、 しっかりした、ゴムの裏打ちがあって、それが白いゴムなのだ。
私は穴が開いてるとばかり思っていたが、幌布が擦れて薄くなり下の白いゴムが見えているだけで、
穴自体はそんなに大きくなさそう・・・。
これはやり方を考え直さなければ・・・。
布を裏から貼った箇所は上から薄くシリコンゴム(黒)を塗り、
その他気になり始めた箇所を一箇所を縫って、しばらく様子を見る事にして、今度はパッキン類の補修に変更。

 

 

 

 

 

パッキン類の問題は雨の時にAピラーの上あたりの幌とフロントグラスの間あたりから漏れるのと、
ガソリンスタンドで洗車をすると、サイドウインドウのまん中あたりから室内に水が侵入するのが大きな問題だ。
フロント部分は、幌横のパッキンゴムが縮んで、ピラーの受け側に届いて無いのが原因と思われる。
そしてサイドは、そこで幌が折り畳まれるので、前後のパッキンの間に隙間があるためと思われる。
その隙間を薄いゴムシートをパッキンに接着して、なるべく塞ごうという寸法だ。
で、後ろ側のパッキンを触っていたら、あららあ・・・前後に動くことを発見した
てことは、パッキンを前にずらして隙間を無くす。 そして、今度は足りなくなった後ろに、薄いゴムシートを継ぎ足す。
Aピラーの上は前側のパッキンを隙間ができないように継ぎ足し。
サイドウインドウのリヤ側(オープンにした時収納される)のパッキンも接着剤がだめになって いて、
ガラスから外れている部分を接着。

これで、一度洗車してみれば分るだろう。 幌は新しい補修策を見つけてみますか・・・。