拾う神有り?
捨てる神あれば、拾う神有りってわけではありませんが、
先日、90年型Zagatoに乗っていらっしゃる方から、ブロアファントラブル解消方のメールいただきました。
メールFormからいただいたのですが、送り主のアドレスを書かれていらっしゃらなかったので、お礼のメールも送れませんでした。
(HP上からお礼申し上げます。こんな役に立たないHPですが、「参考にさせてもらってます」の言葉、勇気が沸いてまいります。)
内容は、スプレーグリスを例のごとく、外気取り入れ口から吹いた後、エンジンをかけ、エアコンスイッチを入れて、
外気取り入れ口から手を入れて、 ファンを指で弾き,、直に回してやるというものでした。
その方はその方法で、止まりかけのファンを3年持たせているとのこと。
これは!有効な情報です! 音がしていたのを止める程度なら、スプレーを吹いただけで良いわけですが、
止まりかけている場合、軸にかなりの抵抗があるはずで、潤滑剤をしみ込ませるだけでなく、
手で回して勢いをつけてやれば、回りだすかも!
やや苦しくても回り出せば、バックオーダーでもファンがくるまでぐらいの時間を稼げるかも。
しかし、条件があるようで、ダッシュ裏のリレーが焼けて無く電気的トラブルでないこと。
外気取り入れ口から手を入れて回せること。
さっそく、会社から定時に出れる時を見計らって、早く帰りボンネットを開けてみました。
最近は物騒になりましたので、暗くなってから駐車場でごそごそするのは変な誤解を招くおそれも ありますが、
エアコントラブル回避の為にはしかたありません。
まず、先日のエアコンパネルの電気が消えた原因になりました、リレーあたりを見てみます。
エアコン関係のリレーは全部で5つ、そのうちヒューズ付きは2つ。あとは、例の緑の頭の奴が3つ並んでます。
このあたりのリレーには、グローブボックス横からアクセスするんですが、 私の車は、私の元へ来るまでは色々と手が入ったらしく、
室内センターのエアコン吹き出し口が簡単に外れます。
目視では特にトラブル無し外しても特に異常無し、ヒューズも飛んでません。
パネルの作動状況から、やはり電気的なトラブルじゃないですねえ。
次に外気取り入れ口のカバーを取って、手を入れて探ってみます。
前は配管観察用の鏡を使っていましたので、手で探ってなかったんですが、暗くなってからは手探りのほうがやりやすい。
が・・・たしかファンにもカバーがしてありますんで、ファンを弾くなんて・・・ と思ったんですが・・
ファンの内側が指に触れます。 おお、ここです。
動くかどうか・・・・・・・・・・動かない・・・。 力を入れて・・ふん!・・・・・・・・動かない。
これは完全に焼き付き、かじりつきってやつですね。
かすかな期待をもって、もう少し潤滑剤を吹いておきましょう。
エンジンの軽い焼き付きと同じで、潤滑剤をしみ込ませ、少し置いておけばと思い、
前回とは違い手探りで自作延長ノズルを軸受け付近まで持っていき、たっぷり吹いておきました。
さーて週末、あれから何日か経ってます。
潤滑剤は効いたでしょうか。もしかしてすんなり動きだしたりして・・・ ってそんなに世の中甘く無い。
まず、外気取り入れ口から指で、回してみますが・・・やっぱり回らない・・反対側から ・・・
おお!回った。かなり抵抗がありますが、回るようになったようです。
さすが5○6で回らないボルトも回るようになるという、ワ○ーズ「ラス○ネ」。
でもかなり抵抗が。
エンジンかけて、エアコンスイッチ入れてみます。 風量1動きません。風量2だめです。
風量3,ブクオーっとかなり苦しい音をさせて動き出しました!
とりあえず動きだしましたが・・・・・。
このままですと、軸受けだけじゃなく、リレーや、レジスタも焼けちゃいそうです。
もう少し軽症のうちにやっておくべきでした。後悔先に立たず。
やっぱり、ブロアファンを注文するしかないようですねえ。
今度は、ラジコンのメタルベアリング用オイルでも試してみますか・・。
(まだ、たまに風量1で風が出ない程度の方は試す価値ありですよー。直ぐにやってくださーい。
・・・・でも私の場合次の日は動きませんでした。 )
後々を考えて、ダッシュ外しの予習。ふむふむここのナットを外して・・・こんなとこどうやってはずすのってナットもあります。
室内の配管も助手席側から潜り込んで・・この断熱パテが付いてる二本が エアコン配管・・・これとこれは、LLC・・・
細い銅線?銅管?が見えるとこ見ますと、この先に前から見たかったエキスパンションバルブが・・・
うーんエバボケースに阻まれてエキパンの姿が見えません。
先輩方は直視出来ると言ってましたが・・・違うとこ見てるのかなあ。
見てるうちに、不安が頭を擡げてきました・・・。