エバボ組立編
ホントなら、簡単に掃除してファンを交換してしまえば、済んじゃうんですが、 予想外に週末時間が取れず、
じっくりゆっくりって感じになってしまい、 気になるところは、納得いく初期化をしたくなりました。
ケースの吹き出し口あたりのスポンジは、TAKIZAWAさんから、「室外用のすき間テープが いいですよ。」と、
言われていたので、それにするとして、 フラップ部分のスポンジは、最初、手元にあったウレタン(ホームセンターではそう書いていた) で、
張り替えていたんですが、 どうも素材に信用が置けなかったので、室外用すきまテープに使われている、
発泡ゴム系のスポンジに全部替えてしまおうと、やはり東急ハンズに出向くことに。
外気取り入れのフラップも、ビニールレザーは生かして、中のスポンジを替える。
エバボ本体の端にも、スキマテープが付いてますがそれもボロボロ風化状態でしたので、室外用のすき間テープに。
エバボ本体の下の錆びた金属板は、錆び止め塗料を塗っておきます。
ほんとは、「サ○チェンジャー」にしたかったんですが・・・
で、どうにか、これで組立するところまで、行きました。 ネジがいっぱいあるので、間違えないようにしないと。
ケース自体は柔らかい樹脂なので、タッピンネジは、だめに成りやすいですなあ。
ところがです! これで、簡単に終わると思っていたんですが、予想外のトラブルが!
一番肝心のブロアファンを取付ようとしたところ、 当たる・・・・???
ファンの片方が、やけに内側に付いていて、そちらが、ケースに当たるんですよ!!
ええー! ど−すんだー?
これは、後から撮ったものですが、 こんな話は聞いたことないです。 |
新旧のファンを並べると、あきらかに片方のファンが内側に入り過ぎてます。
やはり、ビトルボ系も、部品が徐々にストックが無くなってきて、バックオーダーと なりますと、
このように部品管理が行き届かなくなるのでしょうか。
旧いブロアファンを見てみますと、ファンは、軸のところが、クリップで、止められていますが、
新しいほうは、クリップが無く、圧入されているだけようです。
どうにか、ファンを少し外に出せないかと、ひっぱったりしてみますが、ファン自体がゆがんで、
バランスが狂ってしまいそうです。
モーターに影響を及ぼしたくないので、ファンを固定して軸の部分を、ラバーハンマーで徐々にたたいてみますが、
クリップ等で、止めていない状態で、常時高回転しているファンを固定しているわけですから、
相当きつく圧入されているんでしょう。びくともしません。
これは、ケースのほうを加工するしかない!
前に、深夜のテレビショッピングで買った、安物のリューターもどきが役にたちました。
しかしこれが、かなり削りこまないと、当たるんですよ。特に上下分割されているケースの上側が・・
手で回してみただけでは、わからないので、電源につないで回してみます。 まだ当たってますねー。
自動車が動いて、Gがかかることを考えて、回しながらケースを縦にしたり、横にしたり。
ちょっとでもあたると削り、 どんどんケースが削られていきます。
でもまだ・・・
最後は、どこが当たってるか分からないので、ケース内側に絵の具を塗って、回してみます。
ファンが当たって絵の具が削りとられた部分が当たってるわけです。
あらゆる角度であたらないとこまで削りました。 長かった・・・ 納得いくとこまでいきました。やっと組立です。
あとは、気をつけてもとの形に、ネジ止めしていくだけですが、一部サイドと下向きのノズルのフラップが
折れて開放状態になっていた部分があり、そこを、新しい部品で、修理。
しかし、多くは語りませんが、これって設計ミスじゃないかと・・・絶対無理があるなあ。また折れそう。
色々いじってますと、 サイドのフラップを動かす、アクチュエーターが一つ死んでました。
こちらは、あとから、替えられそうな運転席側と替えておきましょう。
(左右同じなんで・・・運転席側は、メーター外すと意外とエバボケース見えます。
どうにか組立出来ました。長かったなあ。