ポルテ風
またまた更新を怠ってしまいました。 怠っていた間何をやっていたかっていいますと、特に何もやってません。
というのも何なので、こんなモノを作ってました。
今回は、ちゃんと三脚を使って撮影しました。 |
クアトロポルテ(もう旧い型になりますが)風のセンターコンソール (この呼び名で正解なのか?)を
前から作ってみたかったのです。
センターコンソールに関しては、現在のものがアラが目立つので、ずっと作り直しを考えていましたが、
なかなか実現できずにいました。
制作するゆとりのスペースも出来た事ですし、 今までいくつか試作して得たノウハウを全てつぎ込み
(といっても初めての事も色々やってます)制作してみようと決意。
そのままのものを作るのも、面白くないので、 ポルテのように、コンソールから直接エアコンのスイッチが出ているタイプで、
にしてみました。
今回は、色合わせで、なかなか解決策が出なかったニレの木をあきらめ、 現在のものと同じオークにしました。
オークヲ使ったことで あとあと影響も出てくるのですが・・・
ベースは、薄い合板を3枚張り合わせたもので作成。 その上にオークの突き板を接着しています。
これは、純正のウッドパーツのつくりを真似ています。
純正のウッドパーツは、日本製などのモノと違い、ベースも木製で、 それも薄板を何枚も重ねて(木目は90度互い違いに)
しかも、高温(スチーム?)、高圧で圧縮してパーツの完成形に近い形に整形されているようです。
イタリアの家具屋さんが制作しているとの話ですが、工業製品ですから、それはそれの製作技術があるわけで、
素人としては、たぶんこう作ってるのかなあと想像するしかないのですが・・・
純正ほどではないにしろ、薄板を重ねた(ような)ベースを作り、 圧縮は出来ませんので、削って整形。
まあ、そこそこの形にしました。
これは、前に手に入れた純正をまじまじと見ながら作成が出来たことが一番よかったかと・・
オークの突き板は、いわゆる純な突き板ではなく、突き板シート的な製品で、
ほんとはこういった3次曲面が出るものには使うべきではないのですが、
どうにかごまかしをして、ぱっと見、分からないように修正しています。
ウッドパーツを作る場合、最終仕上げが一番問題ですが、
今回はあまり経験の無い、ウレタン塗装でやってみることにしてみました。
(いつものエポキシにするか、かなり迷ったんですが)
それと共に、今回はコンプレッサーもあるので、均一な塗膜ができるスプレーガンを購入!
2液性ウレタン重ね塗りで、鏡面仕上げにチャレンジです。
スプレーガン自体は、ストレート横浜店で、安く購入。 口径0.5mmですから、エアブラシに毛が生えた程度ですが・・・
最初、意外と旨く出来て、そのつもりで次もやっていたら、 全然旨く行かず、
メンテの仕方も最初はよく分からず、塗料を詰まらせたり、
そうこうやってるうちに、2液性の塗料は固まってくるし・・・
エアの圧力やら、塗料の薄め具合やら・・ 塗装はやっぱり難しいですなあ。
難しい割には、途中色が明るすぎることに気がつき 本来なら、塗装前に着色しておくべきですが、
トップコートに若干色を混ぜたり・・・
最初に使ったトップコート塗料も薄め液も少なくなってしまい、途中から前からもっていた、別の会社の塗料に変えたり、
かなり邪道な塗り方をしております。
最後は、水研ぎをして、バフがけ・・電気ドリルにバフをつけてやりましたが、 バフ目が中々消えないですねえ。
水研ぎやバフもいかに下番手(荒い)で、綺麗に仕上げておくかが鍵ってことがよく分かりました。
最後はプラモ用のコンパウンドで手磨きです。
222系のパネルはオーディオの周りに幅8mmくらいの黒いワクがあり、
そこに オーディオと、コンソールパネル自体の取り付けの為のネジガ隠れています。
クアトロポルテのパネルはオーディオにはワクが無く、パネルの下、左右にネジの頭が出ているのですが、
ネジを隠したかったので、センターに一本で取り付け、その上からエンブレムで隠すという設計でしたが、
やはり、現物あわせな部分が多々あり、今のところマジックテープで取り付けです。
ボタンは、またまたアクリルをレーザーカットしてもらい、それを整形。
文字や絵は、今回は塗装でやってます。 特注のインレタ(クロマチック)で作成してもらい、
それを、マスクに塗装。 プラモ用ラッカー系塗料と、水性塗料のコラボレーションですなあ。
あんまり持ちは良く無さそうですが。
元からあるスイッチパネルを、その上のボタンで押すような設計ですが、
スイッチ操作は全部できます。 微妙な修正は必要ですので、これから徐々に完成させます。
222系のスタイルのものも、製作する予定でありますが、いつになるやら・・・