マフラー交換す。その2
マフラーの交換で、一番やっかいなものは、錆び付きですよね。
今回の場合、触媒後のY字パイプで振り分けられた後のサイレンサー部分を交換するわけですが、
Y字パイプと、サイレンサー部分の接続は、差込タイプになってます。
いやこれが、予想していたんですが、抜けなくて・・・
色々写真を撮っていたつもりでしたが、作業に夢中だったようで、写真が少ないです。
まずは、差込部分を締めているU字型のクランプ。 こんなもので、固定されていたんですね。 改めて見て、びっくり。
これは、マフラーと一緒に注文しなかったので、再利用か、どこからか似たものを 探してこないといけません。
かなり錆びてますんで、再利用は無理かと思い、色々探してみますが、 そこらにありそうな形状ですが、意外とありません。(U字ボルトはありますが)
探したら、トラック用のパーツで見つけました。でも灯台下暗し、ヤフオクで見つけそれを購入。
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さて、U字のクランプからと、やり始めましたが、 これは、もうほとんど錆びて朽ち果てていました。
右側は、どうにかナットを回すことができ外せましたが、 左は、回していると・・ボキ・・・
U字ボルトが折れ、 ナットが錆びでもろくなり、角が取れソケットにはまったまま取れなくなりました。
このソケット・・この間買ったばかりなのに・・
というわけで U字の片方は、ナットがとれてしまったので、反対側は固定がなくなりナットが回せないし・・
しょうがないから、外せた右側を進めてみましょう。
接続箇所近くにあった固定ばねは、力技で、外し、サイレンサー部分の吊り下げゴムも力技で。 いや、マフラー交換って力技のオンパレードです。
Y字パイプは、どうもステンレスのような感じがしますが、 サイレンサーのパイプは、鉄で、かなり固着しているのかどうやってもだめなようで。
その週は、それで終了。車を使う買い物は終わらせていたので、ひとまず来週に。
次の週。新兵器のガスバーナーを購入してみました。 ネット情報では、バイクのマフラー脱着くらいには使えるとのこと。
うたい文句は、1300度とか1400度とか書いてます。 専用のボンベを使うので、期待をしたのですが・・・
モノがでかすぎ・・熱は、マフラー全体に分散して接続部は、全然焼けません。 バーナーの口が赤くなるばっかり・・・
S店に聞いたら、「アセチレンガスバーナーじゃないとだめですよ。」とのこと。
こうなったら、目黒S店に聞いた、最後の手段。 ディスクグラインダーの登場です。
グラインダーで、接合部に切れ目をいれ、それをマイナスドライバーなどで、 広げていき、接合部に空間を作るやり方です。
でもこれやると、元には戻せなくなりますが・・・ まだこのあたりまでほんとに交換して良いのか、迷いがありました。 でも、やるっきゃない・・ですよね。
車の下の潜ってグラインダーを使うのは、火花が飛び散るし、ちょっと考えましたが、 ゴーグルと、革手袋を準備。
実際はそれほど大変ではなかったんですが。グラインダーはやっぱり音が・・ まあ、屋内駐車場だから出来ることでしょうか。
ドライバーを切れ目に捻じ込み広げていきます。ある程度隙間を作ったので、ハンマーで、パイプの曲がり部分(ちょうど接合部を抜く方向に力がかかる) をたたいてみると・・
おお!抜けてきましたね。 サイレンサー部には、ジャッキを当てて全体を支えていましたが、ちょっと外して左右に振っていくと・・ 抜けてく抜けてく・・・抜けた!
片方やっと抜けました。
さて次は、運転席側ですが、まずボルト折れで残ったU字クランプは、これもグラインダーで切断。
マフラーの 反対側は、既に抜いているので、同じ要領で次は簡単だろうと思ってましたが、 そうはいかないのが、マセらしいところ・・・
つりゴムが上手く外せない・・・この車をいじっていると、ちょっと出来ないなあと思うことが 出てきますが、そういう時は、ちょっと一休み。
やらないと先に進めないからやる!精神ですすめます。
つりゴムを外す方向(てこの要領ですが)をいろいろ変えてみて。 外れた・・。
次はグラインダーで・・・切れ目を入れて、ドライバーで、 (こういったことにドライバーを使ってはいけません。私は、一つつぶしてしまいました)
こっちは、少々時間がかかりましたが、抜けました。 と、一緒にサイレンサーの上の遮熱板が取れてしまいました。
どうやら、取り付けのブラインドリペットがだめになっていたようで、 うまくサイレンサーとボディにはさまれ、今まで落ちなかったようです。
どうやって付けよう。 ブラインドリペットのサイズが大きいので、手持ちのハンドリペッターでは、無理のようだし・・
穴は6mmくらいなので、ネジを切ってみる?鉄板の厚みしかないから、どこまで使えるか・・・
アンカーボルトは使えないかな・・近くのホームセンターにいってみましたが、6mmに入る金属性のものがなく・・ ひとまず、タップでねじ切り。
どうにか取り付けできました。 不安なので、針金を巻いて取り付け補強。
さーて、新しいマフラーの取り付けです。 なんとこのマフラー、差込部分に切れ目(割りってやつ)がありません。
エキゾーストパイプの肉厚がかなりある(2mmくらい)ので、切れ目を入れても 〆ることが出来ないからか・・
(いやはやアメリカ的といいますが、作りがかなり大雑把です。(今時、アメリカ製かはわかりませんが)
バイクに乗っている時、アメリカ製の2ストのチャンバーを買ったことがありますが、あれは奇麗な作りだった記憶があります。
CSとかで、「アメチョ」や「カスタムカー」なんて見てるとアメリカでも気合いの入った溶接はしてるみたいですが・・・)
それでも、差し込むだけではだめでしょう。(日本の車検制度上でも) というわけで、切れ目を入れます。(またまたグラインダーの活躍)
差し込み口には、パテやパッキンを使うようですが、一番有名なのは、Holt'sのFire Gumです。 ですが、これが無い。
近くの用品店で全滅です。 マフラー換える人は割と居ると思うが・・・売り切れ?こういった店ではDIYは考えて無いのだろうか・・ でも穴埋め用パテは売っている。
しょうがないので、Soft99のパッキン系のケミカルを購入。 でも、液体パッキン系は、ほとんど耐熱が200度くらい。
前述のFIRE GUMは、1000度!! こちらは、パテ系のようで、マフラーの穴塞ぎのGUN GUMと近い存在ですが、 熱を加えると、膨張して密着するらしいです。
まずは、仮にジャッキで支えながら位置決めして、差込口に、パッキンをたっぷり塗り差込。 おお!助手席側は、ぴったり。
おおざっぱな作りだけど、この辺はしっかりしてますね。 U字クランプを締め込み、ばねを付け・・
(こちらは、さすがに力だけでは厳しいので、Y字パイプ部分をもう一つのジャッキで上げてます)
あとはつりゴム・・・・ はまんない。 ジャッキを使い、サイレンサーを目一杯上げて、なるべくゴムを伸ばさなくてもいいように してますが、
力がたらない・・・ MIEのマフラーのつり部分の作りが大雑把で、つりゴムをかなり伸ばさないといけない。
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釣りゴムのフック部・・ 大雑把です。 |
元から不安だったんですが・・・ 一休み・・・・
寝転がって作業していますが、頭の向きをあっち向けたりこっち向けたり・・
(力だけではだめなので、ドライバーなどで、てこの要領でやるのですが、 方向を色々変えて試してみます) はあ、はあ、はあ、
はあ、はあ、はあ、おりゃ! はあ、はあ、はあ、 ウオリャ!! はあ、はあ、はあ、・・・はまんない!!少し休み。
はあ、はあ、おりゃ!・・・ど・どうにかはまった。 一休み・・・・はまるときは、簡単にはまったりするんですが。
次は、運転席側・・・同じ要領で出来るはずが・・はめてみると、何か角度が・・・。
差込を深くとると、微妙にサイレンサーが、車体に干渉する・・・
これは・・作りが悪いのか、私のやりかたが悪いのか・・・ Y字のパイプはセンターが出ているようだが、
左右の位置決めを最初やらないといけないの??片方つけちゃったし・・・ ま、どうにかなるでしょう。ってことでそのまま進行。
ぐっと力を入れてサイレンサーの位置を調整・・接続部の差し込みの具合がちょっと心配ですが、つりゴムをつけられるあたりにサイレンサーをもって来て、
つりゴムを・・・助手席側より、苦労しました。いやあ。先にかなり力を使ってしまったので、力をいれられないのもあるんですが・・
どうにかはまりましたあ。
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MIEマフラーの雄姿? |
音はどんなのかと思い、恐る恐るエンジン始動・・うーんこんなものか?純正と同じようであり・・ややうるさいようであり・・
計測器もありませんので・・。
これで車検を受けられますな。
今回いちばん重宝したのは、ディスクグラインダーです。買っててよかった。