〜路線バスの旅−短編シリーズ〜
北遠本線に乗ろう!
作成日:2008/03/30


今回は、元JRバスの路線で現在は遠州鉄道バスが運行している北遠本線の旅です。かなり山奥まで行きますが発着点ともに静岡県内です。 井川もそうですけど静岡って意外に広いですね〜。

1.新浜松駅 ⇒ 西鹿島駅
遠州鉄道(20分1本:30分)

▲ 遠州鉄道
北遠本線の出発点の西鹿島まではバスでも行けますが電車で向かいます。今までバスの貸切は何度もありましたが、今回は途中でまさかの電車貸切になりました。大丈夫か遠州鉄道!


▲ 浜松城

▲ 駅前のツリー
泊まったホテルの傍にあったので浜松城だけぶらっと見てきました。写真右は駅前にあったクリスマスツリーです。。。行ってから更新まで何ヶ月掛かっているんだって感じですね(苦笑)

2.西鹿島駅 ⇒ 西渡
遠州鉄道バス(1日5本:1時間)

▲ 遠州鉄道バス
西鹿島駅から水窪町行きの北遠本線に乗って、中部天竜駅行きのバスが出ている西渡まで行きます。水窪まで行って飯田線に乗っても良かったのですが、 それだと面白くないのでもう1路線乗ってから飯田線に乗る事にしました。JRバス時代は終点まで乗ると運賃が1000円以上したのですが、遠州鉄道バスは全路線で共通の上限を設定している為、630円で終点まで行けます。

西鹿島駅で英語のガイドブックを持ったいかにも乗るバスがわかりませんって感じの外人さんがバス停付近をウロウロしていました。暫くすると私の方にやって来て。

外人さん「Do you speak English?」
私「No!!」(きっぱり)
外人さん「(苦笑いしながら)Oh〜」(Oh〜って、ここは日本だぞ!カタコトの日本語ぐらい話せって!)

仕方ないのでガイドブックを使って外人さんの行きたい所を確認。どうも秋葉神社に行きたいようなので、英検3級をヒヤリングで落ちた私の精一杯の英語力で説明しました。

私「(指差ししながら)This bus for Akiba.」
外人さん「(笑顔で)Thank you.」

一応通じたようですが、外人さんは乗ったバスの運転手氏にも話し掛け、運転手氏は「ど・こ・にぃ・い・き・た・い・のぉ〜」と英語チックな日本語で聞いていました(苦笑)


▲ 車窓から

▲ 車窓から
バスは天竜川に沿って走るので車窓の景色はなかなか良いです。また、元々国鉄バスの路線なので途中に幾つかバス駅の面影を残すバス停があります。

3.西渡 ⇒ 中部天竜駅
浜松市自主運行バス(1日6本:18分)

▲ 浜松市自主運行バス
西渡もバス駅の面影を残すバス停です。この西渡〜中部天竜駅の路線も元々JRバスの路線でしたが、現在は浜松市が運営して運行自体は遠州鉄道バスに委託しているようです。 乗客は僅か2名で途中まではかなりの山道をウネウネと走ります。

4.中部天竜駅 ⇒ 飯田駅
JR飯田線(2時間)

▲ JR飯田線
中部天竜からは飯田線に乗って飯田に向かいます。途中の天竜峡で結構な停車時間があったので、途中下車して天竜峡の入り口だけ見て来ました。


▲ 佐久間レールパーク

▲ 佐久間レールパーク
中部天竜駅の構内に佐久間レールパークがあります。冬季は休館しているのですが、この日は偶然JRのウォーキングイベントの開催日だったので、臨時開館していました。 懐かしい列車などが展示されています。


▲ 天竜峡

▲ 天竜峡
天竜峡と言えば川下りなのですが、冬季でも川下りはやっているようで、船が何艘が岸壁に繋がれていました。また、観光地らしく駅前にお店が幾つもあり、 食料難民になりそうになった中部天竜駅とは大分駅前の雰囲気が違いましたね。

5.飯田バスセンター ⇒ 八王子BS
信南交通・京王電鉄バスなど(1時間1本:3時間30分)

▲ 京王電鉄バス
飯田からは高速バスに乗って東京に帰還します。1号車が諏訪バス、2号車が京王バスの2台口での運行でした。ほぼ定刻通りに八王子に到着したのですが、 いつも通り八王子で下車するのは私一人でした。八王子BSは駅までの交通の便は悪くないのですがあまり人気がないようです。

■ 旅の感想 ■
本当はこの後、別日程で飯田→昼神→名古屋と乗り継ごうと思ったのですが、残念ながら雪で高速道路が通行止めになりあえなく断念。 北遠本線のような山の中を延々走るバス路線は大分少なくなっているので、廃止される前にぜひご乗車を!



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