〜路線バスの旅−長編シリーズ〜
北関東の旅
作成日:1999/10/17


今回は、北関東(茨城・栃木)をメインにした旅です。紅葉の時期に合わせて行こうかとも思ったのですが、日光・那須の大渋滞はさすがに辛いので、ちょっと早めに行きました。バス会社名のカッコ内の数字は、作成時のおよその本数と所要時間です。



1.東京駅(JR東海道線など) ⇒ 銚子駅入口(東芝町)
京成電鉄・千葉交通(1時間2本:120分)

東京駅 今回のスタート地点は、東京駅八重洲口です。京成グループが運行する路線でJRバスが絡んでいない為なのか、バス停は駅のロータリー内にはありません。この路線の始発は浜松町です。
高速バスという事で、トイレ付きの立派なバスがやって来ます。丁度、定員の半分くらいの乗客を乗せて出発しました。

銚子駅でもロータリーに入らず、300メートルぐらい離れたところにバス停があります。この路線の終点は、犬吠埼の京成ホテルです。

2.銚子駅(JR総武本線) ⇒ 鹿島バスターミナル
関東鉄道(1時間1本:90分)

銚子駅 ここから茨城県の鹿島まで行きます。結構な距離を走るのですが、特に景色が良いところを走る訳でもなく、しかも、快適な高速バスの後のオンボロバスでかなり辛い90分でした。
鹿島BTには関鉄の車庫があるのですが、殆ど中型でかなり年期の入ったバスもいました。

【 小さな鉄道 〜銚子電鉄〜 】
銚子から外川まで約6.4キロを走る小さな鉄道です。犬吠駅から徒歩3分ぐらいで犬吠埼に着き、灯台や水族館のようなもがあって結構賑わっていました。
犬吠からの帰りの電車は、丁度トロッコ列車だったのですが、畑の近くを通る時にとても香ばしい香りがしました。

銚子電鉄 犬吠埼

3.鹿島バスターミナル ⇒ 鉾田駅(鹿島鉄道)
関東鉄道(1時間1本:60分)

鹿島神宮 鹿島BTから徒歩10分ぐらいのところに鹿島神宮があります。ここから、またも関鉄のボロバスに乗って鉾田駅に向かいます。鉾田行きは、海側を走る海岸経由と、湖側を走る湖岸経由の2系統あります。海岸経由に乗ると有名な鹿島サッカースタジアムが見えます。

4.鉾田駅前(鹿島鉄道) ⇒ 磯浜新道
茨城交通(1日数本:40分)

鉾田駅 鉾田は田舎に来たって感じのするところですが、駅前はコンビニと綺麗な本屋がありちょっと町ぽかったです。駅前のロータリーは関鉄が仕切っているので、茨城交通はロータリーには入りません。

水戸駅経由茨城大行きか大洗駅行きに乗って大洗海岸方面行きのバスが走っているところまで行きます。平日は1〜2時間に1本、休日は若干しか走っていません。

鹿島鉄道 【 小さな鉄道 〜鹿島鉄道〜 】
JR常磐線の石岡駅と鉾田を結ぶローカル鉄道です。鉾田駅からは1時間に1本ぐらいの割合で、小さなレールバスが数人の客を乗せて出発します。沿線に目立った観光地もなく、経営に苦戦を強いられている鉄道です。

5.磯浜新道 ⇒ 那珂湊駅(茨城交通)
茨城交通(15分1本:30分)

茨城交通バス 水戸に近づくにつれてバスの本数も多くなり、バスもだんだん新型になって来ます。バスというのは、大抵、乗客の多い市の中心部や観光路線に新型を投入し、そこで余った車両を過疎地などの乗客の少ない地域に廻します。その為、過疎地では常にお古しかやって来ないのです。
茨城交通は、親会社の常陽銀行のイメージカラーで塗装されています。

大洗海岸 【 大洗海岸 】
残暑が厳しかったので、9月でも泳いでいる人がいました。バスはあまり海岸沿いを走らないので、海を眺めるなら途中下車する方が良いでしょう。便によっては、大洗水族館を経由します。



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