第22章 がん難民
病気になって初めて、自分の不健康なライフスタイルに気付いている。
本屋の健康の本コーナーに立ち寄ることが多くなったが、がんに関する本が多い。
最近はがんから生還した体験記が目立つている。
がんに効く類の本が多い。新聞の書籍広告、折込チラシも多い。
若しその通りであれば病院も医師も手術も薬もいらないと思う。
発売元に問い合わせると決まって健康食品だ・・・薬ではない・・・
長期間飲んで見て下さい・・・と言う。 効く人と効かない人がいる・・・と言う。
値段も色々で高価である。高価でないと効かないのか？ 何も判らない？
健康食品であれば・・・がんに 効く！ 治る！ と謳わないでほしい。
医師に聞くと、さあ〜臨床データーがないから・・・・と言葉を濁す。
西洋医学、東洋医学、等など、判らないことだらけである。
もしこれがウソであれば病人、老人など弱者を欺く悪徳商法で、
悪質なのは詐欺になるのではないだろうか。 野放しになってると思う。
行政機関は死亡原因の第1位であるがんに効く治るのであれば、
病めるものの身になって、こうした面を明らかにしてほしい。
規制緩和以前の問題で、騙しであれば、取り締まるべきではないだろうか。
がん難民と言われている、治る見込みのない、病院からも見放された
がん患者は、奇跡を祈って、藁をも掴む気持ちで 効く！治る！
高価なこれらの健康食品？を飲んでいる人が多いと聞いた。
そして、私も色々購入して飲んでいるが、もし効いたとしても
色々飲んでいるので、何が効いたか判らない。
今回は、なんとも情けないひとりごとになってしまった・・・・
血管の総延長数は約九万キロメートル、地球２周分の長さがあり、
全身を一周するのに約５０秒かかるそうだ。 そんな難しいことよりも、
自分の体のことをなにも知らないで、考えないで、生きてきた自分に呆れている。
膀胱がんに罹患したが、膀胱の字を知らなかった。
生まれて初めて膀胱という字を書いた。
そして何処にそれがあったのかも知らないで過ごしてきたことに愕然とした。
体の臓器に月ヘンの付く字の多いのに驚いた。 脳 肺 肝、膵、胆 腸 肛
膀胱 等など 外見上でも 胸 腹 胴 腕 脚 腰
月がついた字は 脂肪 臓 脈 腫 腺（ 前立腺 扁桃腺 乳腺 など ）
胃 腎 骨 肩 背 等もある。月ヘンが多いのは 何故だろう？
この歳になって判らないこと多いのに驚いている。
老化して・・・どうして？ なぜ？・・・と聞く子供に返りつつあるのだろうか？
病院の天井を見ながら考えた。 この素朴な質問にどなたか答えて！
３人に１人ががんで亡くなる国民病とも言われるがん、その診断、治療の最前線
目で見る「がん」展 が東京・有明で開かれていた。
自分自身のライフスタイルをチェックし、がんの予防を具体的に簡単に
まとめた国立がんセンター配布の「がんを防ぐための１２ヶ条」です。
がんを2つも抱えた私は、再発と転移しないよう守りたいなと思っています。
今回はいいはなしもなく 健康についてのはなしになりました。 ゴメンナサイ。
がんを防ぐための１２ヶ条
１． バランスのとれた栄養をとる ーいろどり豊かな食卓にしてー
２． 毎日、変化のある食生活を ーワンパターンではありませんかー
３． 食べすぎをさけ、脂肪はひかえめに ーおいしい物も適量にー
４． お酒はほどほどに ー健康的に楽しみましょうー
５． たばこは吸わないように ー特に、新しく吸いはじめないー
６． 食べ物からビタミンと繊維質を多くとる ー緑黄色野菜をたっぷりとー
７． 塩辛いものは少なめに、熱いものはさましてから ー胃や食道をいたわってー
８． 焦げた部分はさける ー突然変異を引きおこしますー
９． かびの生えたものに注意 ー食べる前にチェックしてー
１０．日光に当たりすぎない ー太陽はいたずら者ですー
１１．適度にスポーツをする ーいい汗、流しましょうー
１２．体を清潔に ーさわやかな気分でー
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