
【特徴】
・独自の創造性に乏しく、文学・美術などではギリシアの模倣がいちじるしい
・建築,土木,法律などの実用面でその特性を発揮
[1]ラテン文学
三大詩人(西暦紀元前後)
・ヴェルギリウス (Vergilius 前70〜前19
別名:ヴァージル)
『アエネイス』(ローマ建国の大叙事詩)
・ホラティウス (Horatius前65〜前8)
『抒情詩集』
・オウィディウス (Ovidius 前43〜後17)
『メタモルフォセス(転身譜)』
[2]哲学
・キケロ(Cicero 前106〜前43)
共和政末期の政治家,散文家,雄弁家,
騎士階級出身『国家論』『義務論』・カエサル派に暗殺される
(1)ストア派:禁欲主義・コスモポリタニズム(世界市民思想)を展開
・セネカ (Seneca 前4頃〜後65)
ネロ帝の家庭教師『幸福論』,後にネロに自殺を強要される
・エピクテトス (Epiktetos 55頃〜135頃)
ギリシア人奴隷出身『語録』
・マルクス=アウレリウス=アントニヌス (Marcus Aurelius Antonius 121〜180)
哲人皇帝、『自省録(瞑想録)』
(2)エピクロス派:快楽主義
・ルクレティウス (Lucretius 前99頃〜前55頃)『物の本性について』
[3]歴史学
・ポリビオス(Polybios 前201頃〜前120頃)
ギリシア人の歴史家で大スキピオに厚遇される
『歴史』:ポエニ戦争期のローマ史
・リヴィウス(Livius 前59〜後17)
ローマの歴史家
『ローマ建国史』:建国からアウグストゥスまでのローマ史を賛美
・ユリウス=カエサル(Julius Caesar前100頃〜前44)
『ガリア戦記』:ガリア遠征当時のガリア人との戦いを記述
古ゲルマン研究の重要史料である,名文として有名
・タキトゥス
(Tacitus 55頃〜120頃)
『ゲルマニア』:ゲルマン人の素朴な姿を描く
『年代記』 :帝政初期の内政を描写
・プルタルコス
(プルタークPlutarchos 46頃〜120頃)
アテネで学んだギリシア人伝記作家
『英雄伝(対比列伝)』:ギリシアとローマの英雄を比較評論した著書
[4]自然科学、その他
・ストラボン(Strabon 前64頃〜後21頃)
小アジアに生まれ、ローマ・エジプトに長く滞在
『地理誌』(17巻):地中海世界の地誌
・プリニウス(Plinius 23頃〜79)
学者であり将軍、ベスビオス火山の噴火を視察中に有毒ガスで窒息死
『博物誌』:全37巻の理科全書
・プトレマイオス(トレミー Ptolemaios 85?〜165?)
ギリシアの天動説を主張、コペルニクス以前の宇宙観をほぼ完成
『アルマゲスト(天文学集成)』:天文学の集大成
[5]建造物
・パンテノン(Pantheon)
様々な神を祭った神殿・ローマ市に残るものが有名
・アッピア街道(Via Appia)
ローマ最古の軍道、舗装道路
・ガール橋
南フランスの水道橋、ローマ土木建築の代表作
・コロセウム(円形闘技場 Closseum)
剣奴の試合、猛獣の格闘、水をはっての模擬海戦などが行われた
・公共浴場
浴場が主体の娯楽センター、市民権所有者に安く利用させた、カラカラ帝のものが有名
[6]ローマ法
前451年 十二表法において慣習法が成文法になったことから始まる
・市民法:ローマ市民権を持つもの同士に適用される
・万民法:ローマ市民・外国人に等しく適用される
⇒ローマ市民権の拡大で両者が融合
≪流れ≫
1.同盟市戦争でイタリア全自由民にローマ市民権付与
2.3Cカラカラの勅令(アントニヌス勅令)で帝国の全自由民にローマ市民権付与
3.市民法=万民法 の考え方が生まれる(←ストアはの自然法思想)
4.6Cユスティニアヌス帝が法学者トリボニアヌスに命じて『ローマ法大全』を編纂させる
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