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皆さんにご挨拶する機会を持てることを、とても感謝しています。
長年に
渡り私の仕事に興味を持って頂き、また考慮を頂いていることは、私に
とって恩恵であり、光栄なことです。
本当にありがとうございます。今後
ともベストを尽くすよう頑張り続けてまいります。
インターネットが、自分達の感覚や信念を行使するひとつのメディアで あるところから、私はインターネット使用を選ぶようになってきています。 又、企業の製品が時に過剰パッケージなどのため、消費者がせっかく のお金を余計に使わされていることがあると感じることもあるので、そう いう点からも、インターネットには興味を持っている次第です。
Ah Via Musicomが5.1DVDで再販されることを、つい最近、全くの 第三者から知らされました。私が非常に驚いたのは、それがもう完全 にリミックスもリマスタリングも終了しており、2/12の発売に向けて出荷 準備が整っているということでした。私が事情を知った時、この発売日 は、約3週間後に迫っていたのです!
ともあれ、レコード会社からは、出荷前の商品が試聴用に送られてきた
ので、わかったことを伝えなくてはなりません。
リミックスは非常に悪い
です。本来意図されたメインのギター・トラックの代わりに、寄せ集めの
トラックが数ヶ所にみられます。
Desert RoseとTrademarkでは、リード
ギターがミックスに入っていない箇所があります。つまりその箇所は、
リードギターが不在な訳です。
Cliffs of Doverでは、Kyle Brockが弾い
てすらいない「ラフスケッチ」とも言うべきベース・トラックが使用されて
おり、しかもクレジット上の名前はKyleのままなのです!
ひどく調子
の外れたギター・トラックもいくつか使用されているのですが、もっと
問題なのは、そのいずれも、私が全く使うつもりのなかったトラック
だったという点です。
ギター・パートがダブルになっている部分もあり
ますが、それも、ダブルにするつもりは全くなかった部分です。
イン
トロAh Via MusicomからCliffs of Doverへとつながる流れも、本来は
音楽のムーヴメントを顧慮してわざとそのように書いた部分であるに
もかかわらず、一括で編集されていません。
TrademarkからNothing
Can Keep Me from Youへの流れにも、同様の誤りがあります。
High Landronsでの、「家が燃え落ちるような」フランジでの効果も、
きちんと出来ていません。
更に言うなら、全般的なギタートーンと
ミックスには、Richard Mullenと私がいい気持ちになったり、興奮し
たり、心地よく感じたりするものが、反映されていません。
この一連の事は、アーティストとも、プロデューサーとも、エンジニア とも、アーティストのマネージャーとも話し合われることなく実行に移 されてしまったものです。言い換えれば、私共は、質や内容について 全くカヤの外に放っておかれたのです。
幸い、キャピトル・レコーズは、納得できる形でDVDのリミックスを 私共がし直すことに同意しました。残念ながら、非承認ミックスの DVD約2,500枚が既に市場に出ていますが、キャピトルは、新版の リリース時点で交換に応じることにも同意しています。
今回リリースされてしまったDVDの質について、お詫び申し上げます。 私はこのDVDについて容認も許可も承認もしておりませんので、この 状況を一刻も早く是正すべく努力して参ります。
これを読んでくれて、私にとって重要なことを発言出来る場を与えて くれてありがとう。皆さんのご多幸をお祈り致します。
Very Truly,
Eric Johnson