29.横浜の東部を走るグリーンライン




全線ワンマン運転に、駅にホームドアが

設置してある、新しくてきれいな電車です

行き先表示に「グリーンライン」が

標示される10000形



中山駅で折り返す10000形日吉行き

大江戸線同様、リニア式電車です

平成26年10月30日は地元横浜の仕事で、横浜市交通局のグリーンラインに乗りました。これでグリーンラインは、すべて走破しました。。。

横浜市営地下鉄は、海側を走る「ブルーライン」と、横浜東部の山側を走る「グリーンライン」の2路線があります。

このグリーンラインは、いろいろな市の政治の風当りに耐えながらも、平成20年3月に開通して6年が経ち地下鉄職員の集客努力で順調に営業をしている地下鉄です。
ある交通局の職員に聞いた話では、監督官庁である国土交通省が、「JRや私鉄に乗り入れしない地下鉄の規格はリニア式でないと建設許可を出さない」と指導されたそうです。

監督官庁の指導では交通局も設計変更せざる得なかったとのこと。同時期に申請した都営大江戸線も同じ指導をされたみたいです。
確かにリニア式は建設コストは安く抑えられますが、開通後の設備メンテナンスコストは、通常の地下鉄のコストより2割程度高価になるそうです。それに電気エネルギーもブルーラインに比べると、リニア電磁石の電気損失が供給が100とするとエネルギー利用が80程度で、2割程効率が悪いそうです。
お役所の指導はメンテナンス・エネルギーコスト負担を増やす結果になったそうです。ひどい話です。

他にも元横浜市長だった某いい加減男は、このグリーンラインの建設中止も公約の一つに掲げて市長に当選しましたが、環境上開通せざる得なかったので、渋々建設を再スタートさせた経緯もあります。その代り交通局イジメが酷かった様です。

何はともあれ、現在は先に書いたように交通局職員の努力によって乗客数も増えて、最近では新車を増備してダイヤ改正で運転本数を増やすまでに成長しました。

現在は日吉駅(東急東横線)から中山駅(JR横浜線)までですが、今後は中山駅から二俣川駅(相鉄線)⇔上大岡駅(京急・ブルーライン)⇔磯子駅(JR根岸線)と日吉駅から鶴見駅(JR京浜東北線)を結ぶ横浜環状計画があります。
まだまだ、発展するグリーンラインです。