映像のこだわりについて。。。


中学に入って初めてビデオデッキを見ました。当時としては素晴らしい文明開化で

当時はTV番組をテープで撮り貯めておくなんて考えもつかなかったくらいです。

そしてすぐに放送部に入って自分たちで「ドラマ」を作ったり、「ドキュメンタリー」を

作ったりと、仲間を誘ってはビデオデッキとビデオカメラを使って遊んでました。

それからしばらくして友達が当時としては最新鋭の「SONY βMAX」を購入

皆で録画したTVを見に行きました。そう、今は無きベータービデオです。。。

その画像と言ったら素晴らしく綺麗で、当時オンエアしていた「大都会PART3」を観て

皆で感動をしていました。当時一般家庭でビデオデッキを持つなんて贅沢だったんです。


高校に入り2年生の時に1年生でバイトしたお金で購入したビデオデッキ「日立マスタックス

当時はもうVHSが主流になり、特にHi-Fiビデオが憧れの的でした。。。

そしてついに憧れのHi-Fiビデオを購入して、大満足でした!しかし、その感激つかの間・・・

どうも初期不良品らしく、トラッキングが不安定になり画質もイマイチ・・・ 

何度修理に出しても結局直らずじまい。仕方なしに親が普通のSHARP製のビデオデッキを

ディスカウントショップで購入し、Hi-Fiビデオで録画してSHARPで観るという

不思議な使い方をしてました。ただし市販のテーブは普通に観られると言う不思議な現象も。

そして段々と映画に興味が出始め、レンタルビデオに通うようになり

2台のビデオデッキは、フル回転で動くようになりました。そしてレーザーディスクなるものが出現!

またまたそちらに目が映り、「就職したら、絶対に購入するぞ!」と心に誓いました。


そして就職をして給料が貰えるようになった冬のボーナス!

とうとうSONY製レーザーディスクプレーヤーを購入!!

当時はPIONEER/SONYのレーザーディスクとVictor/Panasonicのビデオディスクプレーヤーが

シェアを争って大商戦をしている最中で、僕は文句無しに光で読みとるレーザーディスクを選びました。

今で言えばPIONEERがDVD-RWでPanasonicがDVD-RAMで商戦しているのと一緒かな。

こちらの方はPIONEER/SONY/RICOが手を組んでDVD±RWを開発したので

またまたPanasonicの敗退の兆しが・・・ 基本的に僕はPanasonicは嫌いだからいいのだけど。

話を戻してレーザーディスクを購入し日立マスタックスの外部入力へ接続!

初めて購入したソフトは、今は無き京浜百貨店で購入した「ビバリーヒルズ・コップ」!

出てきた映像はビデオテープと比較すると、ノイズが無く素晴らしい高画質!!

先に購入したPIONEERのミニコンポに音声は繋げてあるので、ドルビーステレオで

最高の状態で映画を楽しむことが出来ました。しかしまだ会社の寮に居たので実家に置くしか無く

ビジュアルライフを過ごすには、まだ3年ほど待たなければなりませんではした。


3年ほど経って寮も一人部屋を与えられてからは、もう歯止めがききません!

実家にあったレーザーディスク(以降LD)を寮に持ち込み、当時の最新鋭のビデオデッキ

S−VHSとS映像対応のテレビSONYトリニトロンを購入!

当時S−VHSは23万もしたんだけど、コツコツ貯めて購入しました。しかし、ここでも・・・

三菱ファンタス」S−VHSを購入したのですが、確かに画質はほどほどなのですが

Victorのビデオデッキに比べると、かなり画質が劣るのです・・・

こればかりは値段が値段なので直ぐに三菱へクレームをしたのですが、今の技術では今以上の

高画質は無理との事・・・ 雑誌では最高の高画質で評判が良かったのに裏切られた感じでした。

それからかなぁ〜 製造メーカーにこだわるようになったのは。

今では必ず決まったメーカーしか購入しません。


それから数年後に「ビデオはVictor」のキャッチフレーズでも高画質に定評のあるVictor HR-S7700

を購入!SONYのトリニトロンとの相性も良く、S−VHSの性能を発揮して素晴らしいビデオライフ

が送れるようになりました。その品質は素晴らしく、いま撮り貯めたビデオテープをDVD-Rにする

作業を進めていますが、このHR-S7700で撮ったビデオテープは今でも綺麗に再生されます。

15万位したんですが、いま使っているS−VHSVictor HR-S300に引けをとりません!

そしてS−VHSが2台揃ってまたまたビデオライフが始まって行きます。


しばらくしてLDが壊れて再生しなくなったため、今あるPIONEER CLD-K77Gを購入!

今度のLDはSONYと違ってS端子装備! 早速S−VHSに繋げて再生をすると今まで以上に

ノイズの少ない素晴らしい映像が見られました。しかしこの頃から世間では光ディスクレコーダー

が噂となり業務用ではでているが、一般向けにはまだまだ製品化には高価すぎる夢の

レコーダーの開発が進んでいる様でした。この頃はまだDVDの言葉もありません。


それからしばらくはバブル経済まっただ中! 仕事に熱中して趣味を忘れ、転職しては

仕事を覚えるために趣味なんて考えもしなかった。しかしここ数年、やっと落ち着くようになってから

秋葉原を歩いていると、なんと世の中はパソコンブームに入りデジタル化が進んでいるではないですか!

そしてある店に入るとLD売り場は無くなり、DVDなる物が売っている・・・

それを手にとって見るとCDサイズの映画ソフトではないですか!! これは驚きました。。。

自分の持っているPCではDVDが見られないので、ボーナスを利用してDVD対応のGatewayを購入

直ぐにDVD音楽ソフトを購入して観たが画質が良く解らず、取り敢えずそのままにしておいた。

しかし10年使ったSONYトリニトロンがさすがに壊れてしまい、新しいTVが必要となり家電店にて調査

そして探し当てたTVが当時最新技術のSONY-WEGAだった。デジタル対応の次世代TVと言うことで

その場で即決断! 初めてのフラット画面に最初は違和感があったけど、画質は本当に綺麗だった。

そしてPIONNERのDVDプレーヤー DV-500を購入し、デジタル端子D1に繋げて観た画像は

素晴らしかった! LDの画質を遙かに上回りノイズがない!! 人物や物の輪郭がハッキリ写り

デジタルとはこう言うものなのかと、度肝を抜かれました。ちなみにLDの映像信号はアナログです。


それ以来というもの常にDVD売り場へ足を運んでは、気に入った映画を見つけてシネマライフを

楽しんでいましたが、PIONEERからDVDレコーダー発売のニュースが入ってきました!

LDが録画出来ないかと願って数年、やっと技術も進化しテープの時代も終わりを告げようとしていました。

しかしここである不安が・・・ 「初期不良」今までのビデオデッキで失望させられた原因の一つ。

今回もそれで失望してはと思い、取り敢えず初期型の購入は控えた。それが正解だったのか次の機種

PIONEER DVR-7000を購入!!初めてDVD-RWに録画をしてみると、もう感激ものでした!!

高画質モードではTVをそのまま観ているようで、ノイズは一切無し!!

ここで初めて「LDに録画が出来たら」と言う自分の夢がDVDと言うメディアで叶いました!

高校の頃からアルバイトをして欲しかったビデオデッキからもう、20年以上経つのかな・・・

親に頼んでもオーディオ一つ買って貰えず、頼みこんで買って貰ったステレオラジカセから始まり

あとはバイト・仕事をして自分の収入に合わせて増やして来たこの趣味。

ちょっと贅沢かもしれないけど、今ではDVD無しの生活なんて、あり得ない感じです。。。