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3:「気功法との出会い」
 いきなり「ぶっ飛び」ですが、気功法のお話をいたします。起承転結の「転」です。

 私が中学生の頃です。文化祭が近いという時期でした。学校の帰りに友人のXX君が「俺はオーラが見える」と言い出しました。 確か、超能力か心霊現象のTV番組が放送された後だったと思います。当時、私はとても素直で純真だったために(「らんぽう君」のイメージ) その話を聞いてオーラを見る方法を教えてもらいました。それによると、暗闇で両手の指と指を近づけてその隙間を見るということでした。

 さて、文化祭が始まりました。生徒は、体育館に椅子を持って集合です。演劇部(?)の発表を見るためです。 電気を消されカーテンを全て閉ざした暗い体育館内は、オーラを見るにはもってこいの場所となりました。 決してその演劇がつまらなかった訳ではありませんが、演劇の間中こっそりと「暗闇で両手の指と指を近づけてその隙間を見る」という行為を続けていました。

 もちろん、色残像以外は何も見えませんでしたが、そのうち奇妙なことに気がつきました。指と指を近づけるたびに、斥力を感じるのです。 磁石の同極を近づけたときの感覚です。むむむ、と思いました。これは何だろう?

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