Y33セドリックグランツーリスモアルティマというクルマ
平成7年6月に発表されたY33型セドリック、中でもスポーティーなフロントマスクと日本のアッパーミドルクラスセダンとしては異例に引き締められたられた脚を与えられたのが、グランツーリスモシリーズである。彼らの特徴として挙げられるものの一つに「丸目4灯ヘッドライ」トが挙げられるだろう。先代のY32型グランツーリスモで採用された丸目4灯は異型ヘッドライト主流の日本車の中にあって非常に新鮮かつスタイリッシュであった。この丸目4灯マスクはY33型グランツーリスモにおいてより洗練され立体的な形となって継続採用された。もう一つの大きな特徴は「走り」である。トルクフルでスムーズに吹け上がるVQエンジン、速度を増すごとに体感できる高速直進安定性、ワインディングも軽やかにこなす素直なハンドリング性能etc・・・、ミドルクラスのスポーツセダンと比べればまだまだマイルドではあるが、このクラスのセダンの中では数少ない「走って楽しいクルマ」の中の一台と言えるだろう。
Y33 CEDRIC GranTurismoULTIMA のスペック
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| 車両型式 : ニッサン E−HBY33 | |
| 全長 | 4875mm |
| 全幅 | 1765mm |
| 全高 | 1425mm |
| ホイールベース | 2800mm |
| トレッド 前 | 1500mm |
| トレッド 後 | 1495mm |
| 最低地上高 | 145mm |
| 車両重量 | 1590kg |
| 最小回転半径 | 5.5m |
| エンジン型式 : VQ30DET | |
| 種類・シリンダー数 | DOHC・V型6気筒 |
| シリンダー内径×行程 | 93.0mm×73.3mm |
| 総排気量 | 2987cc |
| 圧縮比 | 9.0 |
| 最高出力 | 270PS/6000rpm |
| 最大トルク | 37.5kg/3600rpm |
| 燃料過給装置 | ターボチャージャー付ニッサン EGI(ECCS) |
| 諸装置 | |
| 駆動方式 | 後輪駆動(FR) |
| ステアリング形式 | ラック&ピニオン式 |
| 懸架方式 前 | 独立懸架ストラット式 |
| 懸架方式 後 | 独立懸架マルチリンク式 |
| ブレーキ 前 | ベンチレーテッドディスク式 |
| ブレーキ 後 | ベンチレーテッドディスク式 |
やっぱり Y33 が好き
「国産ビッグセダン」 見られることを意識した圧倒的な存在感を持ったデザイン、重量級ボディを軽々と加速させる力強いエンジン、移動することを一つの喜びに変えてくれる室内空間、単なる移動手段として作られた車達には無いものが彼らにはあります。そんな彼らを全身で操り、ワインディングをクリアして行く時、何とも言えない爽快感が湧いてくる・・・。速く走ることを第一目標に作られたスポーティーカー、デザイン・パッケージング・走行性能がバランス良くまとめられている欧州車など、魅力のあるクルマは沢山ありますし、私も興味があります。しかし、不器用ながら他には無い独特の世界を持った国産ビッグセダンに私は大いなる魅力を感じます。私はそんな”彼ら”が大好きです。
数ある国産のビッグセダンがある中で、セドリック・グロリアが好きな理由・・・強いて言えば、頑張るマイノリティーに対する応援でしょうか。ご存知、このクラスのセダンにはクラウンという揺るぎない巨人が存在します。車格的に同一で両者は好敵手と言われますが、販売台数ではセド・グロは常にクラウンより大きく下まわるという状況・・・これからもこの状況は変わらないでしょう。しかし、これはセド・グロにとって幸運だったのかもしれません。常にシェアトップを堅持すべく、万人受けする保守的なモデルチェンジを続けて行かざるを得ないクラウン、対してさらなるシェアの拡大を目指し、セド・グロらしさを保持しつつ代を重ねる度に意欲的なエクステリアデザイン&メカニズムを採用し進化してきたセド・グロ。そんな所に魅力を感じたのだと思います。
ちなみに、我が家のY33は私と父親との共用です。主に平日に仕事で利用する親父、主に週末にレジャーで利用する私。お互いに費用を負担し合うことで、たまにしか乗らない自分専用の一台を所有するよりも断然安くY33のある生活を楽しんでいます。ただ、チューンUPについては「ノーマルで十分だ」との親父の主張から改造費用は全て私持ち。しかし、「仕事先で格好良いタイヤですねって誉められちゃったよぉ」「前よりハンドリングがシャープになったねぇ」と、私のチューンにまんざらでもない様子。担がれているのか俺?ともあれ、二人ともY33グランツをとても愛しております。
厳つい顔立ちが原因なのか、世の中「セド・グロ=VIPカー改造のベース」という考えが一般的なようです。しかし、私は「VIP改造」には全く興味がありません。我が家のY33はスポーティーにチューンして行こうと考えています。現在は走行性能の向上を目的としてメカ関係のモディファイを行っています。一方、エアロパーツですが・・・、Y33用エアロは数多く出回っているものの、グランツのスポーティーイメージを引き立たせるような格好良いエアロが殆どないのが現実ですね。純正エアロでさえ、ヤンキーテイスト溢れる惨憺たる形状(販売側からの要請なのでしょうけれど、メーカーのデザイナーは泣いているだろうなぁ。)。況や社外品をや・・・って感じです。そんな中、例外的にIMPULのエアロキットはスポーティーで格好良いですね。また、サイドスカートに限って言えばEVOLUTIONのV1が秀逸です。現在の純正バンパーが経年劣化してきたら、それらのエアロを装着しても良いかなと考えています。
下の図の青い丸印部分をクリックしてください。我が家のY33各モディファイ箇所の説明が現れます。
(サスペンション関係
)

| 96年オートサロンで撮影した633S |
新車発表があると、銀座にある日産本社に行って、そのお披露目を見たりすることがあるのですが、その日はたまたま近くに用事があり、ついでに何気なく本社に立ち寄ったのです。すると、正面玄関にIMPUL633S(IMPULプロデュースのY33グランツ)が停車していました。しかもショールーム内は黒山の人だかり・・・「なんだろ?」と入ったところ・・・目の前には泣く子も黙る日本一速い男星野一義が!その日は丁度、星野氏がプロゴルファー(たしかジャンボ尾崎氏だと思いました)にY33シーマのIMPUL仕様をプレゼントするという企画だった様で、Y33シーマを前に星野氏と尾崎氏がトークショーを行っていたのでした。知っての通り星野氏はIMPULの代表です。どうやら正面玄関前に停めてあったIMPUL633Sは星野氏のものだったみたいです。GT−Rなどではなく、Y33で乗り付ける所が格好良いですよね。
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