HZ512 A-3 |
- 日時: 2003/12/07 18:42
- 名前: JA4TWZ 岩本
- コンデンサ3本が直列につながっているときの全体の耐圧を求める問題です。
コンデンサの静電容量はそれぞれ10[μF]、20[μF]、50[μF]で、耐電圧はすべて100[V]です。
◎考え方のポイント コンデンサの直列接続では、それぞれのコンデンサに蓄えられる電荷の量は等しく、 静電容量が最小のものに最大の電圧がかかります。
◎必要な公式 Q=CV
◎解き方 ここでは10[μF]のコンデンサC1に耐電圧ぎりぎりの100[V]がかかっている状態から考えていきます。
このとき、C1に蓄えられている電荷Qは Q=CV=(10*10^-6)*100=1000*10^-6[Q]、 両端の電圧V1は前提条件により当然100[V]ですね。
つぎに20[μF]のコンデンサC2の両端の電圧を計算します。 Q=CV を変形して V2=Q/C=(1000*10^-6)/(20*10^-6)=50[V]
同様に50[μF]のコンデンサC3の両端の電圧V3は、 V3=Q/C=(1000*10^-6)/(50*10^-6)=20[V]
直列に接続された3本のコンデンサ全体の電圧はそれぞれの電圧の和ですから V1+V2+V3=100+50+20=170[V] となります。
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